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韓国の屋上が緑色に塗られる理由は?

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防水剤の80%が緑だから
米はグレーや黒、ポルトガルは赤


昨年5月、韓国を訪問したハリウッドスターのウィル・スミス氏がソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)にソウルの写真を掲載した。高い所から見下ろすように撮影したが、建物の屋上がほとんど緑色になっている。写真を見た外国人たちは「韓国には屋上庭園があるのか。韓国はロマンチックな国だ」などと賛辞を送った。このように韓国の建物の屋上は緑色が多い。なぜだろうか。

理由は防水剤にある。建物の屋上には雨漏りに備えて防水剤を塗るが、韓国の建物の屋上に塗られた防水剤はそのほとんどが緑色をしている。

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では、なぜ緑にこだわらなければならないのか。専門家たちは、緑が安らぎと安定を与えるからだという。KCCテクニカルサポート部の関係者は「緑は疲れ目にも効果があり、かといって華やかさも失わず、同時に安定感もある。ずいぶん前から韓国では屋上の床に緑の防水剤を使ってきた」と説明した。色は緑に限ったわけではなく、灰色も使用されている。韓国人は昔から白が好きだったが、白は光の照り返しがある上、汚れるのも早いため、やや暗い灰色を使用する。ある防水剤生産メーカーの関係者によると、緑と灰色の割合は約8対2だという。

いつから屋上の防水剤の色が緑になったかは定かでない。ただ、その影響は日本から受けたと推測される。国土部の関係者は「光復(日本の植民地支配から解放された日)後、建築関連の技術はほとんどが日本から伝わってきたが、防水剤の色も日本の影響を受けたようだ」と説明する。

屋上だけではなく、地下の駐車場やガソリンスタンドの床にも緑色が使用されるケースが多い。屋上と同じ理由でもあるが、使用されているのは防水剤ではなく床材だ。防水効果もさることながら、自動車などの重みにも耐えられるように堅い材料が使用されている。ところで、駐車場やガソリンスタンドなどには、屋上よりも緑が使われるケースが少ない。KCCの関係者は「地下の駐車場やガソリンスタンドは屋上よりも人目に付きやすいため、それぞれの好みに合わせて多彩な色を使用する」と話した。

海外にも緑色の屋上が多いが、韓国ほどではないという。米国には緑だけではなく、グレーや黒も存在する。ところで最近では屋上を白くするケースも少なくないという。白くすれば、太陽光を反射して建物の温度の上昇を防げるため、冷房費の支出を抑えることができるというわけだ。

日本でも屋上の色として緑が使用されるケースが多い。日本では特に、屋上に芝生を敷いて、緑の庭園を演出する傾向にある。ポルトガルでは建物の屋上が赤で覆われるケースも多いという。建物に使用される資材が土やセラミックスでできているためだ。

ところで、全世界共通で建物の屋上が緑色になっている部分がある。ヘリコプターが離着陸する高層ビルの屋上ヘリポートだ。ヘリコプターのパイロットたちの目に最もよく入ってくるのが緑であるためだ。韓瑞大学ヘリコプター操縦学科のチェ・ヨンチョル教授は「昼の太陽光が建物のコンクリートに反射するとパイロットには白く見えるが、白に比べて一番よく目立つのが緑」と説明した。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2013/12/08/2013120800160.html



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[ 2013年12月08日 10:11 ] カテゴリ:韓国社会 | TB(0) | CM(0)
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