韓国経済News

菅直人首相の“最後っ屁”に猛反発が起きている。先週末、福島第１原発事故で発生した放射性物質に汚染された土壌やがれきについて、福島県内に中間貯蔵施設を設置したいとの考えを表明したのだ。県民感情を無視した、根回しゼロの菅独断政治。民主党内は代表選で盛り上がっているが、不人気首相はどの陣営からもお呼びがかからないという。


「突然の話ではないか！　非常に困惑している」

福島県の佐藤雄平知事は２７日、菅首相と県庁で会談した後、こう記者団に不快感を示した。当然の反応といえる。

菅首相は何の事前調整もなく、佐藤知事との会談で、「国としては福島県内で生じた汚染物質を適切に管理・保管する中間貯蔵施設を県内に整備することをお願いせざるを得ない」と要請したのだ。

「退陣間際のだまし討ち」といわれても仕方ない手法。原発事故直後、菅首相の女房役である枝野幸男官房長官が「ただちに健康に影響はない」と繰り返し、後で重要な情報を小出しにしてきたのと似ている。

菅首相はまた、原発周辺に設定した避難区域について、「放射線量が高い地域で住民が長時間にわたり居住や帰還が困難な地域が生じてしまう可能性が否定できない」と説明。「福島の皆さんに心からおわび申し上げたい」と陳謝したが、福島県民には空々しく聞こえたのではないか。

永田町でも、菅首相は敬遠されつつある。代表選が激化した先週末も、どの陣営からお呼びがかからず、都内の知人宅を訪れたり、映画を観賞するなど寂しい日々。

会食相手も、２６日夜は東京・赤坂のすし店で辻元清美首相補佐官。前夜の２５日も赤坂の日本料理店で、元衆院議員の高見裕一氏や保坂展人・世田谷区長と会食するなど、気心の知れた旧社民党系など身内ばかり。


自業自得なのか。

（ZAKZAK）




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