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2014年も、「円安」で決まり! 怖いのは、フランスと「じぇじぇカーブ」!?

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2013年、1ドル=80円台後半からスタートした、ドル/円相場は、105円台の円安水準に達しました。この間、20%以上も、ドル高が進んだことになります。このまま2014年もドル高で突き進むのでしょうか。それともどこかで大幅調整が入るのでしょうか。

草食投資隊の為替の見立てを伺います。

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藤野 前もちょっとだけお話ししましたが、草食投資隊の新しいネクタイができました。

中野 僕らは草食投資隊セミナーで出掛ける時は、おそろいのネクタイをしています。「草食投資タイ」ということで。

渋澤 今までしていたのは、使いすぎてボロボロになったしね。リニューアルをしようかと。

藤野 で、今回はデザインも新たに草食投資タイができあがり、僕らがするだけでなく一般売りもしてみようかと考えている次第です。

中野 いくらで売るんですか。

藤野 これ、定価は1万2600円。デザインも、素材もしっかりしています。

渋澤 割引は?

藤野 あります。9900円くらいで販売しようかと考えているところです。

中野 どこで売るんですか。

藤野 まあ、これからいろいろ考えるのですが・・・。「東洋経済オンライン」さんでも販売してもらいましょうか。

編集 あ、編集担当です。はい、では早速、検討させていただきます。いましばらくお待ちください!

中野 では、そろそろ本題に移りましょうか。2014年もキーワードになりそうな、為替を取り上げたいと思います。

渋澤 2013年の5月にも円安が進んだじゃない。それと今回と何が違うのかな。

中野 きっかけは米国の金融政策ですね。「テーパリング」という言葉がよく用いられていますが、要は量的緩和の縮小開始を発表したのが、ドル高につながったということですよね。

渋澤 うん。それはわかるのだけど、5月の時も量的緩和の縮小をほのめかしたよね。あの時は一時1ドル=103円台から93円台までドルが急落しているのに、今回はドル高が進んでいるわけで、この反応の違いってどこから来るんでしょうね。

有終の美を飾った、バーナンキ議長

藤野 投資家の学習効果もあるんじゃないでしょうか。

中野 今回は米国経済の足腰が強くなったということを、素直に評価しているように思えます。実体経済の回復色が強まり、マインドも変わってきたのではないでしょうか。今回は対円だけでなく、他の通貨に対してもドル高が進んでいます。つまり円安というよりもドル高色が強いわけで、それはテーパリングの実施=米国経済の回復への足取りが、今まで以上にしっかりしてきたものと市場が判断しているわけです。

渋澤2012年の秋口から2013年の春先にかけては、日本のアベノミクスと異次元金融緩和が材料視されて、円がどんどん売られました。この時、ヘッジファンドなどの投機筋の大量の円売りポジションが積み重なっていたと思います。ところが、FRBが5月に突然量的緩和を縮小するなどとほのめかしたものだから、金融の引き締め局面が訪れると認識して、いったんポジションを閉じたと推測できますね。その調整を経たので、今回は前回のようにドル売りのポジションが積み上がっていなかったのかもしれないですね。だから、特に円を買って手仕舞う必要もなかった。だから、為替市場は円安に触れやすい環境だったのかもしれないですね。

藤野 いずれにしても、バーナンキFRB議長は有終の美を飾りましたよね。リーマンショックの直後、FRB議長に就任して、目の前に迫った危機を打開すべく思い切った量的緩和に出た。そして景気も金融市場も安定させて、最後はテーパリングで終わる。実に美しい。バーナンキさんは名議長として、後世に名を残すでしょう。

渋澤 前FRB議長だったグリーンスパンは逆でしたよね。一時は市場との対話のうまさから、グリーンスパンマジックなどともてはやされたけれども、結果的にはリーマンショックの元凶とまで言われてしまいました。

中野 でも、このままドル高は進むのでしょうか。2月には再び「財政の崖」問題が出てきますよね。

藤野 米国は見る人の立場によって大きく変わるみたいですね。たとえばミクロで見ている人は楽観的ですが、マクロで見ている人、政治寄りの人は悲観的です。ここが面白いところなのだけれども、起業家の観点から見れば、米国経済って本当にすごいと思いますよ。だって、新たな産業がどんどん現われて、優秀な人材が輩出され、そこにベンチャーキャピタルなどの金融がリスクマネーを供給し、企業が育ち、新たな雇用の場を創り出していく。その意味で、米国経済は本当にすごい。

2014年のリスク要因は、フランス

中野 一方で、欧州はまだ波乱含みですよね。特にフランスは労働市場の硬直化が著しくて、労働者の権利が過保護なまでに守られています。これではコストカットができず、労働生産性を上げることができない。従業員の給料も、経営者が決めることができず、基本的に労働組合に決定権があるという状況ですから、労働市場改革が必要でした。本来、オランド大統領は労働市場改革を訴えて登場したわけですが、現実問題、労働市場の改革がまったく進んでいません。このままだとフランス競争力は低下する一方です。2014年の世界経済にとって、フランスの問題はリスクファクターのひとつになるでしょう。

藤野 フランスはオランドさんを大統領に選んだこと自体が間違いだったと思います。

渋澤 ドイツは大連立政権が誕生して、メルケルさんは続投になったけれども、ユーロ全体で見た場合、ドイツだけが良ければいいのかという問題の解決策はなかなか見えないですね。その意味では、まだユーロは波乱含みの展開というところでしょう。

中野 とにかく、米国の強さが際立っています。でも、日本国内に目を向けると、円安になれば万々歳というわけでもないですよね。生活者の視点で考えれば、円安になるほど円の購買力が落ちるわけですから。

渋澤 政府関係者にとっても、あまり望ましくはないようですよ。例えば、日本政府の海外での活動に使っているお金はドル建てですが、予算は円建てで前年比と比べます。だから、同じ水準のドル金額でも、予算は20%増になってしまいます。

中野 円安になると輸出産業が潤うと言われていますが、実体はどうなのでしょう。

藤野過去20年、25年のスパンで見ると、ドル円って1ドル=80円から120円の間を行ったりきたりしているだけなんですよね。確かに、1ドル=75円台をつけた瞬間は、「さらに円高が進む」、「1ドル=50円だ」などという議論も聞こえてきましたが、その後はご存じのように1ドル=110円に向かって円安が進んでいます。結局、一方的に円高が進んでいる状況ではなく、長い目で見れば非常に幅広いレンジの中で推移しているだけに過ぎません。にもかかわらず、日本の輸出企業の競争力が低下しているのだとしたら、それは円高以外の要因があると考えるべきでしょう。そういう輸出企業は、今後、円安が進んだとしても、恐らく競争力を回復できずに終わるでしょう。つまり、すべての輸出企業にとって円安がポジティブ材料であるとは限らないということです。

中野 円安であろうが無かろうが、競争上の優位性をきちっと確保してきた企業であれば、この円安は追い風になるということですね。

実は、内需企業が恩恵を受けるアベノミクス

藤野 ただ、今回の景気回復局面を見ていると、円安だから輸出産業によって引っ張られていると考えるのは、いささか早計かも知れませんね。だって、アベノミクスで輸出が伸びているのかというと、決してそうではないのですから。じゃあ、何がアベノミクスで良くなったのかというと、内需なんですよね。

渋澤内需って、たとえば?

藤野 銀行、不動産、百貨店、物流、外食などです。2012年の冬にアベノミクスが始動した頃、ある外食産業の経営者が「ステーキが売れ始めたから景気は回復する」と言っていたんですよ。この時はまだ所得が上がっていたわけではない。しかも、株価は上がり始めていましたが、その外食チェーンに来るお客様の大半は、恐らく株式投資をしていないでしょう。資産効果の恩恵を受けているわけでもない人たちなのに、ステーキを食べ始めた。つまり、アベノミクスで気分が良くなり、消費をし始めたわけです。それが、今回の景気回復につながっている面はあります。

渋澤 僕自身は円が今後、どのタイミングがわからないけれども、非常に厳しい状況に追い込まれていくと思う。確かにアベノミクスの効果は出ていて、景気回復期待は強まっているけれども、マクロ的に見れば、政府の債務がどんどん増えている。今から15年ほど前、政府債務がGDPと同額になった時、「これは危険だ」という声が方々から上がったけど、今は対GDP比で240%台と指摘されているからね。この状況をどう考えれば良いのか。しかも、発行された国債の大半は日銀が買い取るという仕組みになっている。理論的に大丈夫という声があるけども、子供の眼から見たら「王様は裸だ!」と言うのではないでしょうか。

中野 政府の借金は「これだけあると危険水域」というような絶対的な基準がありませんからね。巨額の債務を抱えていたとしても、結果的に国内で上手くファイナンスが出来れば、問題ないということになります。ただ、このままだと段々麻痺して、気が付いたらとんでもない状況に陥っているという恐れはあります。

債務問題がクローズアップされた時のリスクに注意

渋澤 過去の政府債務の額を見ると、1944年に対GDP比で266.9%まで上昇しています。その2年後には73.5%まで低下しているけれども、単純にいえば、これは政府の借金の棒引きです。この時代に、最大の被害を被ったのは日本国民、特に預金者ということになりますね。今の政府債務を対GDP比で見ると、「歴史は繰り返す」と言えるのか、「そんなこと言ったらおしまいだよ」で軽く片付けるのか。100年前後の単位でチャートを見ていると、貿易収支と為替の効果を主に示した「Jカーブ」じゃないけど、Jの字が2つあるように見えるわけ。これって、2013年の流行語になぞらえると、「じぇじぇカーブ」じゃないかって(苦笑)。まあ、とにかく、今はドル高に目が向いているけれども、このまま借金が増え続けると、どこかの時点で円安がクローズアップされる恐れがありますね。そうなったら、円安に歯止めが効かなくなるでしょう。

中野 藤野さんは1ドル=110円超という見方ですよね。

藤野 今の時点で1ドル=105円前後だから、110円は全く違和感ありません。120円となると、ちょっとハードルが高いかなという気もしますが、110円は射程距離です。もっとも、渋澤さんが言うように、日本の債務問題がクローズアップされれば、円安に歯止めが効かなくなるリスクは想定しておく必要があるでしょう。

渋澤 いずれにしても、草食投資隊のコンセンサスとしては、今後もドル高・円安が続くということのようだね。

http://money.jp.msn.com/news/toyokeizai-online/2014%e5%b9%b4%e3%82%82%ef%bd%a4%ef%bd%a2%e5%86%86%e5%ae%89%ef%bd%a3%e3%81%a7%e6%b1%ba%e3%81%be%e3%82%8a%ef%bc%81-%e6%80%96%e3%81%84%e3%81%ae%e3%81%af%e3%80%81%e3%83%95%e3%83%a9%e3%83%b3%e3%82%b9%e3%81%a8%e3%80%8c%e3%81%98%e3%81%87%e3%81%98%e3%81%87%e3%82%ab%e3%83%bc%e3%83%96%e3%80%8d-1?page=0


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[ 2013年12月31日 22:46 ] カテゴリ:日本経済 | TB(0) | CM(0)
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