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現代・起亜自、鋼板使用で輸出車と「差別待遇」!!

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現代・起亜自動車が2006年まで欧州、北米向けの乗用車には腐食防止性能が優れた亜鉛めっき鋼板を70%使用していたのに対し、韓国国内向けには通常の鋼板を使用する「差別待遇」を行っていたことが明るみに出た。

2007年以降も、韓国国内向け車種は亜鉛めっき鋼板の使用割合が輸出車をはるかに下回っていた。亜鉛めっき鋼板は通常の鋼板に比べ15%ほど割高だ。

現代・起亜自はこれまで「輸出向けと韓国国内向けで鋼板が異なるのではないか」との消費者の疑問に対し「技術的にあり得ないことだ」と完全否定していた。しかし、実際には鋼板の厚さこそ同じだが、腐食防止性能には差があったことになる。

本紙が入手した現代・起亜自の「販売地域別防錆(ぼうせい)基準」と題する文書(2010年まで適用)によると、北米、欧州は亜鉛めっき鋼板を70%以上使用しなければならないとされているが、韓国は亜鉛めっき鋼板を使用しなくてもよい地域に分類されていた。

現代・起亜自は07年から消費者の不満が集中する一部車種に限り、韓国でも亜鉛めっき鋼板を採用した。昨年2月に発売された「ジェネシス」「エクウス」のオートマチック8段ギア採用モデルからは、韓国を「準防錆対策地域」に格上げし、亜鉛めっき鋼板を40%以上使用し始めた。車体の腐食に対する無料保証期間は、北米が7年、欧州が12年だが、韓国は一般保証期間(2年・走行距離4万キロまたは3年・6万キロ)とされ、購入後4-5年で車体が腐食しても、保証対象ではなかった。

現代・起亜自は「鋼板使用基準の差は、地域別の降雪量、塩化カルシウム使用頻度などを総合的に検討した結果で、韓国の場合は、都市化の進行で、塩化カルシウムの使用頻度が高まったため、『準防錆対策地域』に格上げした。日本のトヨタ自動車も同様の区別をしており、それを消費者差別とはいえない」と主張した。

しかし、韓国消費者院が受け付けた車体腐食関連の苦情は、現代・起亜自に集中している。

今年1-4月の車体腐食関連の苦情件数は123件で、うち98件を現代・起亜自が占めた。輸入車とルノーサムスンは1件もなかった。また、消費者院が無償修理を勧告したケース8件のうち6件が現代・起亜自だった。

このほか、消費者院が06-11年に車体腐食に関する消費者の苦情に基づき、無償修理を勧告した118万2664台のうち、84%に相当する99万6319台が現代・起亜自、残りが韓国GMと双竜自動車だった。

確かに現代・起亜自は韓国国内シェアが70-80%に達するため、消費者の苦情件数が多い点は理解できる。しかし、輸入車とルノーサムスンにはそうした苦情が1件もなかったのとは好対照だ。自動車業界によると、各社の亜鉛めっき鋼板使用割合は、ルノーサムスンが全車種で70%、韓国GMは最高50%、双竜自が最高40%で、現代・起亜自より高かった。輸入車では、フォルクスワーゲン、アウディなど欧州系メーカーが亜鉛めっき鋼板を100%使用している。

現代・起亜自は「気候によって、バッテリー、エアコン、冷却水、ワイパーなどの仕様が異なる。それを国内仕様車に対する差別とはいえない」と説明するが、業界からは「血がにじむコスト削減努力の結果起きたことだ」との説明が聞かれる。自動車業界は、亜鉛めっき鋼板を採用すれば、乗用車1台当たりの生産コストが5万ウォン(約3380円)以上上昇すると分析している。

韓国自動車品質聯合のキム・ジョンフン代表は「国産車に腐食問題が多く発生する理由は、亜鉛めっき鋼板の採用比率に大きな差があるためだ」と断言した。

(朝鮮日報)



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[ 2012年05月31日 14:16 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(1) | CM(0)
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現代・起亜自動車が2006年まで欧州、北米向けの乗用車には腐食防止性能が優れた亜鉛めっき鋼板を70%使用していたのに対し、韓国国内向けには通常の鋼板を使用する「差別待遇」を行っていたことが明るみに出た。2007年以降も、韓国国内向け車種は亜鉛めっき鋼板の使用割合...
[2012/05/31 19:06] まとめwoネタ速neo
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