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中国人観光客“暴走”マナー違反に歯止め必要

シンガポールの「ザ・ストレーツ・タイムズ」は3月15日、ミクロネシアの島々からなるパラオ共和国に中国人観光客が多数押し寄せ、現地の人が対応に苦慮していると報じた。大声で騒いだり、海にごみを投げ捨てるほか、サンゴを破壊する者もいるという。私も昨年11月にパラオを訪れたが、平気でコーラのビンを捨てるなどマナーの悪い中国人を何度も目撃した。

パラオは南ラグーン海域と島々のロックアイランドがユネスコの世界遺産に登録されている。観光が国内総生産(GDP)の85%を占めていて、これまでは日本、台湾、韓国の順に、適正な数の観光客がやってきて、自然と共存していた。ところが、昨年4月に中国が日本を抜いて以後、中国人観光客は一気に急増した。昨年1月は外国人観光客の16%だった中国人だが、今年2月には62%の1万955人が訪れた。現地住民は約2万人だから、人口の半数の中国人観光客が1カ月間に訪れた計算だ。 この突然の増加は小国パラオにとって大きな負担となった。そこで、パラオのトミー・レメンゲサウ大統領は、中国からのチャーター機の便数を4月から半分に減らすと表明した。観光客の増加はうれしい半面、特定の国への過度な依存は長期的には悪影響になると考えたわけだ。

パワーあふれる中国人観光客は日本にも多数やってきて、“爆買い”をしている。先日も、東京・四谷近くのドラッグストアの前にバスが止まり、中国人観光客が一気に店内になだれ込んでいくのを目撃した。店内をのぞくと、怒号の中、紙おむつから化粧水、皮膚につける薬など、何十万円単位で大量に買い込んでいる。その熱気はすさまじかった。彼らは、あらかじめ中国の検索サイト「百度」(バイドゥ)などで商品を決めていて、店内でお目当ての商品を見つけては「こっちだ」「あっちだ」とお互いに叫んでいるのだ。

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花見の時期は、さらに日本旅行の人気はアップする。中国の旅行会社の花見ツアーは次々と完売している。日本の駐上海総領事館では、中国人に発給する訪日査証(ビザ)の用紙が足りず、代替の紙で対応しているという。花見が爆発的な人気になったのは、これまた「百度」で花見の写真を検索し、「本物を見たい」となったからだ。花見の時期に合わせ、中国の格安航空会社(LCC)の春秋航空は旭川や大阪に向かう5路線を新たに就航した。一方で新華社通信は、ゴミは指定の場所に捨てる、決して枝を折ってはいけないといった花見のマナーを呼びかけたが、あまり効果はなかったようだ。来年は、留学生に場所取りをさせた大量の中国人観光客が日本人の酔っ払いのマネを始めるかもしれない。そうなったら、収拾がつかない。日本で買い物をしてくれるのはありがたいが、パラオのような歯止めが必要かもしれない。
ZAKZAK ビジネス・ブレークスルー
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20150404/dms1504041000002-n1.htm

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【管理人コメント】

観光客が増えれば増えた数だけ問題を背負う事になる。
お客であるから、いかに良い悪いを上手に伝えてゆくのかは、旅行客を受け入れる国にとっては重要な問題である。

日本人もかつて海外旅行に慣れていないときには、大騒ぎだったのではないか…。
海外旅行の通り門でもある。

サービスというのは、ダメな事をいかにダメと分かってもらうための行動もサービスであるから、マナー暴走と簡単に掲載して終わる問題ではない。今後日本においても中国人旅行客が増えるだろう。しかも中国の中間富裕層とは言え、年収200万円未満で、貯蓄した資金で、大量に必要なものを購入して帰国する。

そう何度も日本に来れるほどの裕福さではないわけであるから、今年来た中国人観光客が来年同じ面子で訪日する確率は少ないだろう。年収からすれば、何度も日本を訪れるのは一握りである。

自国都合というわけにはゆかない。最大限できることを実施するのがサービスである。
日本のおもてなしという部分で、マナーをごく普通に伝えることが、心のもてなしであるから、辛抱強く接するしか方法がない。暴走マナーになる前に、受け入れ態勢を整えるのが、国の役目であるから、国と企業と連携した受け入れ態勢を整えるしか方法がないと考えるが…。

インフラが整わないのに無理に受け入れれば問題は大きくなるばかりである。
日本は急激に観光客が増えたとはいえ、日本の観光地を考えれば、積極的に観光客を呼び込むことを実施してこなかったわけであるから、2020年に向けて積極的に呼び込んでも混乱とならないような対応策を重視すべきだろうr。




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[ 2015年04月05日 14:14 ] カテゴリ:中国 | TB(0) | CM(0)
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