【韓国経済】平均年齢29歳のインドネシアに狙い定める韓国クレジットカード業界
韓国のカード会社がインドネシアに相次いで進出している。インドネシアは世界4位の人口大国に加え、カード決済比重がまだ低いレベルであるため、カード業界が新たな攻略地として狙っている。
BCカードは24日、インドネシアのマンディリ銀行と合作投資会社の設立契約を締結したと明らかにした。BCカードは年内に設立される合作投資会社を通じてクレジットカード買い入れ業務、システム構築、加盟店拡大、端末供給など、カード発行から精算までクレジットカード決済に関連したすべての業務を担うことになる。マンディリ銀行はインドネシア政府が株式60%を保有するインドネシア最大の国策銀行で、資産規模が74兆ウォン(約7兆4000億円)に達する。韓国のカード会社がクレジットカード支払い・決済プロセス技術を国外に輸出したのは今回が初めてだ。
先月26日に新韓カードは、インドネシア財界2位のサリムグループの金融系列会社のスワダルマファイナンスの株式を買い入れることにした。スワダルマファイナンスは法人に対し分割払い、リース事業などを行う会社だ。新韓カードはスワダルマファイナンスの株式50%に1株をさらに買収して経営権を行使できる状態にある。11月に合作会社を設立し、既存事業拡大はもちろん、個人を対象にする分割払い金融サービスとクレジットカード事業も新たに始める計画だ。
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韓国のカード市場はすでに成熟期を迎え成長が停滞した状況にある。これがカード業界が新しいターゲットと収益基盤を用意するために国外進出を狙っている背景でもある。こうした脈絡で2億5千万人を超える人口、平均年齢29歳のインドネシアが魅力的な投資先に浮び上がっている。BCカードの広報担当者は「中国、インド、米国に続き世界で4番目に人口が多い上に全人口の70%が経済活動をしている。特に新しい形態の消費に敏感に反応する若い世代が多く、カード業が成功的に安着できる基盤を備えている」と語った。
昨年のインドネシア中央銀行の資料によると、インドネシアの民間消費支出額の中でカード決済比重は7.3%に過ぎない。韓国の場合、現金サービスを除いた国内カード支給決済比重は84%(2014年基準、韓国銀行資料)だった。それだけインドネシアの成長可能性が高いことを示す。 実際にインドネシアのカード市場は2020年に100兆ウォン(約10兆円)を上回ると予想され、市場の展望は明るい。インドネシア中央銀行によれば、カード買い入れ額は2010年に18兆ウォン、2011年に22兆ウォン、2012年に26兆ウォン、2013年に30兆ウォン、昨年は36兆ウォンで、引き続き増加している。こうした傾向が続けば2020年には107兆ウォンに達すると展望されている。
韓国ハンギョレ新聞社 イ・ジェウク記者
http://japan.hani.co.kr/arti/economy/22071.html
【管理人 補足記事&コメント】
株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、三菱UFJリース株式会社のインドネシア共和国(以下「インドネシア」)法人PT. Mitsubishi UFJ Lease & Finance Indonesia(以下「MULI」)との間で、締結済の本邦中堅・中小企業の海外事業展開支援のための投資クレジットライン*2に基づく案件として、融資金額約2,053千米ドル(JBIC分)限度の貸付契約を締結しました。本融資は、民間金融機関との協調融資によるもので、協調融資総額は約2,933千米ドルです。
本クレジットラインの下で契約締結した個別融資は、ボルツ株式会社(本社:兵庫県)のインドネシア法人であるPT. BOLTZ INDONESIAが実施する自動車部品の製造・販売事業に必要な設備を、MULIからファイナンス・リースで調達する際に必要な資金に充てられます。
https://www.jbic.go.jp/ja/information/press/press-2015/0715-39978
オリックスはインドネシアの自動車ローン会社を買収する。10月をメドに約80億円を投じて株式の85%を取得し、役員を派遣する。インドネシアでは自動車市場が急成長している。買収で今後も拡大が見込めるローンの資金需要を取り込むとしている。
そんな状況下で昨年、BCカードがインドネシアにクレジットカード決済システムを輸出する。韓国の金融会社としては初めてだ。BCカードは14日、徐俊熙(ソ・ジュンヒ)社長が12日にインドネシア・ジャカルタを訪問し、マンディリ銀行のブディ頭取とクレジットカードプロセッシング合弁会社設立で了解覚書(MOU)を締結している。
BCカードは24日、インドネシアのマンディリ銀行と合作投資会社の設立契約を締結したと明らかにした。BCカードは年内に設立される合作投資会社を通じてクレジットカード買い入れ業務、システム構築、加盟店拡大、端末供給など、カード発行から精算までクレジットカード決済に関連したすべての業務を担うことになる。マンディリ銀行はインドネシア政府が株式60%を保有するインドネシア最大の国策銀行で、資産規模が74兆ウォン(約7兆4000億円)に達する。韓国のカード会社がクレジットカード支払い・決済プロセス技術を国外に輸出したのは今回が初めてだ。
先月26日に新韓カードは、インドネシア財界2位のサリムグループの金融系列会社のスワダルマファイナンスの株式を買い入れることにした。スワダルマファイナンスは法人に対し分割払い、リース事業などを行う会社だ。新韓カードはスワダルマファイナンスの株式50%に1株をさらに買収して経営権を行使できる状態にある。11月に合作会社を設立し、既存事業拡大はもちろん、個人を対象にする分割払い金融サービスとクレジットカード事業も新たに始める計画だ。
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韓国のカード市場はすでに成熟期を迎え成長が停滞した状況にある。これがカード業界が新しいターゲットと収益基盤を用意するために国外進出を狙っている背景でもある。こうした脈絡で2億5千万人を超える人口、平均年齢29歳のインドネシアが魅力的な投資先に浮び上がっている。BCカードの広報担当者は「中国、インド、米国に続き世界で4番目に人口が多い上に全人口の70%が経済活動をしている。特に新しい形態の消費に敏感に反応する若い世代が多く、カード業が成功的に安着できる基盤を備えている」と語った。
昨年のインドネシア中央銀行の資料によると、インドネシアの民間消費支出額の中でカード決済比重は7.3%に過ぎない。韓国の場合、現金サービスを除いた国内カード支給決済比重は84%(2014年基準、韓国銀行資料)だった。それだけインドネシアの成長可能性が高いことを示す。 実際にインドネシアのカード市場は2020年に100兆ウォン(約10兆円)を上回ると予想され、市場の展望は明るい。インドネシア中央銀行によれば、カード買い入れ額は2010年に18兆ウォン、2011年に22兆ウォン、2012年に26兆ウォン、2013年に30兆ウォン、昨年は36兆ウォンで、引き続き増加している。こうした傾向が続けば2020年には107兆ウォンに達すると展望されている。
韓国ハンギョレ新聞社 イ・ジェウク記者
http://japan.hani.co.kr/arti/economy/22071.html
【管理人 補足記事&コメント】
株式会社国際協力銀行(JBIC、総裁:渡辺 博史)は、本日、「海外展開支援融資ファシリティ」*1の一環として、三菱UFJリース株式会社のインドネシア共和国(以下「インドネシア」)法人PT. Mitsubishi UFJ Lease & Finance Indonesia(以下「MULI」)との間で、締結済の本邦中堅・中小企業の海外事業展開支援のための投資クレジットライン*2に基づく案件として、融資金額約2,053千米ドル(JBIC分)限度の貸付契約を締結しました。本融資は、民間金融機関との協調融資によるもので、協調融資総額は約2,933千米ドルです。
本クレジットラインの下で契約締結した個別融資は、ボルツ株式会社(本社:兵庫県)のインドネシア法人であるPT. BOLTZ INDONESIAが実施する自動車部品の製造・販売事業に必要な設備を、MULIからファイナンス・リースで調達する際に必要な資金に充てられます。
https://www.jbic.go.jp/ja/information/press/press-2015/0715-39978
オリックスはインドネシアの自動車ローン会社を買収する。10月をメドに約80億円を投じて株式の85%を取得し、役員を派遣する。インドネシアでは自動車市場が急成長している。買収で今後も拡大が見込めるローンの資金需要を取り込むとしている。
そんな状況下で昨年、BCカードがインドネシアにクレジットカード決済システムを輸出する。韓国の金融会社としては初めてだ。BCカードは14日、徐俊熙(ソ・ジュンヒ)社長が12日にインドネシア・ジャカルタを訪問し、マンディリ銀行のブディ頭取とクレジットカードプロセッシング合弁会社設立で了解覚書(MOU)を締結している。
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