韓国型ミサイル防衛システムの概念図、軍が公開!!
韓国国防部(省に相当)は30日、韓国型ミサイル防衛システム(KAMD)の迎撃概念図を公開した。KAMD概念図は韓国軍当局が公開を渋っていた資料で、最近まで機密に分類されていた。北朝鮮の弾道ミサイルに対応する体制を国防部が連日強調していることについては「韓国軍が現在運用している弾道弾迎撃用パトリオットPAC2ミサイルの問題点を浮き彫りにした上で、新型PAC3の配備を急ぐ構えではないか」との見方がなされている。
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■「北朝鮮の弾道弾探知に米国は40秒、韓国は100秒」
国防部の説明によると、北朝鮮の弾道ミサイルは、発射から40秒後に雲を抜けて高度1万メートルに到達し、まず米国の早期警戒衛星(DSP衛星)によって発見される。北朝鮮のミサイルは、地上に配備された韓国の早期警戒レーダー(グリーンパイン)や海上のイージス艦のレーダーでも探知できるが、ミサイルが発射されてから100秒ほど経過しなければ捕捉できない。国防部の関係者は「米国の早期警戒衛星から探知情報を受け取れなければ、最初の発見はおろか情報分析なども遅れ、およそ2分を無駄にすると推定される」と語った。
■「PAC3配備を念頭に置き、ランチャーはPAC3級を配備」
国防部の関係者は30日、KAMD概念図を説明する際「韓国軍が保有するパトリオット(PAC2)は(子弾をばらまく)破片型で、迎撃効果の面では米国が保有する目標直撃(ヒット・トゥ・キル)型パトリオット(PAC3)に比べ不十分」と語った。韓国軍当局によると、韓国が開発した地対空ミサイル(SAM)「天弓」などもPAC3級に改良できるが、これには4-5年を要するという。
韓国軍は、わずか5年前の2007年、予算1兆ウォン(現在のレートで約730億円、以下同じ)を投じてPAC2を48基配備すると決定した。当時、韓国軍内部からも「PAC2は航空機の迎撃を主な対象とする兵器であるため、PAC3を配備すべき」という指摘が出ていた。韓国軍は、PAC3の配備を希望したものの、価格が2兆4000億ウォン(約1750億円)に達するため導入を見送った、と説明している。弾道弾の迎撃率は、PAC2が40%以下だが、PAC3は80-90%に及ぶ。
2007年当時、国防部の長官だった金章洙(キム・ジャンス)元議員は30日、本紙の電話インタビューに対し「PAC2配備には、老朽化したSAM(地対空ミサイル=ナイキ・ハーキュリーズ)を代替するという目的もあった。北朝鮮のミサイル防衛に限定したものではなかった」「当時も、将来のPAC3配備を念頭に置き、弾はともかくランチャー(発射台)はPAC3級のものを購入したと聞いている」と語った。
韓国軍が現在保有しているPAC2と同じ規模でPAC3を配備する場合、3兆ウォン(約2200億円)以上の予算を要すると推定される。軍事専門家は「当時も、北朝鮮の航空機による攻撃の恐れは大きくなかった。軍事需要の予測に失敗し予算まで浪費した代表例だろう」と指摘している。
(朝鮮日報)
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