ステルス実証機「X2」が初飛行に成功、日本は国産兵器の開発を加速させる
国産初のステルス実証機「X2」が22日、名古屋空港を飛び立ち、航空自衛隊岐阜基地までの初飛行に成功した。X2の開発は当初より中国で大きな注目を集めていたため、今回の初飛行の成功は中国でも改めて大きく報じられた。
中国メディアの新京報はこのほど、X2の開発は「日本が国産兵器の開発を加速させ、国産のステルス戦闘機を開発するうえでの決心を示すもの」と主張する記事を掲載した。 X2は先進技術実証用の実験機であり、戦闘機ではないが、記事はX2について「世界の主流のステルス戦闘機に比べて機体は小さいが、ステルス性能は高い」などと紹介、他国のステルス戦闘機と比較するなど、あくまでもステルス戦闘機に準じた扱いで伝えている。 さらに、中国国防大学の教授の見解として「X2は実験機である以上、搭載されている技術は成熟したものではない」と指摘しつつ、今後は2年間ほど飛行試験を実施したうえで実用化の有無を判断することになると主張。一方で、戦闘機の開発においてはステルス性能と兵器搭載を同時に実現する必要が有ることから、X2の機体デザインを「そのまま戦闘機に流用することは難しい」と論じた。
一方で、X2の初飛行が成功した意義について、「第5世代戦闘機の開発プラットフォームが完成したことになる」とし、日本はそれによって国産兵器開発に向けた意思を強固にすることになるだろうと考察。また、日本は今後、戦闘機開発の共同プロジェクトにも積極的に参加できるようになるはずだと伝え、X2の開発によって得た技術が日本にとっての駆け引きの道具になると主張。X2はあくまでもステルス実証機であるとしながらも、初飛行の成功は日本の戦闘機開発において「大きな一歩」であるとの見方を示している。
http://news.searchina.net/id/1608171?page=1
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【管理人 補足記事&コメント】
朝日新聞では、次世代戦闘機の開発に向けた国産初のステルス実証機「X2」が22日午前、愛知県営名古屋空港(豊山町)から航空自衛隊岐阜基地(岐阜県各務原市)へ初飛行をした。防衛装備庁によると、有人ステルス機の飛行成功は米国、ロシア、中国に次ぎ4カ国目と報じた。
X2は、レーダーに探知されにくいステルス性能や、小型で高出力のエンジンや機動性の高さが特長だ。三菱重工業やIHIなど200社以上が開発に参加し、開発費約400億円で2009年度に試作を始め、14年に機体組み立てを終えた。エンジン試験などを経て、今年2月から名古屋空港で地上滑走試験を重ねてきた。 この日は午前9時前に離陸して長野県や岐阜県の上空を飛び、約26分後に岐阜基地に着陸。防衛装備庁は今後、岐阜基地を拠点に飛行試験などを繰り返し、次世代戦闘機にX2のステルス技術を採用するかどうかを18年度までに判断する。
中谷元・防衛相は同日午前の記者会見で「将来の戦闘機開発のため、必要な技術力の確保にメドをつける重要な意義がある。航空機産業全体の技術の革新、他分野への応用にも期待できる」と述べた。X-2は、日本の防衛装備庁(旧・防衛省技術研究本部)が三菱重工業を主契約企業として開発を行っている先進技術実証用の実験航空機。「X-2」という型式は1954年(昭和29年)から1962年(昭和37年)に技術研究本部で実験に供されたサーブ・サフィール91Bを使用した高揚力研究機「X1G」に続くものである。開発にあたっては220社に及ぶ国内企業の協力を得ており、部品の9割超が国産である。
防衛省は「将来の戦闘機に関する研究開発ビジョン」において、コンセプトモデルとして第5世代ジェット戦闘機のさらに次世代となるi3 FIGHTERを提唱し、F-2戦闘機の後継に国産戦闘機を用いることを選択肢の一つとしている。防衛省は、将来の国産戦闘機を実現するにあたり先進軍事技術を研究開発する必要性があると提言しており、本機の開発はその研究開発の一部の要素技術を実証する役割を担う。平成27年度概算要求では「F-2の退役時期までに、開発を選択肢として考慮できるよう、国内において戦闘機関連技術の蓄積・高度化を図る」ものとしている。
日本の軍事力は次第に加速するのではないか…。
加速は在日米軍の日本防衛比率に依存するのではないかと思うが…。
中国メディアの新京報はこのほど、X2の開発は「日本が国産兵器の開発を加速させ、国産のステルス戦闘機を開発するうえでの決心を示すもの」と主張する記事を掲載した。 X2は先進技術実証用の実験機であり、戦闘機ではないが、記事はX2について「世界の主流のステルス戦闘機に比べて機体は小さいが、ステルス性能は高い」などと紹介、他国のステルス戦闘機と比較するなど、あくまでもステルス戦闘機に準じた扱いで伝えている。 さらに、中国国防大学の教授の見解として「X2は実験機である以上、搭載されている技術は成熟したものではない」と指摘しつつ、今後は2年間ほど飛行試験を実施したうえで実用化の有無を判断することになると主張。一方で、戦闘機の開発においてはステルス性能と兵器搭載を同時に実現する必要が有ることから、X2の機体デザインを「そのまま戦闘機に流用することは難しい」と論じた。
一方で、X2の初飛行が成功した意義について、「第5世代戦闘機の開発プラットフォームが完成したことになる」とし、日本はそれによって国産兵器開発に向けた意思を強固にすることになるだろうと考察。また、日本は今後、戦闘機開発の共同プロジェクトにも積極的に参加できるようになるはずだと伝え、X2の開発によって得た技術が日本にとっての駆け引きの道具になると主張。X2はあくまでもステルス実証機であるとしながらも、初飛行の成功は日本の戦闘機開発において「大きな一歩」であるとの見方を示している。
http://news.searchina.net/id/1608171?page=1
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【管理人 補足記事&コメント】
朝日新聞では、次世代戦闘機の開発に向けた国産初のステルス実証機「X2」が22日午前、愛知県営名古屋空港(豊山町)から航空自衛隊岐阜基地(岐阜県各務原市)へ初飛行をした。防衛装備庁によると、有人ステルス機の飛行成功は米国、ロシア、中国に次ぎ4カ国目と報じた。
X2は、レーダーに探知されにくいステルス性能や、小型で高出力のエンジンや機動性の高さが特長だ。三菱重工業やIHIなど200社以上が開発に参加し、開発費約400億円で2009年度に試作を始め、14年に機体組み立てを終えた。エンジン試験などを経て、今年2月から名古屋空港で地上滑走試験を重ねてきた。 この日は午前9時前に離陸して長野県や岐阜県の上空を飛び、約26分後に岐阜基地に着陸。防衛装備庁は今後、岐阜基地を拠点に飛行試験などを繰り返し、次世代戦闘機にX2のステルス技術を採用するかどうかを18年度までに判断する。
中谷元・防衛相は同日午前の記者会見で「将来の戦闘機開発のため、必要な技術力の確保にメドをつける重要な意義がある。航空機産業全体の技術の革新、他分野への応用にも期待できる」と述べた。X-2は、日本の防衛装備庁(旧・防衛省技術研究本部)が三菱重工業を主契約企業として開発を行っている先進技術実証用の実験航空機。「X-2」という型式は1954年(昭和29年)から1962年(昭和37年)に技術研究本部で実験に供されたサーブ・サフィール91Bを使用した高揚力研究機「X1G」に続くものである。開発にあたっては220社に及ぶ国内企業の協力を得ており、部品の9割超が国産である。
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連絡先 monma@asahinet.jp
仮に、X2の実証ノウハウをフィードバックしてに配備される機体を開発するとして、どんなに安く順調に仕上げても最低2~3兆円になると言う事です。
仮に2兆としても、この金額は、
(F-35×200機)+(最新型ヘリ×100機)
+(いずも型護衛艦×1隻)が買えてしまう金額なんだぞうです。
私、バカなんで計算してみました。
2兆円=1億円×2万個ですから。
1億円が約10kgとして約200トン?
嵩は無視して目方で
万札が、10トン・トラック延べ20台分
(まだピンと来ません)
従って、米欧も今後は国際共同開発しか選択肢が無いと何かで読みました。
ただ、民意が無視出来て、党幹部がネコババしたのを集めれば、このくらい在るかも知れない中国は別でしょうか?