韓国のビール、なぜ味が劣るのか
「韓国ビールは北朝鮮の大同江(テドンガン)ビールよりもまずい」。2012年末、英経済週刊誌エコノミストにはこのようなタイトルの記事が掲載された。国内ビール業界は慌てた。「味が薄いし特色がない」という悪評はその後も続いたが、国産ビールの質は今までそれほど変わっていない。
国内のビール愛好家が韓国ビールに背を向け始めたのは、2011年の韓国・欧州連合(EU)自由貿易協定(FTA)発効をきっかけに欧州のビールが本格的に輸入されてからだ。ビール愛好家は独特の味のエールや黒ビールを飲むためにソウル梨泰院(イテウォン)などにあるクラフトビール店に行った。 公正取引委員会が「まずいビール」追放作戦に動き出した。公取委は30日、世宗市の政府世宗コンベンションセンターで報告書「ビール産業に対する市場分析」を公開した。研究を引き受けたソウルベンチャー大学院大学産学協力団は「国産ビールの不振は生産施設と流通網、価格などに対する不必要な規制のため」と診断した。
研究陣は公聴会で「国産ビールの質を高めるためには大企業と中小企業、小規模ビール事業者を区分する製造施設基準要件を廃止する必要がある」と主張した。酒税法によると、一般ビール事業者は発酵槽25キロリットル以上、貯蔵槽50キロリットル以上の設備を備えてこそ免許を取得できる。このような参入障壁のためにビール市場が寡占体制になったという分析だ。
事業者別にビール生産量を制限する規制も改善課題として指摘された。酒税法はクラフトビールを生産する小規模製造企業の貯蔵施設と発酵施設の容量を75キロリットル以下に制限している。「規模の経済」の面で競争力を確保しにくい構造だ。
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プラチナムビールのユン・ジョンフン副社長は「世界のどこにも施設を75キロリットル以下に制限した国はない」とし「企業の売上高を一定水準以下に制限しておくのは資本主義の論理にも合わない」と指摘した。ソウルベンチャー大学院大のチョン・チョル教授は「施設規制をなくす代わりに製造業者の乱立を防ぐため最小生産量要件を導入すればよい」と述べた。日本は60キロリットルが最小基準だ。
「流通網規制」も撤廃すべき古い規制に挙げられた。ビール製造中小企業は冷蔵車両を備えた特定酒類卸売業者を通じて製品を流通させることができない。チョン教授は「賞味期限が短く冷蔵流通が必要な『非熱処理ビール』は、冷蔵車を保有する特定酒類卸売商を通じた流通を認めるべき」と強調した。 全国1200カ所ほどにすぎない総合酒類卸売商を必ず経て製品を販売しなければいけない点も高い規制障壁だ。小規模ビール事業者は卸売商と取引するのが難しく、流通費用も負担となるため、コンビニなどに販売するのが不可能な状況だ。チョン教授は「小規模企業が製造するクラフトビールもスーパーやコンビニなどで販売できるようにするべきだ」と指摘した。
研究陣は製造会社が申告したビール製品価格を審査・承認する慣行も公正な競争を妨げる規制だと判断した。ビールや焼酎は「消費者物価指数」に含まれているため、事実上「承認制」で運営されている。良い原料を使用する高価プレミアムビールを開発するうえで制約要因となる。小売り業者がビールを購買価格以下で販売するのを禁止する規制も撤廃の対象と見なした。 税金賦課基準を「出庫価格」から「生産量」に転換することも検討する必要があると研究陣は指摘した。チョン教授は「製造コストが税金と無関係になってこそ高級な原料や容器を使ったプレミアムビール開発が容易になる」と強調した。
http://japanese.joins.com/article/047/220047.html?servcode=300§code=300
【管理人 補足記事&コメント】
外国人が「まずい」と判断した理由は、韓国産ビールが多様性に欠ける点が大きいと指摘する。韓国ビール市場は実に95%をラガービールが占めており、世界市場のラガー7、エール3の割合と比べると特異な様相となっている。 この原因は、韓国でビール製造が始まった1930年代以降、一貫して2〜3社の大企業が市場を独占してきたことにある。現在も、国産ビール市場の99%は大企業の寡占状態が続いており、中小のビールメーカー数は米国の3000、日本の240と比べ極端に少ない70にとどまっている。また、韓国人がビールを味わうその方法にも、ラガー偏重の原因がある。ビールそのものの味を吟味するよりも、焼酎や洋酒と混ぜて味わう韓国独自の飲酒文化から、さっぱりとしたラガーが好まれるのだ。
では、韓国は本当に北朝鮮の大同江ビールよりおいしい物を作れないのだろうか?
この問題の最も簡単な解決法は、逆説的だが他の大企業が参入することだと主張している。最終的には中小の市場参入を促すべきだが、大企業がまず参入し、参入障壁となっている規制や税金などの構造的問題を解決することが重要だという。個人的には、韓国で輸入ビールの市場シェアが急速に高まっているわけで、どこまで改善できるのかは風前の灯火ではないか…。
国内のビール愛好家が韓国ビールに背を向け始めたのは、2011年の韓国・欧州連合(EU)自由貿易協定(FTA)発効をきっかけに欧州のビールが本格的に輸入されてからだ。ビール愛好家は独特の味のエールや黒ビールを飲むためにソウル梨泰院(イテウォン)などにあるクラフトビール店に行った。 公正取引委員会が「まずいビール」追放作戦に動き出した。公取委は30日、世宗市の政府世宗コンベンションセンターで報告書「ビール産業に対する市場分析」を公開した。研究を引き受けたソウルベンチャー大学院大学産学協力団は「国産ビールの不振は生産施設と流通網、価格などに対する不必要な規制のため」と診断した。
研究陣は公聴会で「国産ビールの質を高めるためには大企業と中小企業、小規模ビール事業者を区分する製造施設基準要件を廃止する必要がある」と主張した。酒税法によると、一般ビール事業者は発酵槽25キロリットル以上、貯蔵槽50キロリットル以上の設備を備えてこそ免許を取得できる。このような参入障壁のためにビール市場が寡占体制になったという分析だ。
事業者別にビール生産量を制限する規制も改善課題として指摘された。酒税法はクラフトビールを生産する小規模製造企業の貯蔵施設と発酵施設の容量を75キロリットル以下に制限している。「規模の経済」の面で競争力を確保しにくい構造だ。
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「流通網規制」も撤廃すべき古い規制に挙げられた。ビール製造中小企業は冷蔵車両を備えた特定酒類卸売業者を通じて製品を流通させることができない。チョン教授は「賞味期限が短く冷蔵流通が必要な『非熱処理ビール』は、冷蔵車を保有する特定酒類卸売商を通じた流通を認めるべき」と強調した。 全国1200カ所ほどにすぎない総合酒類卸売商を必ず経て製品を販売しなければいけない点も高い規制障壁だ。小規模ビール事業者は卸売商と取引するのが難しく、流通費用も負担となるため、コンビニなどに販売するのが不可能な状況だ。チョン教授は「小規模企業が製造するクラフトビールもスーパーやコンビニなどで販売できるようにするべきだ」と指摘した。
研究陣は製造会社が申告したビール製品価格を審査・承認する慣行も公正な競争を妨げる規制だと判断した。ビールや焼酎は「消費者物価指数」に含まれているため、事実上「承認制」で運営されている。良い原料を使用する高価プレミアムビールを開発するうえで制約要因となる。小売り業者がビールを購買価格以下で販売するのを禁止する規制も撤廃の対象と見なした。 税金賦課基準を「出庫価格」から「生産量」に転換することも検討する必要があると研究陣は指摘した。チョン教授は「製造コストが税金と無関係になってこそ高級な原料や容器を使ったプレミアムビール開発が容易になる」と強調した。
http://japanese.joins.com/article/047/220047.html?servcode=300§code=300
【管理人 補足記事&コメント】
外国人が「まずい」と判断した理由は、韓国産ビールが多様性に欠ける点が大きいと指摘する。韓国ビール市場は実に95%をラガービールが占めており、世界市場のラガー7、エール3の割合と比べると特異な様相となっている。 この原因は、韓国でビール製造が始まった1930年代以降、一貫して2〜3社の大企業が市場を独占してきたことにある。現在も、国産ビール市場の99%は大企業の寡占状態が続いており、中小のビールメーカー数は米国の3000、日本の240と比べ極端に少ない70にとどまっている。また、韓国人がビールを味わうその方法にも、ラガー偏重の原因がある。ビールそのものの味を吟味するよりも、焼酎や洋酒と混ぜて味わう韓国独自の飲酒文化から、さっぱりとしたラガーが好まれるのだ。
では、韓国は本当に北朝鮮の大同江ビールよりおいしい物を作れないのだろうか?
この問題の最も簡単な解決法は、逆説的だが他の大企業が参入することだと主張している。最終的には中小の市場参入を促すべきだが、大企業がまず参入し、参入障壁となっている規制や税金などの構造的問題を解決することが重要だという。個人的には、韓国で輸入ビールの市場シェアが急速に高まっているわけで、どこまで改善できるのかは風前の灯火ではないか…。
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水の代わりにビール!?!?
韓国のビールの国産と輸入の棲み分けは、
・焼酎の割り材(ソメク)に国産ビール
・ビール単体で飲むには輸入ビール
ということらしいです。
要するに、焼酎を割るのに水の代わりにビール。
ビール市場の成長分=輸入ビールだというから
韓国のビール会社はやる気がないのです。
・焼酎の割り材(ソメク)に国産ビール
・ビール単体で飲むには輸入ビール
ということらしいです。
要するに、焼酎を割るのに水の代わりにビール。
ビール市場の成長分=輸入ビールだというから
韓国のビール会社はやる気がないのです。
[ 2016/08/31 18:42 ]
[ 編集 ]
Nanashi2 様
ホッピーみたいですね?
若い頃、 場末の居酒屋で飲んだきりです、 あの頃は専らホッピーと酎ハイ、 酎ハイも今みたいにメジャーになるとは思いませんでした。
若い頃、 場末の居酒屋で飲んだきりです、 あの頃は専らホッピーと酎ハイ、 酎ハイも今みたいにメジャーになるとは思いませんでした。
[ 2016/09/01 10:04 ]
[ 編集 ]
韓国人の味覚
朝鮮人はキムチの食べ過ぎで味覚が壊れたと思います。若いころはキムチを食べましたが、今はおしんこの旨さが勝ります。キムチには野菜本来の味が消えている。朝鮮人にはぬか漬けや粕漬けの野菜のおいしさを生かした旨さが分からないようだ。
昔、私の先輩たちは実験用アルコールに水とサッカリンを入れて飲んだと聞いてます。初めてマッコリや朝鮮のビールを口にした時、その話を思い出した。酔っぱらえばよいと朝鮮人は思っているのでしょう。酒の旨さはアルコール以外の香りや味を楽しむことにある。それが韓国人の舌は失ってしまっている。
日本酒はアミノ酸を最も多く含む酒で日本酒独特の味わいになっている。古来育まれた日本酒の製造法はデンプンの糖化と発酵を同時に行う、日本独自ものです。麹や酵母菌を大切に守り、醸造酒の中ではアルコール分が高いのが特徴で、米ばかりか水や蔵にも神経を使い、醸造元の技術力を高めた。ビールやウィスキー、ワインの醸造にもその経験が生かされ、日本の醸造メーカーの評価は高い。
日本人は旨い酒を求め、違いが分かっている。旨い酒なら喜んで購入する人がいたから、旨い酒が生まれ守られてきた。
何か、こんなことを書いていると、おいしい酒を飲みたくなる。酒が飲めなくなった我が身がつらい。
昔、私の先輩たちは実験用アルコールに水とサッカリンを入れて飲んだと聞いてます。初めてマッコリや朝鮮のビールを口にした時、その話を思い出した。酔っぱらえばよいと朝鮮人は思っているのでしょう。酒の旨さはアルコール以外の香りや味を楽しむことにある。それが韓国人の舌は失ってしまっている。
日本酒はアミノ酸を最も多く含む酒で日本酒独特の味わいになっている。古来育まれた日本酒の製造法はデンプンの糖化と発酵を同時に行う、日本独自ものです。麹や酵母菌を大切に守り、醸造酒の中ではアルコール分が高いのが特徴で、米ばかりか水や蔵にも神経を使い、醸造元の技術力を高めた。ビールやウィスキー、ワインの醸造にもその経験が生かされ、日本の醸造メーカーの評価は高い。
日本人は旨い酒を求め、違いが分かっている。旨い酒なら喜んで購入する人がいたから、旨い酒が生まれ守られてきた。
何か、こんなことを書いていると、おいしい酒を飲みたくなる。酒が飲めなくなった我が身がつらい。
[ 2016/09/01 18:32 ]
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しかし。。。
あほな日本人もいることも確かです。在日かもしれませんが。イオンの韓国産ビールは安くてそれなりに売れています。アホなやつも居るんです。
[ 2016/09/01 19:51 ]
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現実:ビールは日本製品、食事は地元三重県産。
おまけに、自分たちが在日の老人ホームつくって、入居に際して、日本人は金ださせて、在日老人は無料としているくせに、自分の親はなんと成城の日本で一、二位を争う超高級老人ホームに入れています!!!普通は自分の親から在日老人ホームにいれてから、一般日本人に入居を促せ!馬鹿野郎!!!