金儲けではなく、ブランドづくりのために莫大な投資ができる日本の自動車メーカー
トヨタが世界で展開する高級車ブランド・レクサス。公式サイトのデータによると、昨年世界で約65万2000台が売れ、そのうち8万8500台が香港を含む中国地域で販売された。約36万8000台の北米市場に比べればまだまだ小さいが、中国においても着実にレクサスのブランドは浸透している。
新たな市場を開拓するうえで、綿密なブランド戦略は欠かせない。中国メディア・今日頭条は1日、レクサスのブランド戦略を垣間見る事例として、期間限定でわずか500台生産・販売されたスーパーカー・LFAについて紹介する記事を掲載した。 記事は、「トヨタ傘下のレクサスは、自らの高級感を形作り続けてきた。それにより街にはBBA(ベンツ・BMW・アウディ)の御三家よりも、日本からやって来たレクサスを多く見かけるようになった」と紹介。
そのうえで、2010年から12年にかけて500台が生産され、日本での販売価格が3750万円という超高額なスーパーカーであるレクサスLFAについて、カーボンファイバー、アルミ合金、本革の完璧な融合から得られる完璧な乗り心地、走りに飢えたクルマというイメージを想起させるようなデザインなどと紹介した。
そして、莫大な研究開発費用が投じられながら、破格の販売価格によりマイノリティのツールと位置付けられたLFAは「もともとお金を稼ぐためのものではなく、レクサスというブランドを形作るためのものなのかもしれない」と論じた。
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すぐにお金儲けに直結しそうな物は作ればすぐに利益が得られるかもしれないが、それが売れなくなれば終わりだ。しかし、ブランドイメージが残れば、次の製品を開発・販売する際に売りやすくなる。そのためには「ブランドづくり」という手間をかけ、直接の利益につながらない努力も払う必要がある。それができるかどうかが、現在中国の少なからぬ企業が抱えている課題と言えそうだ。
http://news.searchina.net/id/1617957?page=1
【管理人 補足記事&コメント】
今年1月の北米モーターショーで“レクサス=退屈”というイメージからの訣別を目指すと宣言した豊田章男・トヨタ自動車社長。2009年に社長に就任する前から、担当外であったにもかかわらずトヨタの高級車ブランドであるレクサスの開発に関わり、スーパースポーツ「LFA」のプロジェクトを後押しするなど、特別な思い入れを示してきた。 その豊田社長にとって、レクサスブランドをアメリカンラグジュアリーではなく、世界中に高級車ブランドとして認知してもらえるようになる道筋をつけることは、社長の座にいる間に是が非でも成し遂げたい悲願。北米モーターショーでの宣言は、その気持ちの表れに他ならない。
「日米自動車摩擦のなかで、輸出台数ではなく1台あたりの利益を引き上げる必要が生じたため、アメリカにおける最高級車『クレシーダ(日本におけるマークII)』をもっときちんと作って売れるようにしなければというのがLS400開発の発端でした。開発過程で英二さんが、創業50周年(1987年)を記念するのにふさわしい、これまでウチが作れなかったようなものにしようと言い出した。それまでやったことがないようなモノづくりのやり方にトライした結果、LS400は大成功を収めましたが、高級車ブランドをやるんだという覚悟を持って臨んだわけではなかったため、かえって自分たちの立ち位置がわからなくなりました。初代がヒットしたとき、社内ではその後の方向性が定まらないことを指して“海図なき船出”と言われていたんです」(トヨタOB)
ところが、豊田社長の思い描くレクサスのクルマづくりは、それよりはるか先にある。2014年、「レクサスを変えてほしい」と言って、福市をデザインだけでなく、そもそもレクサスとはどうあるべきかという方向性までを司るプレジデントに据えた。北米モーターショーで発表した大型ラグジュアリークーペ「LC500」は、レクサスの新しい挑戦の名刺代わりのようなモデルで、実はこれがスタートラインだ。
今このようなクルマを世に問えるのは、本体のトヨタが2兆円をゆうに超える純利益を確保するなど潤沢な資金力があるからだ。かりに逆風にさらされ、経営危機に陥ったとしても同じようにレクサスを光らせるための挑戦を続けられるのか。今はまだ、レクサス改革はある種の“ノリ”をエンジンとして前進しているにすぎない。その裏で求められているのは、ブランド創設以来ずっと欠いてきた“覚悟”の有無なのだ。
レクサスが世界ブランドとして君臨するにはまだまだ先という事だ。
そうそう~。サプライズで私の軽自動車がスズキのハスラーにかわります。私用と言うよりは妻様ですかね~。フルタイム4駆のターボにSエネチャージによるアシスト付きであるから一応ハイブリッドです。衝突回避機能やなかなか面白そうです~。納車までどのくらいかかるのかまだ連絡きませんが…。ワゴンRと同じエンジンですかね~。
ハスラーの最上級車になり値段が高い…トほほ。。。
結構モダンな色合いにして、様々なオプションをつけて、はてさて使いこなせるのだろうか…。。。
という事で、レクサスとはいきませんが、ハスラーが我が家の高級車となります…苦笑。
新たな市場を開拓するうえで、綿密なブランド戦略は欠かせない。中国メディア・今日頭条は1日、レクサスのブランド戦略を垣間見る事例として、期間限定でわずか500台生産・販売されたスーパーカー・LFAについて紹介する記事を掲載した。 記事は、「トヨタ傘下のレクサスは、自らの高級感を形作り続けてきた。それにより街にはBBA(ベンツ・BMW・アウディ)の御三家よりも、日本からやって来たレクサスを多く見かけるようになった」と紹介。
そのうえで、2010年から12年にかけて500台が生産され、日本での販売価格が3750万円という超高額なスーパーカーであるレクサスLFAについて、カーボンファイバー、アルミ合金、本革の完璧な融合から得られる完璧な乗り心地、走りに飢えたクルマというイメージを想起させるようなデザインなどと紹介した。
そして、莫大な研究開発費用が投じられながら、破格の販売価格によりマイノリティのツールと位置付けられたLFAは「もともとお金を稼ぐためのものではなく、レクサスというブランドを形作るためのものなのかもしれない」と論じた。
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すぐにお金儲けに直結しそうな物は作ればすぐに利益が得られるかもしれないが、それが売れなくなれば終わりだ。しかし、ブランドイメージが残れば、次の製品を開発・販売する際に売りやすくなる。そのためには「ブランドづくり」という手間をかけ、直接の利益につながらない努力も払う必要がある。それができるかどうかが、現在中国の少なからぬ企業が抱えている課題と言えそうだ。
http://news.searchina.net/id/1617957?page=1
【管理人 補足記事&コメント】
今年1月の北米モーターショーで“レクサス=退屈”というイメージからの訣別を目指すと宣言した豊田章男・トヨタ自動車社長。2009年に社長に就任する前から、担当外であったにもかかわらずトヨタの高級車ブランドであるレクサスの開発に関わり、スーパースポーツ「LFA」のプロジェクトを後押しするなど、特別な思い入れを示してきた。 その豊田社長にとって、レクサスブランドをアメリカンラグジュアリーではなく、世界中に高級車ブランドとして認知してもらえるようになる道筋をつけることは、社長の座にいる間に是が非でも成し遂げたい悲願。北米モーターショーでの宣言は、その気持ちの表れに他ならない。
「日米自動車摩擦のなかで、輸出台数ではなく1台あたりの利益を引き上げる必要が生じたため、アメリカにおける最高級車『クレシーダ(日本におけるマークII)』をもっときちんと作って売れるようにしなければというのがLS400開発の発端でした。開発過程で英二さんが、創業50周年(1987年)を記念するのにふさわしい、これまでウチが作れなかったようなものにしようと言い出した。それまでやったことがないようなモノづくりのやり方にトライした結果、LS400は大成功を収めましたが、高級車ブランドをやるんだという覚悟を持って臨んだわけではなかったため、かえって自分たちの立ち位置がわからなくなりました。初代がヒットしたとき、社内ではその後の方向性が定まらないことを指して“海図なき船出”と言われていたんです」(トヨタOB)
ところが、豊田社長の思い描くレクサスのクルマづくりは、それよりはるか先にある。2014年、「レクサスを変えてほしい」と言って、福市をデザインだけでなく、そもそもレクサスとはどうあるべきかという方向性までを司るプレジデントに据えた。北米モーターショーで発表した大型ラグジュアリークーペ「LC500」は、レクサスの新しい挑戦の名刺代わりのようなモデルで、実はこれがスタートラインだ。
今このようなクルマを世に問えるのは、本体のトヨタが2兆円をゆうに超える純利益を確保するなど潤沢な資金力があるからだ。かりに逆風にさらされ、経営危機に陥ったとしても同じようにレクサスを光らせるための挑戦を続けられるのか。今はまだ、レクサス改革はある種の“ノリ”をエンジンとして前進しているにすぎない。その裏で求められているのは、ブランド創設以来ずっと欠いてきた“覚悟”の有無なのだ。
レクサスが世界ブランドとして君臨するにはまだまだ先という事だ。
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