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三菱自動車が7年ぶりに全面改良…「賢いエンジン」の省エネ力!!

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三菱自動車が7年ぶりに全面改良して10月25日に発売したスポーツ用多目的車(SUV)「アウトランダー」。エンジン刷新や車体の軽量化に加え、独自の低燃費化技術「エコサポート」を取り入れたことでガソリン1キロ当たりの燃費を四輪駆動で14.4キロ、二輪駆動で15.2キロと7人乗りSUVクラストップの燃費性能を実現した。車体やエンジンが大きく、低燃費化は困難とされていたSUVで環境対応を強化し、新たな需要を掘り起こす。

「エコサポート」のテーマは、「自分でエコする賢いエンジン」(開発責任者の岡本金典執行役員)。その中枢を担うのが、走りと環境性能を両立させた可変バルブタイミング機構「新MIVEC(マイベック)」を搭載したエンジンだ。

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アウトランダーで採用した2000ccと2400ccの2タイプのエンジンは、1本のカム軸で吸気弁と排気弁を駆動させるSOHC(シングル・オーバーヘッド・カムシャフト)だ。吸気弁と排気弁で別々のカム軸を備えるDOHC(ダブル・オーバーヘッド・カムシャフト)に比べて、部品数が少ないので小型軽量化できる。その一方で、出力や回転効率が悪くなるという弱点を抱える。新マイベックでは、吸入する空気の量をスロットルバルブだけでなく、吸気弁の開閉タイミングなどで制御、ピストンが下に降りてくるときの吸気抵抗を減らす技術を確立。この仕組みにより、吸入時のエネルギー損失を減らし、走り性能を損なうことなく、燃費向上につなげた。

車体は高張力鋼板(ハイテン)の比率を高め、ボディーや足回り部品などで約60キロの軽量化を進め、全体では前モデルより最大約110キロ軽くした。燃料の消費に影響を与える空気抵抗についても、抵抗を減らすデザインを試作し、風洞試験室で風の流れを見ては調整するということを繰り返し、空気抵抗は前モデルに比べて7%減の0.33まで低減することに成功した。

車全体で燃費向上を目指したのに加え、アウトランダーでは運転者が楽しみながら「エコ運転」を心がける工夫が随所に施されている。その一つが「ECO(エコ)ドライブアシスト」。運転状況をバーグラフで表示し、運転者のエコ運転の状況がひとめで分かるようにした。ほかにも、アイドリングストップした累積時間を表示したり、エコ運転のレベルを葉っぱの数で表したりする「ECOスコア」を三菱車として初めて取り入れた。岡本氏は「自分のエコ運転をゲーム感覚で実感できる楽しみがある」と話す。

三菱自は4つの分野で、環境対応車の強化を図っている。1つ目はガソリン1リットル当たり27.2キロという低燃費を達成した世界戦略車「ミラージュ」のように、ガソリン車の燃費を追求すること。2つ目はガソリン車より低燃費のクリーンディーゼルエンジン搭載車の拡充。3つ目は「アイ・ミーブ」に代表される電気自動車(EV)。そして4つ目に、来年初めに発売予定のプラグインハイブリッド車(PHV)「アウトランダーPHEV」だ。

「エコカー全包囲網」ともいえるラインアップで「まんべんなく力を入れていく」(益子修社長)。その中でも、「アウトランダーPHEV」は、同社の強みであるSUVとPHVを組み合わせることで「走りを楽しむPHV」という独自路線でシェア拡大を狙う構えだ。

(産経ニュース)







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[ 2012年12月02日 15:44 ] カテゴリ:日本経済 | TB(0) | CM(0)
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