日本独自開発のステルス機「X-2」が飛行試験 防衛装備庁への引渡し後初めて
日本が独自開発した先進技術実証機(X-2)が飛行試験を実施したと日本メディアが報じた。
29日、産経新聞など日本メディアによると、防衛装備庁は同日、X-2の飛行試験を岐阜試験場で実施した。ことし6月にX-2が同庁に正式に引渡されてから初めての飛行試験となる。この日は約1時間の飛行試験を行い、速度センサーなど基本性能を確認した。
今後、X-2はレーダーに簡単に探知されないステルス性能や急旋回などの運動性を確認する試験を2017年度までに約50回行う予定だ。
2010年から試作が始まったX-2は、炭素繊維の電波吸収材や形状によってレーダーに映りにくいステルス性能を備えている。開発費は約400億円。
http://japanese.joins.com/article/080/223080.html?servcode=A00§code=A10
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【管理人 補足記事&コメント】
X-2は、日本の防衛装備庁が三菱重工業を主契約企業として開発を行っている先進技術実証用の実験航空機。「X-2」という型式は、1954年(昭和29年)から1962年(昭和37年)にかけて防衛庁技術研究所で実験に供されたサーブ・サフィール91B改造の高揚力研究機「X1G」に続くもので、開発に220社に及ぶ国内企業の協力を得ており、部品の9割超が国産である。
2016年1月28日に型式が発表されるまでは、先進技術実証機 (Advanced Technological Demonstrator-X, ATD-X) が正式な呼称であった。将来の国産戦闘機に適用できる先進的な要素技術を実証するために開発されたステルス研究機である。X-2はアメリカのXプレーンと同様の実験機であり、ステルス技術の研究・開発を通じてノウハウを蓄積することを目的としている。その性格上、平均的な現世代の戦闘機と比べて機体は大幅に小型で、運用寿命も数百時間と短い。
米・露・中といった、軍事における先進諸国の主力戦闘機の開発と配備は、ステルス性と高運動性能を備えた第5世代戦闘機に移っている。これまでにF-117攻撃機やB-2戦略爆撃機といったステルス機を開発し運用してきたアメリカでは、本格的な第5世代機であるF-22戦闘機を実戦配備し、F-35戦闘機の飛行試験もしている。またロシアではPAK FAを開発中であり、戦闘機開発能力を持つその他の国でも第5世代機に関する研究が行われている。
防衛装備庁は29日、国産初のステルス戦闘機「先進技術実証機」(通称・心神、正式名称・X2)の飛行試験を岐阜試験場(各務原市)で行ったと発表した。6月に心神が同庁に引き渡されて以降、初めての飛行試験。速度センサーの確認などを行った。飛行試験を行ったのは同日午前8時53分からの約1時間。今後は約50回飛行試験を行い、ステルス性や高運動性を確認する。試験結果は、将来戦闘機の開発に向けた判断材料とする。防衛装備庁はこれまで、飛行中に機体に加わる力を計算するセンサーの機能を地上で確認する作業などを行っていた。
X-2で試験される主な技術的要素は、「飛行推力統合」「ステルス」「機体構造」「システム統合」の4つとなる。「飛行推力統合」とは、戦闘機として必要な高い機動性を実現するもの。X-2は機首の上げ下げを行う「スタビレーター(水平尾翼)」、左右の傾きを変化させる「エルロン(補助翼)」、左右の横滑りを修正する「ラダー(方向舵)」といった通常の飛行機で用いられる各種動翼に加え、2基搭載された国産のIHI XF-5-1エンジンの排気の向きを直接傾けて姿勢を変化させる「推力偏向パドル」を有している。
スタビレーターなどの動翼は、機体が前進する際に発生する風を利用して姿勢を変化させるため、速度が遅かったり空気の薄い高い高度では非常に働きが悪くなります。しかし推力偏向パドルならば、速度や高度に関係なく姿勢を素早く変化させることが可能だ。また、X-2はパイロットが操縦しません。パイロットはあくまでもコントローラーによって飛行制御コンピューターにどう動きたいかを伝えるだけで、具体的にラダーを動かすといった機体制御は、全て飛行制御コンピューターで動くソフトウェアを搭載する。
実際のところ、「飛行推力統合」「ステルス」といった各要素は他国で実用化済みの既存技術がほとんどであり、本当の意味での先進的な技術とは言い難い。こうした複数の技術をシステム統合し、ひとつの飛行機として完成させる技術を養うこと、それこそがX-2最大の目的とも言える。2年後の2018年には、このX-2で実証された技術をもとに、次世代戦闘機を国産するか否かを決定する。
29日、産経新聞など日本メディアによると、防衛装備庁は同日、X-2の飛行試験を岐阜試験場で実施した。ことし6月にX-2が同庁に正式に引渡されてから初めての飛行試験となる。この日は約1時間の飛行試験を行い、速度センサーなど基本性能を確認した。
今後、X-2はレーダーに簡単に探知されないステルス性能や急旋回などの運動性を確認する試験を2017年度までに約50回行う予定だ。
2010年から試作が始まったX-2は、炭素繊維の電波吸収材や形状によってレーダーに映りにくいステルス性能を備えている。開発費は約400億円。
http://japanese.joins.com/article/080/223080.html?servcode=A00§code=A10
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X-2は、日本の防衛装備庁が三菱重工業を主契約企業として開発を行っている先進技術実証用の実験航空機。「X-2」という型式は、1954年(昭和29年)から1962年(昭和37年)にかけて防衛庁技術研究所で実験に供されたサーブ・サフィール91B改造の高揚力研究機「X1G」に続くもので、開発に220社に及ぶ国内企業の協力を得ており、部品の9割超が国産である。
2016年1月28日に型式が発表されるまでは、先進技術実証機 (Advanced Technological Demonstrator-X, ATD-X) が正式な呼称であった。将来の国産戦闘機に適用できる先進的な要素技術を実証するために開発されたステルス研究機である。X-2はアメリカのXプレーンと同様の実験機であり、ステルス技術の研究・開発を通じてノウハウを蓄積することを目的としている。その性格上、平均的な現世代の戦闘機と比べて機体は大幅に小型で、運用寿命も数百時間と短い。
米・露・中といった、軍事における先進諸国の主力戦闘機の開発と配備は、ステルス性と高運動性能を備えた第5世代戦闘機に移っている。これまでにF-117攻撃機やB-2戦略爆撃機といったステルス機を開発し運用してきたアメリカでは、本格的な第5世代機であるF-22戦闘機を実戦配備し、F-35戦闘機の飛行試験もしている。またロシアではPAK FAを開発中であり、戦闘機開発能力を持つその他の国でも第5世代機に関する研究が行われている。
防衛装備庁は29日、国産初のステルス戦闘機「先進技術実証機」(通称・心神、正式名称・X2)の飛行試験を岐阜試験場(各務原市)で行ったと発表した。6月に心神が同庁に引き渡されて以降、初めての飛行試験。速度センサーの確認などを行った。飛行試験を行ったのは同日午前8時53分からの約1時間。今後は約50回飛行試験を行い、ステルス性や高運動性を確認する。試験結果は、将来戦闘機の開発に向けた判断材料とする。防衛装備庁はこれまで、飛行中に機体に加わる力を計算するセンサーの機能を地上で確認する作業などを行っていた。
X-2で試験される主な技術的要素は、「飛行推力統合」「ステルス」「機体構造」「システム統合」の4つとなる。「飛行推力統合」とは、戦闘機として必要な高い機動性を実現するもの。X-2は機首の上げ下げを行う「スタビレーター(水平尾翼)」、左右の傾きを変化させる「エルロン(補助翼)」、左右の横滑りを修正する「ラダー(方向舵)」といった通常の飛行機で用いられる各種動翼に加え、2基搭載された国産のIHI XF-5-1エンジンの排気の向きを直接傾けて姿勢を変化させる「推力偏向パドル」を有している。
スタビレーターなどの動翼は、機体が前進する際に発生する風を利用して姿勢を変化させるため、速度が遅かったり空気の薄い高い高度では非常に働きが悪くなります。しかし推力偏向パドルならば、速度や高度に関係なく姿勢を素早く変化させることが可能だ。また、X-2はパイロットが操縦しません。パイロットはあくまでもコントローラーによって飛行制御コンピューターにどう動きたいかを伝えるだけで、具体的にラダーを動かすといった機体制御は、全て飛行制御コンピューターで動くソフトウェアを搭載する。
実際のところ、「飛行推力統合」「ステルス」といった各要素は他国で実用化済みの既存技術がほとんどであり、本当の意味での先進的な技術とは言い難い。こうした複数の技術をシステム統合し、ひとつの飛行機として完成させる技術を養うこと、それこそがX-2最大の目的とも言える。2年後の2018年には、このX-2で実証された技術をもとに、次世代戦闘機を国産するか否かを決定する。
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