世界を代表する日本の自動車企業には「ジェダイの武士」がいる
中国メディア・今日頭条は19日、トヨタ自動車の豊田章男社長について「トヨタを未来へと走らせるジェダイだ」とする記事を掲載した。記事は「トヨタは既に純粋な家族企業ではないが、現在の社長である豊田章男氏は創業者・豊田喜一郎氏の孫であり、責任を担うとともに一族の誇りを抱いている」としたうえで、先月の東京モーターショーにおいて豊田社長が「自動車業界の急速な変化は人びとの予想を遥かに超えている。もし現状に満足してしまえば、トヨタの発展は止まってしまう。今、私は会社の責任者だが、それ以上に自分が(『スター・ウォーズ』に登場する)ジェダイだと思っている」と語ったことを伝えた。
そして「豊田社長は、不確定要素がたくさんある中でトヨタがなすべき最大の任務は、イノベーション力や活力を保つ企業文化を培うことだと認識している。彼は世界で最も官僚化してしまった多国籍企業を、巨大なイノベーション企業に変身させようとしているのだ。同時に、人工知能、オンラインサービス、ビッグデータ、電気駆動システム、自動運転システムといったホットな分野への積極的な投資も行っている」とした。 また、豊田社長が「今や掃除機メーカーが電気自動車を作る時代。時代のターニングポイントにおいて、伝統的な自動車メーカーが外来の競争者たちをリードしていかなければならない。前例が無いかもしれない。しかし、きっと良い解決方法が自分たちを待っていると一貫して信じている。私は下の世代の人たちに『昔のトヨタの人は、本当にリースをムダにしていたな』という話をさせたくないのだ」と語ったことを紹介している。
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中国のネットユーザーは豊田社長に対し「豊田章男はすごい」、「豊田章男時代にトヨタが衰退することはないだろう。1人の企業経営者として、強い変革力を持つリーダーとして、彼は及第だ」「トヨタは良心的な企業。品質がしっかりしている。頑張って欲しい」といったコメントを残した。
http://news.searchina.net/
中長期的にはトヨタ自動車自身も EV シフトをせざるを得えない。一番のネックになるのがディーラーネットワークだ。ディーラーは、今や車両の販売価格と卸値の差で儲けるのではなく、販売後のサービスや部品で儲けるビジネスになっているため、メンテナンスがほぼ不要な EV 車を売るインセンティブが全く働かないと言われる。かといって、彼らのマージンを増やしていては、Tesla などのライバルとの価格競争に負けてしまう。「EV だけ直売」のようなことが出来れば良いが、現在のディーラーとの契約ではそれは無理。
ディーラーとの契約をかいくぐる「ウルトラC」として、提携となったマツダと EV 専門の新会社を作り、そこはディーラーを通さずに直売をするということも可能だが、それをディーラーたちが黙って見ているとも思えない。トヨタ自動車にとって、もう一つの大きな悩みは、莫大な開発費を投じてきた水素自動車だ。「EV に本気で取り組む」とは、すなわち「水素自動車を捨てる」ことになる。痛みを伴う改革は、実際のところは「できるかどうか」ではなく「やるかどうか」なので、それは全て経営者たちの覚悟次第となる。
そして「豊田社長は、不確定要素がたくさんある中でトヨタがなすべき最大の任務は、イノベーション力や活力を保つ企業文化を培うことだと認識している。彼は世界で最も官僚化してしまった多国籍企業を、巨大なイノベーション企業に変身させようとしているのだ。同時に、人工知能、オンラインサービス、ビッグデータ、電気駆動システム、自動運転システムといったホットな分野への積極的な投資も行っている」とした。 また、豊田社長が「今や掃除機メーカーが電気自動車を作る時代。時代のターニングポイントにおいて、伝統的な自動車メーカーが外来の競争者たちをリードしていかなければならない。前例が無いかもしれない。しかし、きっと良い解決方法が自分たちを待っていると一貫して信じている。私は下の世代の人たちに『昔のトヨタの人は、本当にリースをムダにしていたな』という話をさせたくないのだ」と語ったことを紹介している。
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