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旧正月は「おひとりさま」で!韓国の若者の“厳しい”現実

2018年2月16日、旧正月「ソルラル」の連休を迎えた韓国。家族や親戚が集まって過ごすことが一般的だが、韓国・ニュース1は連休を忘れて公務員試験を準備する受験生の実態を伝えている。

記事によると、4日間の旧正月連休を控えた12日、「公務員試験のメッカ」と呼ばれるソウル・鷺梁津(ノリャンジン)の予備校街は普段と変わらない様子だった。受験生らは夕食を取ることもなく両手に教材を抱えて予備校や自習室に向かい、連休を忘れて勉強に励んでいるというのだ。みんな「旧正月の連休より目の前に迫った試験が重要」と口をそろえており、「試験に合格するまで帰省しない」と決心した受験生も多いとされる。

帰省しないのは受験生だけではない。就活生や独身の人たちも親戚からの「就職はいつ?」「彼女はいるの?」といった“質問の洗礼”を避けるべく「1人の連休」を選ぶそうだ。また、就職していても旧正月期間に休めない人もいるとのこと。

こうした“厳しい”現実に、韓国のネットユーザーからは「頑張って!合格をお祈りします」「みんなで合格しましょう」など応援メッセージが寄せられる一方で、「試験のせいで行けないんじゃなくて、多くは試験を言い訳に行かないだけ(笑)」「『試験があるから行かない』って家族には言ったけど、今ネットカフェで友だちと14時間続けてゲームしてる」「帰省しないだけで恋人とデートしたり旅行したりする受験生も多い」などの暴露コメントも見逃せない。

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ただし「帰ったら親戚から取り調べのようにいろいろ聞かれるから嫌」と記事にある“質問の洗礼”の実態を伝える声や、「年中行事ごとに集まる文化を変えるべき。家族間にもっと違う文化を定着させた方がいい」「親しくもないのに何のために会うの?そんな文化は時代遅れ」などの声も上がっており、時代と共に年中行事に対する人たちの認識も変わってきているようだ。
http://www.recordchina.co.jp/

「三放世代」という言葉がある。これは近年、韓国の若者が「恋愛・結婚・出産」の3つを諦めざるをえない世代であるとして、韓国国内で当然のように使われている言葉である。最近では「マイホーム・人間関係・夢・就職」の4つを足した「七放世代」という言葉まで使われ始めている。漢江の奇跡と呼ばれた経済成長から一転、就職難に始まり、過酷な労働環境、低賃金など多くの要素が重なり、若者が生きづらい社会。この状況だけを聞けば、そのまま日本にも当てはまりそうなだが、決定的な違いはこの「三放意識」が若者間で徹底的に共有され、自らのおかれた環境を強く悲観しているところにある。

一流大学を出ることは有名企業に就職するための最低条件にすぎず、実際に職を得る若者はほんの一握りだ。大学を出ても就職できず、非正規で生計を成り立たせている若者も多い。ただし、非正規を含めても就業先は十分でなく、職の奪い合いは止まらない。一方で有名企業に就職できたとしても、過酷な労働環境が彼らを待ち受ける。


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[ 2018年02月17日 15:39 ] カテゴリ:韓国社会 | TB(0) | CM(0)
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