日本の世界的な発明品とは?
2018年4月14日、韓国のインターネット掲示板にこのほど「日本の世界的な発明品」と題したスレッドが立ち、ネットユーザーからさまざまな声が上がっている。
スレッド主は、韓国の地下鉄の自動改札機の写真を掲載している。実はこの自動改札機、1967年に日本の大手電機機器メーカー・オムロンが世界で初めて造ったものだという。
これを受け、ネットユーザーからは「マウスのボタンを造る会社だと思ってたのに、すごい」「てっきり医療機器の会社かと…」「自分が生まれる1年前にはもうあったなんて…」
「韓国の自動改札機はしっかり当ててないと反応しないけど、日本のはタッチやそっと触れただけで認識してくれる。韓国のとは違うの?」など「日本人、やるな」と認める声が上がり、中には「ATMもオムロンなんだって」「カメラの顔認証もオムロン。
センサー関連に強い」との紹介コメントも見られた。
http://www.recordchina.co.jp/
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高度経済成長のただ中にあった1966(昭和41)年、世界で最初となる自動改札機の試作機が京都で誕生した。近畿日本鉄道株式会社様と共同で開発を手がけたのは、当社の前身、立石電機株式会社の社員だった。1960年代、日本の経済・産業はまさに破竹の勢いで発展を続け、社会は好景気に沸いていた。都市部には農村から労働者が大挙して押し寄せ、急激な人口の増加に交通・住宅・消費物資などのインフラが追いつかない状況。鉄道もその一つ。朝夕の通勤ラッシュ時の駅の混雑は想像を絶するもだった。満員電車から吐き出された人々がホームにあふれかえり、改札では殺到する人々をさばき切れず、長蛇の列ができた。その光景は、「朝の通勤地獄」などと世界各地の新聞で報じられたほどすさまじいものだった。駅の大混雑を解消する。それは当時、最も切実な社会要請の一つだった。上記の社員が総力を尽くして挑んだのは、そんなソーシャルニーズの解決だった。
自動改札機の開発において最初の課題は、定期券を通す「スピード」でした。改札機の能力が駅係員の処理スピードより遅くては意味がありません。社員がラッシュ時の駅で改札を通る人を数えたところ、1分間に80人もの乗客が通過することがわかった。つまり一人が改札を抜ける時間はわずか0.7秒。 来る日も来る日も通過テストを繰り返し、解決策を探る日々が続いた。ある時、じっと通過する人を目で追っていた技術者の一人が気づいたことがあった。それは、荷物と違って人が通る際には次の人との間に必ずスペースができるということ。つまり荷物を識別するのではなく、このスペースを正確に感知すれば、荷物と人とを見分けられる。そう思いついたという。そこでセンサの光を細かく点滅させ、ごくわずかなスペースでも感知する技術を開発。人の持った荷物を瞬時に判別できる光センサを完成させた。こうして1967(昭和42)年、阪急電鉄株式会社の北千里駅に、自動改札機が設置された。
スレッド主は、韓国の地下鉄の自動改札機の写真を掲載している。実はこの自動改札機、1967年に日本の大手電機機器メーカー・オムロンが世界で初めて造ったものだという。
これを受け、ネットユーザーからは「マウスのボタンを造る会社だと思ってたのに、すごい」「てっきり医療機器の会社かと…」「自分が生まれる1年前にはもうあったなんて…」
「韓国の自動改札機はしっかり当ててないと反応しないけど、日本のはタッチやそっと触れただけで認識してくれる。韓国のとは違うの?」など「日本人、やるな」と認める声が上がり、中には「ATMもオムロンなんだって」「カメラの顔認証もオムロン。
センサー関連に強い」との紹介コメントも見られた。
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高度経済成長のただ中にあった1966(昭和41)年、世界で最初となる自動改札機の試作機が京都で誕生した。近畿日本鉄道株式会社様と共同で開発を手がけたのは、当社の前身、立石電機株式会社の社員だった。1960年代、日本の経済・産業はまさに破竹の勢いで発展を続け、社会は好景気に沸いていた。都市部には農村から労働者が大挙して押し寄せ、急激な人口の増加に交通・住宅・消費物資などのインフラが追いつかない状況。鉄道もその一つ。朝夕の通勤ラッシュ時の駅の混雑は想像を絶するもだった。満員電車から吐き出された人々がホームにあふれかえり、改札では殺到する人々をさばき切れず、長蛇の列ができた。その光景は、「朝の通勤地獄」などと世界各地の新聞で報じられたほどすさまじいものだった。駅の大混雑を解消する。それは当時、最も切実な社会要請の一つだった。上記の社員が総力を尽くして挑んだのは、そんなソーシャルニーズの解決だった。
自動改札機の開発において最初の課題は、定期券を通す「スピード」でした。改札機の能力が駅係員の処理スピードより遅くては意味がありません。社員がラッシュ時の駅で改札を通る人を数えたところ、1分間に80人もの乗客が通過することがわかった。つまり一人が改札を抜ける時間はわずか0.7秒。 来る日も来る日も通過テストを繰り返し、解決策を探る日々が続いた。ある時、じっと通過する人を目で追っていた技術者の一人が気づいたことがあった。それは、荷物と違って人が通る際には次の人との間に必ずスペースができるということ。つまり荷物を識別するのではなく、このスペースを正確に感知すれば、荷物と人とを見分けられる。そう思いついたという。そこでセンサの光を細かく点滅させ、ごくわずかなスペースでも感知する技術を開発。人の持った荷物を瞬時に判別できる光センサを完成させた。こうして1967(昭和42)年、阪急電鉄株式会社の北千里駅に、自動改札機が設置された。
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