北朝鮮問題、3つの「勘違い」
北朝鮮の核・ミサイル問題で陥りがちな「勘違い」を3つ挙げる。第一は、北朝鮮の主張は「朝鮮半島の非核化」であって、北の一方的な非核化ではない。その違いを理解するには、彼らの核・ミサイル開発の目的を知らなければならない。それは「政権の安定維持と安全保障を担保するため」(金氏「新年の辞」)の手段ということだ。「韓国やアメリカを攻撃するためではなく、北朝鮮の主権の確保、政権維持のためという安全保障上の意味が強い」(李在禎/イ・ジェジョン元韓国統一部長官) 防衛的な性格なのだ。
トランプ大統領に直接対話を受け入れさせたのも、核政策の正しさの証明ということになる。リビアのカダフィ政権は、核放棄を公言した途端崩壊した。大量破壊兵器を持たなかったイラク・フセイン政権もまた、米軍事攻撃で吹き飛ばされた。軍事的に劣勢に置かれた北朝鮮が生き延びるには、核兵器を手に軍事攻撃を抑止する以外の選択肢はない。だから無条件で「丸裸」になる可能性はゼロだ。
(1)米朝国交正常化(2)朝鮮戦争の終戦と休戦協定を平和協定に転換 —— など、北が納得できる体制保証措置が不可欠。「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化を達成し、その後に見返りを与える」というアメリカに対し、北朝鮮は3月末の中朝首脳会談で「段階的で歩調を合わせた措置」を提起した。朝鮮労働党中央委員会の決定も、非核化に言及せず「核開発の凍結」にとどめた。韓国は、米朝首脳間で非核化と体制保証実現という大枠でまず合意し、その後の履行過程で北朝鮮に見返りを段階的に与える折衷案を描くと見られる。
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第二の勘違いは、北が対話路線に舵を切った動機。安倍首相はトランプ大統領との電話会談で「我々が続けてきた最大限の圧力の成果」と述べた。果たしてそうか。北朝鮮経済の専門家が口をそろえるのは、北は制裁にもかかわらず着々と経済力をつけ、2016年はGDP成長率が4%弱と17年ぶりの成長率を達成した。4月半ば平壌を訪れた記者によると、平壌の市民生活に変化はなくスーパーでの品ぞろえや物価は2017年と変わっていない。店舗内の外貨交換所の為替レートも2017年年末と同じ1ドル=8000ウォンのまま。石油供給の制限にもかかわらず、市内の交通量は減っていないし、タクシーは頻繁に往来している。一時高騰したガソリン価格も「安定している」という。こうした現状を見れば、対話路線への転換が「圧力の成果」ではないことが分かろう。
第三の勘違いは韓国の文在寅大統領の役割。日米両国は米韓同盟と日米韓3国の連携強化を主張する。しかし、「北と文氏の主張は米韓や日韓より近い」(在京北朝鮮筋)。「南北コリア」を主役とする文氏のスタンスを見誤ってはならない。「何としても戦争だけは防ぐ」として、トランプ大統領の軍事行動に協力しない姿勢を鮮明にした文大統領と、このイニシアチブに金正恩氏が乗った「南北協力」の成果である。
https://www.businessinsider.jp/
記事では、「安倍政権に独自外交を期待するのは無理」という声は強いが、あえて付け加えれば、第四の勘違いだと思う。今後、必ずテーブルに乗る議題が日朝関係正常化と対北朝鮮経済協力である。正常化するには200-500億ドルといわれる補償(経済支援)を覚悟しなければならないとしている。また日本は、北朝鮮への植民地支配という「帝国の負債」の清算が済んでいない。北朝鮮と関係正常化を進め、負債の清算と同時に、東アジアの平和構築に積極関与すべきだ。平和構築という主要課題のために、関係正常化と経済支援を優先すること。拉致問題は副次的課題にする決断が必要だという。
約束を守らない朝鮮人である。北朝鮮は自国防衛と言う視点と経済支援と言う視点を狙っているわけで、文大統領を利用し、米国と中国を巻き込み、大きな一手に出たわけで、安易に信じれば日本は200-500億ドルといわれる補償(経済支援)を覚悟する必要があるだろうし、それ以上に日本は危険なままという事だ…。
トランプ大統領に直接対話を受け入れさせたのも、核政策の正しさの証明ということになる。リビアのカダフィ政権は、核放棄を公言した途端崩壊した。大量破壊兵器を持たなかったイラク・フセイン政権もまた、米軍事攻撃で吹き飛ばされた。軍事的に劣勢に置かれた北朝鮮が生き延びるには、核兵器を手に軍事攻撃を抑止する以外の選択肢はない。だから無条件で「丸裸」になる可能性はゼロだ。
(1)米朝国交正常化(2)朝鮮戦争の終戦と休戦協定を平和協定に転換 —— など、北が納得できる体制保証措置が不可欠。「完全かつ検証可能で不可逆的な非核化を達成し、その後に見返りを与える」というアメリカに対し、北朝鮮は3月末の中朝首脳会談で「段階的で歩調を合わせた措置」を提起した。朝鮮労働党中央委員会の決定も、非核化に言及せず「核開発の凍結」にとどめた。韓国は、米朝首脳間で非核化と体制保証実現という大枠でまず合意し、その後の履行過程で北朝鮮に見返りを段階的に与える折衷案を描くと見られる。
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第二の勘違いは、北が対話路線に舵を切った動機。安倍首相はトランプ大統領との電話会談で「我々が続けてきた最大限の圧力の成果」と述べた。果たしてそうか。北朝鮮経済の専門家が口をそろえるのは、北は制裁にもかかわらず着々と経済力をつけ、2016年はGDP成長率が4%弱と17年ぶりの成長率を達成した。4月半ば平壌を訪れた記者によると、平壌の市民生活に変化はなくスーパーでの品ぞろえや物価は2017年と変わっていない。店舗内の外貨交換所の為替レートも2017年年末と同じ1ドル=8000ウォンのまま。石油供給の制限にもかかわらず、市内の交通量は減っていないし、タクシーは頻繁に往来している。一時高騰したガソリン価格も「安定している」という。こうした現状を見れば、対話路線への転換が「圧力の成果」ではないことが分かろう。
第三の勘違いは韓国の文在寅大統領の役割。日米両国は米韓同盟と日米韓3国の連携強化を主張する。しかし、「北と文氏の主張は米韓や日韓より近い」(在京北朝鮮筋)。「南北コリア」を主役とする文氏のスタンスを見誤ってはならない。「何としても戦争だけは防ぐ」として、トランプ大統領の軍事行動に協力しない姿勢を鮮明にした文大統領と、このイニシアチブに金正恩氏が乗った「南北協力」の成果である。
https://www.businessinsider.jp/
記事では、「安倍政権に独自外交を期待するのは無理」という声は強いが、あえて付け加えれば、第四の勘違いだと思う。今後、必ずテーブルに乗る議題が日朝関係正常化と対北朝鮮経済協力である。正常化するには200-500億ドルといわれる補償(経済支援)を覚悟しなければならないとしている。また日本は、北朝鮮への植民地支配という「帝国の負債」の清算が済んでいない。北朝鮮と関係正常化を進め、負債の清算と同時に、東アジアの平和構築に積極関与すべきだ。平和構築という主要課題のために、関係正常化と経済支援を優先すること。拉致問題は副次的課題にする決断が必要だという。
約束を守らない朝鮮人である。北朝鮮は自国防衛と言う視点と経済支援と言う視点を狙っているわけで、文大統領を利用し、米国と中国を巻き込み、大きな一手に出たわけで、安易に信じれば日本は200-500億ドルといわれる補償(経済支援)を覚悟する必要があるだろうし、それ以上に日本は危険なままという事だ…。
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金正恩の恐怖政治
平壌は外交向けアイコン都市だから特別でしょう。
>平壌の市民生活に変化はなくスーパーでの品ぞろえや物価は2017年と変わっていない
ならば、何故いまだに年間1000人を越える脱北者がいるのか。
金正恩の恐怖政治の下でもいまだに脱北を試みる北朝鮮人民がいる。
金正男暗殺2017年
張成沢処刑2013年
>正常化するには200-500億ドルといわれる補償(経済支援)を覚悟しなければならないとしている
これは自論を公論にすり替えるプロパガンダです。
米朝国交回復すれば北朝鮮は低コスト生産地として草刈場になるだろうが、
日本は参戦しなくてもいい。
>平壌の市民生活に変化はなくスーパーでの品ぞろえや物価は2017年と変わっていない
ならば、何故いまだに年間1000人を越える脱北者がいるのか。
金正恩の恐怖政治の下でもいまだに脱北を試みる北朝鮮人民がいる。
金正男暗殺2017年
張成沢処刑2013年
>正常化するには200-500億ドルといわれる補償(経済支援)を覚悟しなければならないとしている
これは自論を公論にすり替えるプロパガンダです。
米朝国交回復すれば北朝鮮は低コスト生産地として草刈場になるだろうが、
日本は参戦しなくてもいい。
[ 2018/04/26 23:31 ]
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これって戦後韓国に北の分も一括で渡しているとよく見るのだけど、実際どうなんだろう?
(北が韓国に請求する)