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2兆ドルのハラールフード市場が開かれる

先月26日、ソウル城東区(ソンドング)にある新世界(シンセゲ)フード総合食品研究所のオルバンLABで新世界フードが行った新製品の試食会に、ハラールフード(イスラム教徒が食べることが認められた食べ物)がいきなり登場した。豚肉で作っただしや油の代わりに、イスラム法に合った食材を使ったハラールラーメン2種が、包装紙に認証マークをつけて置かれていた。試食をすると、味と香りは、一般ラーメンより少し強目に感じられた。新世界フードは、同日披露したハラール認証ラーメン2種を先月、マレーシアで発売して、本格的にハラールフード市場に参入した。新世界フードのハラールラーメンは発売から半月で10億ウォンの売り上げを上げ、現地で好評を得ている。新世界は、このラーメンの今年の販売目標を80億ウォンに決めている。

1日、食品業界によると、イスラム人口が密集した中東が最近「ポスト・チャイナ」として注目され、韓国食品メーカーが「ハラールフード」市場に積極的に参入している。ハラールとはアラビア語で「神が許した良いもの」という意味だ。毒がなく、精神を曇らせてはならないし、危険ではならないという条件を満たさなければならない。イスラム法では、血液、アルコール、豚肉、アッラーの名の下で適切な方法で屠殺されていない動物から出た部位などの食用を禁じている。ハラール認証機関だけで全世界に300か所以上もある。ハラール認証を獲得するためには、厳しい手続きを経なければならないが、ハラールフード市場が食品業界のブルーオーシャンとして浮上し、国内企業では我先に参入している。業界によると、2009年は6350億ドルだった世界のハラールフード市場は、2013年は1兆ドルを超え、来年は市場規模が2兆ドルに迫ると予想される。

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韓国食品メーカーは、気軽に食べられるラーメンに集中している。2011年、農心(ノンシム)がハラール認証を受けた辛ラーメンをサウジアラビアやマレーシアなどに披露したのに続き、三養(サムヤン)食品も2014年、激辛鶏焼きそばを東南アジア地域で発売した。ラーメンはスープの原材料が多様であり、ハラール認証を獲得するのが極めて難しい製品の一つだ。昨年、農心ハラールラーメンの売上は前年比30%も伸びた。

ロッテ製菓は、チョコパイとガムのハラール認証を獲得して、先月27日、パキスタンにチョコパイとガムを生産する菓子工場の稼動に入った。ロッテ製菓は、イスラム諸国の製菓市場に積極的に進出する計画だ。ロッテ製菓の関係者は、「18億人のイスラム教徒の製菓市場に積極的に参入して『お菓子の韓流』を先導したい」と語った。
http://japanese.donga.com/

イスラム教徒は世界約 16 億人、日本国内には留学生、企業研修生を含め約 20万人と言われている。このうち 6 割にあたる 10 億人以上がアジア地域に住んでいる。イスラム教徒の世界的な人口の伸びは世界人口の伸び 1.4 倍を上回り、2030年には約 22 億人、2050 年には 1.7 倍の約 28 億人に増え世界人口の 4 分の 1 以上を占めることが予想される。中でも最大のイスラム人口を抱えるインドネシアでは人口の約 2 億 5 千万人の約 9 割をイスラム教徒が占めかつ平均年齢が 30 歳前後で市場が若く経済成長が期待できる。同国は親日国であり、中間層の所得上昇に伴って日本への来訪者数が今後増えることが予想され、HIS など大手旅行代理店も同国からの訪日客獲得に力を入れている。このような状況にもかかわらず、東京五輪を控え観光立国を目指す日本においては、イスラム教徒に対する食品インフラの整備は不十分であり、多様な食習慣への対応が求められている。国内のハラール1食品市場規模は 1200 億と推定されており今後さらに拡大すると思われる。


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[ 2018年05月04日 08:56 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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