韓国産ヘリ墜落事故…「目撃談によると問題点少なくない」
イ・イルウ自主国防ネットワーク事務局長が18日、慶尚北道浦項(ポハン)で発生した海兵隊上陸機動ヘリコプター「マリンオン」墜落事故の原因として機体の欠陥または整備不良の可能性を提起した。マリンオンは韓国型機動ヘリコプター「スリオン」を海兵隊の上陸作戦に合わせて改造した機種。
イ氏はこの日、CBSラジオ番組「キム・ヒョンジョンのニュースショー」で、前日の墜落事故について「操縦未熟および操作ミスによる事故の可能性は非常に低いとみている」と述べ、「事故当時のヘリコプター操縦士のキム中佐と副操縦士のノ少佐は軍でも実力が優れていて嘱望される操縦士であり、機体はわずか10メートルしか浮いていなかった」と理由を説明した。 イ氏はマリンオンの母体スリオンについて「簡単に言うと、40年ほど前の欧州製旧型ヘリコプターの設計図を買ってきて、ここに米国制のエンジンと部品、そして国内で開発した部品を搭載したハイブリッド機体」とし「開発期間は6年と短く、初期段階から機体の欠陥問題が数多く指摘されてきた。実戦配備後にも振動問題、エンジンの結氷などの問題が何度か発生していた」と伝えた。
また、問題があったスリオンを海上用に改造する過程でも十分な検証手続きを踏まなかったと話した。イ氏は「(マリンオンは)海岸まで遠く飛行する必要があるため燃料タンクの容量を増やした。また海で浮くようにリフティング装置も付けた。塩分による機体の腐食を防ぐために防錆処理もされた」とし「フェイスリフト水準の改良が加えられたため、いくつかの変数について十分に検証すべきだったが、開発期間はあまりにも短かった」と機体欠陥の可能性を提起した。
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さらに「目撃談を見ると、おかしなところは一つや二つでなかった」とし、整備不良の可能性も示唆した。イ氏は「離陸中に突然メインローター(プロペラ)が落ちたという目撃談がある」とし「ローターとギアボックス、エンジンを連結する接合部に問題があった可能性がある」と説明した。また「離陸直後に機体から煙が出たという目撃談もあるが、これはエンジンやギアボックスから油が漏れたり、部品の接続問題で摩擦が発生して出火した可能性があるということ」と話した。
http://japanese.joins.com/
そもそも2017年監査院の監査結果を見ると、スリオンはエンジンの各種欠陥のほか、機体内部にまで雨水が漏れるというのが監査院の発表だった。監査院は朴槿恵政権時代の2015年、スリオン開発事業に対する1次監査に着手している。2014年の防衛産業不正特別監査団発足の後続措置だ。監査ではKAIが開発の過程で原価を水増しして547億ウォン台の不当利益を得たという結果があった。監査院はこれを共謀した疑いがある防衛事業庁の職員2人を検察に捜査依頼した。
2013年からスリオンで各種事故が続くと、監査院は2016年3ー5月に2次監査に着手した。同年10-12月には試験評価と政府認証過程に対する3次監査まで行った。この監査院の発表は2、3次監査の結果を総合したものだ。
イ氏はこの日、CBSラジオ番組「キム・ヒョンジョンのニュースショー」で、前日の墜落事故について「操縦未熟および操作ミスによる事故の可能性は非常に低いとみている」と述べ、「事故当時のヘリコプター操縦士のキム中佐と副操縦士のノ少佐は軍でも実力が優れていて嘱望される操縦士であり、機体はわずか10メートルしか浮いていなかった」と理由を説明した。 イ氏はマリンオンの母体スリオンについて「簡単に言うと、40年ほど前の欧州製旧型ヘリコプターの設計図を買ってきて、ここに米国制のエンジンと部品、そして国内で開発した部品を搭載したハイブリッド機体」とし「開発期間は6年と短く、初期段階から機体の欠陥問題が数多く指摘されてきた。実戦配備後にも振動問題、エンジンの結氷などの問題が何度か発生していた」と伝えた。
また、問題があったスリオンを海上用に改造する過程でも十分な検証手続きを踏まなかったと話した。イ氏は「(マリンオンは)海岸まで遠く飛行する必要があるため燃料タンクの容量を増やした。また海で浮くようにリフティング装置も付けた。塩分による機体の腐食を防ぐために防錆処理もされた」とし「フェイスリフト水準の改良が加えられたため、いくつかの変数について十分に検証すべきだったが、開発期間はあまりにも短かった」と機体欠陥の可能性を提起した。
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さらに「目撃談を見ると、おかしなところは一つや二つでなかった」とし、整備不良の可能性も示唆した。イ氏は「離陸中に突然メインローター(プロペラ)が落ちたという目撃談がある」とし「ローターとギアボックス、エンジンを連結する接合部に問題があった可能性がある」と説明した。また「離陸直後に機体から煙が出たという目撃談もあるが、これはエンジンやギアボックスから油が漏れたり、部品の接続問題で摩擦が発生して出火した可能性があるということ」と話した。
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そもそも2017年監査院の監査結果を見ると、スリオンはエンジンの各種欠陥のほか、機体内部にまで雨水が漏れるというのが監査院の発表だった。監査院は朴槿恵政権時代の2015年、スリオン開発事業に対する1次監査に着手している。2014年の防衛産業不正特別監査団発足の後続措置だ。監査ではKAIが開発の過程で原価を水増しして547億ウォン台の不当利益を得たという結果があった。監査院はこれを共謀した疑いがある防衛事業庁の職員2人を検察に捜査依頼した。
2013年からスリオンで各種事故が続くと、監査院は2016年3ー5月に2次監査に着手した。同年10-12月には試験評価と政府認証過程に対する3次監査まで行った。この監査院の発表は2、3次監査の結果を総合したものだ。
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