韓国経済News

韓国経済を中心に北朝鮮・中国・台湾・日本そしてアメリカの経済状況を掲載するサイトです。
   
韓国経済 韓国社会 韓国政治韓国芸能 日本経済 日本社会 日本政治
韓国経済News TOP  >  韓国経済 >  文大統領「製造革新で製造業強国に再飛躍しよう」

文大統領「製造革新で製造業強国に再飛躍しよう」

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が13日、「製造革新で競争力を高め、製造業強国に再飛躍すべき時だ」とし「製造革新の主体は中小企業であり、カギはスマート工場」と述べた。 文大統領はこの日午前、昌原(チャンウォン)の慶南(キョンナム)道庁で開催された中小企業スマート製造革新戦略報告会に出席した。全羅北道群山(クンサン)と慶尚北道浦項(ポハン)に続いて地域経済に活力を吹き込むための全国経済ツアーの一環であり、3度目の地域訪問だ。 マート工場は、文大統領の最側近の金慶洙(キム・ギョンス)慶南知事が就任後にスマート工場普及拡散4カ年計画を樹立するなど重点的に推進している政策。スマート工場とは情報通信技術(ICT)を取り入れて設備を自動化した知能型工場で、生産性を高めて不良率を減らすというメリットがある。

文大統領は「国内企業の売上高の40%を占め、輸出の84%を担う製造業は、全体の産業のうち最も多い400万人の雇用がある」とし「韓国を製造業の強国に導いた中心地がここ慶南」と述べた。続いて「いま韓国経済が厳しい理由は、伝統主力製造業で活力を失っているため」とし「製造業に革新があってこそ大韓民国の経済が生きて、慶南地域の経済も生きる」と語った。 また文大統領は中小企業にスマート工場を普及させ、製造業の革新を模索しなければいけないと強調した。文大統領は「2014年から昨年までスマート工場を導入した5003カ所の工場では生産性が30%上昇し、不良率は45%減少、コストは15%削減された」とし「労働災害が22%減り、スマート工場の安全性も立証した」と述べた。べた。

スポンサードリンク


文大統領は「製造業の生産額と付加価値の半分を占める中小企業が生きてこそ大企業が共に生き、国家経済が回復する」とし「共に良い暮らしをする包容的成長と革新的包容国家に進む道でもある」と語った。 このため政府は2022年までに2兆3000億ウォン(約2300億円)を投じてスマート工場を3万カ所に拡大し、これを通じて6万6000人の雇用創出と18兆ウォンの売上増加を期待するという内容の中小企業スマート製造革新戦略を発表した。
https://japanese.joins.com/

スマート工場とは、高度な工場自動化を実現した上で、工場内の機器や設備を相互にネットワークで接続し、IoT化となる(Internet of Things:設備と設備、設備と人をネットワークで接続する ことで生産革新を実現する工場をいう。このような生産システムの構築で産業・製造業の再躍進を図るとして、ドイツでは政府が主導する「Industry 4.0」の取り組みが、米国では「Industrial Internet」などの取り組みが進められている。ドイツや米国のほか、中国は「中国製造2025」、インドは「Make in India」と称して同様の取り組みを進めている。ただし、各国の背景とする産業構造や製造業の一般的な生産方式はそれぞれ相違があり、目指す方向にもいくぶんかの違いがみられる。

一方日本のものづくりの現場は、他国と比較しIoT技術の導入が進んでいるとは言えない状況にある。日本製造業の製造技術が“様々な形”で発展途上国に渡り国際競争力が低下してしまったという歴史がある。情報流出に対しては神経質にならざるをえない。長らく閉鎖環境で独自の進化を遂げた工場内の各種システムを流れる情報は、何が秘密情報で何が公開可能情報かの分類がなされていない。どこまで情報開示しても問題ないか容易に判断がつかない状況のため、多少不便であっても、とにかく外部と接続せずすべて秘密情報として扱うというわけだ。

大量生産と安価な人件費により台頭してきた新興国のものづくりに対抗するには、多品種少量生産による付加価値の高い製品の製造が有効な手立てだが、それを実現するにはスマート工場は欠かせない。他の先進国では、スマート工場は、生き残りをかけた戦略の一つと位置付けられている。 一方、日本企業の多くは小さな改善の積み重ねの延長線上にIoT技術を置いている。戦後からQC活動を始めとする地道な努力の積み重ねによって究極まで生産性を高め、先進国の仲間入りを果たした事が、逆に後れを取っているともいえる。


関連記事

[ 2018年12月14日 09:08 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(1)
昌原で「製造革新」だそうで
文在寅大統領が韓国東南部へでかけて視察と激励、
行ったのは昌原(チャンウォン)、さすがに蔚山(ウルサン)へは行かない。
昌原は部品産業が多く、生産品目の変更をやりやすいし、取引先の変更も
やりやすい。実際、大阪など日本に渡って商談会をやっている。
そのへんの品目、取引先の話題はさけて、もっぱら「スマート製造革新」だそうで、
文在寅という人は、政治プレイが達者だ。
[ 2018/12/14 17:00 ] [ 編集 ]
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

サイト内をキーワードや文書で検索
お問い合わせ

お問い合わせ
管理人 MON
連絡先 monma@asahinet.jp