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韓国経済の危機、IT・ネット企業に広がる暗雲

半導体、スマートフォン、ディスプレー、ゲーム、インターネットなど過去数年間にわたり、韓国経済を支えてきたIT産業が没落している。韓国の上場企業による営業利益の半分(49.59%)を占めるサムスン電子とSKハイニックスの業績低下が予想よりも深刻で、両社の株価は今年下半期にそれぞれ20%以上下落し、年初来安値を記録した。世界経済が過去10年間の好況から停滞局面に入ったことに加え、中国の攻勢もますます強まっているからだ。

テレビに搭載される液晶パネル(LCD)や有機発光ダイオード(OLED)パネルを主に生産するLGディスプレーは、中国メーカーによる安値攻勢で今年は2四半期連続の赤字に転落した。7?9月期は何とか黒字を回復したが、来年1?3月には再び業績が悪化しかねない。LCD世界首位の中国企業、京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)に完全に主導権を奪われたからだ。

韓国の2大電子部品メーカーであるLGイノテックとサムスン電機も世界のスマートフォン市場の鈍化で成長の勢いを失う見通しだ。スマートフォン向けカメラを主力とするLGイノテックは、最近の4カ月で株価が半分にまで下落した。サムスン電子と中国のスマートフォンメーカーに主要部品を供給するサムスン電機は今年、過去最高の業績を記録したが、10?12月期からは業績が急速に低下するとみられ、直近3カ月で株価が30%下落した。

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インターネット企業も今年に入り、新たな突破口を見つけられずにいる。ネイバーは今年10?12月期の営業利益が前年同期を15%以上下回る2400億ウォン前後になると予想した。動画投稿サイト大手、ユーチューブが市場を侵食し、広告収入が打撃を受けた上、巨額を投じた海外事業では目に見えるような成果が上がっていない。カカオも新事業の目玉として推進している婚活事業にブレーキがかかっている。IT業界関係者は「既存の主力産業が衰退する一方で、未来の成長動力が見えない。フィンテック、ブロックチェーンなどの未来産業が規制に阻まれ、企業が相次いで海外に脱出していることも手痛い」と話した。
http://news.livedoor.com/

半導体、ディスプレーのようなIT部品は電子機器だけでなく、自動車、一般消費財に使われる部品メーカーの業績が悪化し、次に完成品メーカーも打撃を受けると朝鮮日報は報じている。韓国経済において、土台が日本技術の国であるのと財閥企業であるから、次世代産業に未来がないというより、企業戦略がないこと自体が問題となる。個別事業で財閥間競争している時代では無い。世界企業と競争するには戦略が必要という事だ。

今後必要なのは他国との企業間契約となる事業提携は不可欠だ。自社で何とか生き残る事ばかりを考えるが、そうではない。企業技術限界点に来た場合は、同業他社との積極的提携が不可欠となる。場合によっては提携後の新会社設立投資等々…。特には中国や米国など市場国となる国の大企業との提携を確立する事。これにはタイミングがある。すでに遅いとはいえ、何もしないよりはチャンスはある。自国政府の外交とともにチャンスを作ることである。
 


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[ 2019年01月01日 08:20 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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