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スーパーコンピューターの数百万倍越える量子コンピューターの開発本格化

昨年11月に導入された国家超高性能コンピューター5号機「ヌリオン」は当時の基準で世界11位の情報処理速度を誇る。しかし、このスーパーコンピューターも宇宙や微生物の複雑な現象を計算するには数カ月以上の時間がかかる。このようなスーパーコンピューターと比べても数百万倍以上の計算性能を発揮し、「夢のコンピューター」と呼ばれる量子コンピューター開発が本格化する。

韓国科学技術情報通信部は31日、「量子コンピューティング技術開発社業推進計画」と「2019年度次世代情報コンピューティング技術開発事業推進計画」などを確定し、事業を本格推進すると明らかにした。

計画によると今後5年間、量子コンピューターハードウェアなどのコア技術開発と量子コンピューティング新アーキテクチャー、量子アルゴリズム、基盤ソフトウェアなど未来有望分野に合計445億ウォン(約43億円)が投資される。まずことしは合計60億ウォンが投入される。不足している国内量子コンピューティング研究人材などを補完・拡大するために科学と工学分野研究者間の融合研究を促進し、グローバル研究の生態系との交流・協力活性化も支援する計画だ。

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韓国の量子コンピューター研究・開発投資と技術水準は米国・中国・日本などに比べて大きく遅れている。量子コンピューター開発に最も先んじている米国IBMはすでに2016年5量子ビット級を公開し、現在は20量子ビット級を開発している。中国も最近年間1兆ウォン以上の予算を量子コンピューター開発に投資している。量子コンピューターの性能が50量子ビットに到達すれば現在のスーパーコンピューターを越えられる水準になる。
https://japanese.joins.com/

今までコンピューターの性能を引き上げてきたのは半導体技術の進歩となる。ムーアの法則のもと、開発メーカーはチップ上の論理ゲートの数を増やし、高速化、高機能化、大容量化、低価格化などを実現してきた。量子コンピューターとは、従来のコンピューターとは異なる動作原理で「計算するプロセス」を実現する。論理ゲートによる回路ではなく、「重ね合わせ」や「量子もつれ(エンタングルメント)」といった量子力学的な振る舞いを使って計算を行うシステムとなる。1994年、ショアが発表した量子アルゴリズムが量子コンピューターの可能性を広く知らしめることになる。

NECは2019年1月16日、報道機関向けに量子コンピュータの勉強会を行い、量子コンピュータ技術の動向やNECの取り組みについて説明している。NECは、2023年を目標に、1ミリ秒のコヒーレント時間を持つアニーリング型量子コンピュータを本格的に実用化する方針だという。



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[ 2019年02月01日 12:33 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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