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第2の韓国GM事態も…緊張する韓国自動車業界

現代自動車の昨年の営業利益(2兆4222億ウォン、約2400億円)は前年比で半減した。2010年に国際会計基準(IFRS)が適用されて以降、最も少ない。起亜自動車も昨年の営業利益率が2.1%にとどまった。双龍自動車は昨年10-12月期に営業損失を出し、2017年1-3月から8期連続で赤字だ。2014年から2017年までの4年間に3兆ウォンの当期純損失が発生した韓国GMは、昨年も1兆ウォンの赤字を出したと、業界は推定している。

専門家は自動車産業が危機を迎えた根本的な原因に慢性的な「高コスト低効率」構造を挙げた。硬直した労働市場と高い人件費、低い生産性にウォン高、通商問題までが重なり、瀕死状況に追い込まれたという分析だ。

ルノーサムスンをはじめとするほとんどの国内自動車企業は「労働組合リスク」から抜け出せていない。現代・起亜自動車はストライキ危機に直面している。半額年俸自動車工場「光州型雇用」事業が先月31日に第一歩を踏み出すと、両社の労働組合は全面的な対政府闘争を予告した。韓国GMは昨年2月に群山工場を閉鎖した後、今年に入ってもまだ労働組合の圧力に苦しんでいる。業界関係者は「ほとんどの国内自動車企業は団体協約規定のため、工場別に生産量を調整する時も労働組合の同意を受けなければいけない」とし「労働組合リスクを解決できなければ競争力を取り戻すのは容易でない」と指摘した。

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自動車部品会社は連鎖倒産の恐怖を感じている。工場稼働率下落と資金不足に2年近く持ちこたえてきたが、もう限界に達したという雰囲気だ。国内最大の自動車部品会社団体(会員250余社)の韓国自動車産業協同組合を率いるシン・ダルソク理事長(ディーエムシー会長)は「今年上半期が最大のヤマ場」と話した。資金不足に苦しむ部品会社が今年上半期を乗り越えられなければ連鎖的に倒産する「パーフェクトストーム(超大型危機)」を迎えるという見方もある。
https://japanese.joins.com/

中央日報は、韓国自動車業界にまた衝撃が走ったとし、仏ルノーグループ本社がルノーサムスン自動車に「労働組合のストライキが続けば新車を配分しない」と警告したと報じている。ルノーサムスン釜山工場では、昨年2月に工場稼働率急落で閉鎖した韓国GM群山工場の前轍を踏むのではという不安が強まっているという。 業界は「第2の韓国GM事態」を懸念している。業界関係者は「ルノー本社の新車配分が中断すれば、ルノーサムスン釜山工場の稼働率が50%前後に落ち、協力会社はすぐにも倒産危機を迎える」としている。

労使のストライキが一番の企業利益マイナスとなる。特に韓国は、騒ぐほどに逆効果となる。ルノーもGMも韓国で生産したくはないだろう。他の市場での工場稼働率を上げたほうが得策だ。世界の自動車市場が伸び悩んでいる間は、マーケティングや販売戦略の見直し期間となるわけで、伸び悩みの時期が過ぎたとたんに、戦略を持って動いた企業との差が格段に開くことになる。


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[ 2019年02月08日 12:44 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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