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アシアナ航空に1.6兆ウォン支援、年内に売却完了へ

財閥・錦湖アシアナグループの資金難で売却が決まったアシアナ航空に対し、韓国産業銀行など債権団はこのほど、1兆6000億ウォン(約1600億円)の資金支援を行い、年内に第三者への売却作業を終えることを決めた。洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相が23日に開かれた産業経済閣僚会議で明らかにしたものだ。債権団による支援は、永久債の買い取り(5000億ウォン)、信用枠(8000億ウォン)、保証支援(3000億ウォン)により、キャッシュフローの問題を解決する内容となっている。

今回示された経営正常化策は、アシアナ航空の債券を買い取り、必要な資金を貸すだけでなく、他の資金調達先から借り入れを行う際の償還保証も行うものだ。洪副首相は「アシアナ航空の経営状況は良好であり、大株主が合併・買収(M&A)への同意など自主再建案を提出した点を考慮し、決定に至った」と説明した。

債権団による支援規模は先週時点で論議されていた「5000億ウォンプラスアルファ」の線を大きく上回るものだ。金融当局幹部は「協議過程では年内に返済期限が訪れるアシアナ航空の債務が1兆3000億ウォンに達し、市場の期待を上回る流動性供給で信頼を回復すべきだとの点で意見がまとまった」と話した。

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ただ、同幹部は「8000億ウォンに達する信用枠はアシアナ航空に対する市場の信頼が回復すれば、実際に投入される可能性は低い」と指摘した。2年前に産業銀などは大宇造船海洋の資金難に際し、2兆5000億ウォンを超える信用枠を提供したが、これまでに実際に投じられた資金が2000億ウォン前後にとどまっている点を念頭に置いた発言とみられる。
http://www.chosunonline.com/

4月15日、韓国の中堅財閥企業である錦湖アシアナグループは、グループの中核企業である韓国2位のエアライン「アシアナ航空」を売却すると発表した事で。錦湖グループが解体に向かっている。韓国経済の減速だけでなく、成長が行き詰まった錦湖グループという財閥の瓦解につながる。同時に韓国の財閥企業の“同族経営”が限界を迎えたという事だ。2006年、錦湖グループが大宇建設を買収したが、大宇建設の企業価値を大きく上回る買収金額、買収のための借り入れ増加が錦湖グループの経営を悪化させた。

グループ傘下の企業は、朴兄弟によって経営指揮されてきた。兄弟の利害が一致しているわけではないので、朴三求会長は大宇建設買収を強行し、拡大路線を進めることで、弟の朴賛求氏の影響力を弱める筋書きだった。兄弟同士の覇権争いが、同グループの経営を悪化させた。今の韓国財閥企業は、世界経済の環境変化に適応することができなくなっているのも事実。財閥企業の成長に依存してきた韓国経済にとっては深刻だ。財閥経営も世代を超え、ロッテなども悲惨な経営であるし、不正の多い財閥企業は今後も隠蔽が多発する可能性もある。また次第に株主の反発が強まるほどに、財閥経営の限界が加速する可能性もある。


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[ 2019年04月24日 08:55 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(1)
LCC
アシアナ航空は、LCCとの競合のため業績悪化らしい。
アシアナ航空本体はすでに社会的役割終了、
あとは子会社のLCC、エアプサン、エアソウルに交代だろう。
[ 2019/04/24 16:49 ] [ 編集 ]
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