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米中貿易戦争、レアアースは中国の切り札にならない?!

米中貿易戦争で「中国の切り札」とも目されるレアアースについて、米華字メディア・多維新聞は3日、複数の専門家から「レアアースの対米輸出制限は戦局の変化につながらない」との指摘が出たと報じた。

記事は米CNBCの報道を引用し、多くのアナリストが「レアアースを貿易戦争の武器として用いるには限度がある」と述べたと説明。「中国がレアアース禁止令をどのように定めるかは観察を待たねばならない」とした上で、ウォール街から「禁止令は中国の交渉担当者が貿易戦争の局面を変える手段にならない」との声が聞かれたことを伝えた。

記事によると、米レイモンド・ジェームズ・ファイナンシャルのアナリスト2人は研究報告書の中で「中国がレアアースというカードを出しても米国への影響は軽微」と中国による措置の実行に懐疑的な考えを示し、「レアアースと最も頻繁に関連するハイテク製品において、米国の製造能力は限られている。個人向け電化製品や各種工業用製品の米国での生産規模は中国やアジア各国に及ばない」と述べた。

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また、米ウェルズ・ファーゴの投資研究機関は「中国の禁止令はレアアースを使う米メーカーを苦境に陥れるが、切り札になるとは限らない」と指摘。同研究機関のアナリストは「中国がどうやって消費財にレアアース制限をかけるかを見出すのは困難。これら製品は中国国内で生産され、全世界で消費されている」と報告書につづっているという。
https://www.recordchina.co.jp/

中国政府は電気自動車(EV)の部材で不可欠なレアアースで新しい輸出管理システムを設ける検討に入った。中国はレアアースの世界生産の7割を握り、米国は輸入の8割を中国に依存する。日本が数百年分のレアアースを発見するも、いまだに手に入れられない状況であるだ。2010~11年に領土問題で日中関係が悪化した際、中国は日本に対するレアアースの輸出を制限。日本企業は調達難に見舞われ、代替素材やリサイクル技術の開発を進めた。中国側が米国への輸出規制に踏み込めば価格高騰など日本企業にも余波が広がる可能性がある。

ただ米国との貿易戦争にレアアースを使うのは控えたほうが良いだろう。ロイター通でも報じているが、過去に行われた禁輸措置は買い手を代替品へ向かわせるだけだった。さらに悪いことに、レアアースを武器にしてしまうと、中国は海外で別の資源を採掘する際に必要となる信頼を失うことになる。米地質調査所によると、昨年の全世界の約70%が中国で生産され、同国は埋蔵量の40%前後を握るという。さらに米企業は引き続きマレーシアや日本といった第三国から購入する手が残る。

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[ 2019年06月05日 07:56 ] カテゴリ:中国 | TB(0) | CM(0)
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