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不良債権比率は9%、どのように中国製造業を救うか

2019年6月21日、経済観察網は、世界最大規模を誇る中国の製造業の不良債権率が9%と深刻な状況にあることが明らかになったと報じた。

記事は、中国証券監督管理委員会の肖鋼(シアオ・ガン)元主席が先日「中国の製造業における金融環境は不健全だ。信用体系、融資担保体系、情報公開体系がいずれも健全でない。もともと多くの負債を抱えている製造業において、不良債権率がさらに上昇している。これは、投融資の増加に影響を及ぼす」と語ったことを紹介した。

そして、中国銀行保険監督管理委員会のデータで今年第1四半期末現在で商業銀行が抱える不良債権率が1.8%だったのに対し、製造業の不良債権率が9%と非常に高い水準にあることが分かり、この状況を銀行業界が非常に注目し、製造業への投融資を敬遠する動きまで出始めたと伝えている。

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中国保険監督管理委員会の周延礼(ジョウ・イエンリー)元副主席は「製造業融資の問題点は主に、製造業が直面している経営困難、効果と利益の低さ、イノベーション能力の低さ、モデルチェンジやグレードアップができない点にある。質の高い産業を実現するには、同時に金融による製造業支援能力も高めなければならない」と語った。
https://www.recordchina.co.jp/

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中国政府が2017年の重点政策課題の第一に掲げた3つの過剰(過剰生産能力、過剰債務、過剰不動産在庫)の解消がある。中国の非金融企業の債務が、我が国のバブル崩壊後のピークを越える水準まで急速に拡大しており、その債務の返済可能性、言い換えれば不良債権の問題に懸念が高まっている。また中国の公式統計では、銀行融資の「不良債権」は増加してきており、2017年3月末時点で、約1.5兆元、不良債権比率は1.74%と公表されている。これとは別に将来の返済に懸念要素のある「要注意先」95が2倍の約3.5兆元も存在している。

データーを見る限りピーク点に達している。さらにシャドーバンキング部分の動向については正確な数字の把握が難しい。シャドーバンキングが直ちに不良債権につながるわけではない。特に、内蒙古自治区、福建省、浙江省等で不良債権比率は、全国平均(2015年末1.67%)を大きく上回っている。地域性が明確になっている。銀行融資の不良債権額は、沿海部の地域で高水準に達している。不良債権問題は、過剰生産能力問題とも関連しており、その背景にはいわゆるゾンビ企業など経営困難な企業の存在がある。中国政府は、過剰生産能力の解消やゾンビ企業を整理する方針を掲げているが、その実行に当たって地元経済や失業など雇用問題が制約となっている。


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[ 2019年06月25日 08:38 ] カテゴリ:中国 | TB(0) | CM(0)
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