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成長が止まった蔚山の街、「日本病」を患う

全国の物価上昇率は8、9月の2カ月連続でマイナスを記録したが、蔚山は既に8カ月連続でマイナスだ。今年2月から9月までマイナスが続いた。蔚山市の9月の物価上昇率はマイナス1.0%で、全ての広域市・道で最も低かった。デフレは物価が力なく下落し、経済が活力を失い、低成長の泥沼にはまる状況を指す。日本が「失われた20年」に経験した長期不況そのものだ。音もなく近づき、経済を崩壊させることから「沈黙の殺人者」と呼ばれる。

蔚山は成長がストップして久しい。2011年の経済成長率が7.9%を記録して以降、16年まで年平均成長率が0.5%にとどまった。17年にはついにマイナス0.7%に転落した。重工業、自動車、石油精製など主な輸出産業がけん引する経済構造だけに、輸出環境が悪化した際に景気が揺らぐことこそあったが、最近のように長期間停滞局面に陥ったことはなかった。「輸出韓国」が最近米中貿易紛争、日本の輸出規制などで揺らいでいるが、蔚山は韓国全体の縮小版だ。ここでは物価下落と成長率の鈍化が続いているだけでなく、不動産などの資産価格下落も伴い、「日本型デフレ」に近づいていると言われている。

韓国鑑定院によると、蔚山市のマンション価格は2017年4月から今年9月まで29カ月連続で下落した。4億ウォンで分譲された面積30坪の物件は3億ウォンに値下がりし、賃貸保証金も3億ウォンだった物件で2億ウォン前後に下落した。日本も1980年代後半の利下げ以降、過熱していた不動産市場のバブルが一度に吹き飛び、デフレへとアクセルを踏み込んだ。

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蔚山市中区の不動産仲介業者の代表は「蔚山の不動産価格が底値だといううわさが全国に広がり、市外から関心を示す人もいるが、完成済みの売れ残り物件があるほどムードは良くない」と話した。 蔚山の人々は成長が止まった都市でこれからどうやって暮らしていくのか悩んでいる。半導体、自動車などの主力産業による輸出に依存してきた韓国経済全体のこれから直面する苦悩に通じる。今年に入り、蔚山市の人口は7000人以上減少し、余裕がある蔚山市民は釜山まで出掛けて消費している。
http://www.chosunonline.com/

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そんな中で、現代自動車グループの部品メーカー、現代モービスは、3,300億ウォン(約303億円)を投じて現代自動車の蔚山工場近くに電気自動車(EV)部品工場を新設する。早ければ年内に着工し、2020年末の完成を目指す。 現代モービスは新工場で、駆動モーターやインバータ、コンバータなどEV部品を生産。現代自が来年発売するEV専用プラットフォームを備えた新車向けに部品を供給する。

蔚山は現代自動車のお膝元であり、自動車の生産高で大韓民国一位である。現代尾浦造船や現代重工業など現代グループの企業城下町でもある。また海岸沿いに韓国最大の石油コンビナートが広がり、工業都市の様相を示している。特に造船に関しては、長らく地域経済をリードする業種であり、蔚山を9年連続で1人当たりの所得が韓国一の都市に押し上げる原動力となっていた。だが企業は低迷となり、税金投入で対応してはいるが、現実はリストラと赤字であるから、縮小あるいは事業撤退せざる負えない。内需縮小である。 

大企業は海外へ移動するわけで、蔚山のみならず他の都市でも同じように低迷するだろう。

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[ 2019年10月26日 09:21 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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