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なぜ訪日中国人は爆買いしなくなったのか?

2019年12月4日、中国メディアの雲南網は、訪日中国人が日本で爆買いしなくなった理由について分析する記事を掲載した。

記事は、「日本旅行と言えば、多くの人は中国人旅行客が大型免税店やドラッグストアで爆買いする様子を思い描くだろう。だが、時がたつにつれ様子は変わっていくもので、爆買いはもはや見られなくなった」と紹介。実際、調査によると、訪日中国人の1人当たり消費額は減少してきているという。記事は「訪日中国人の数は逆に上昇し続けている」とも指摘した。

では、なぜ訪日中国人の消費額が減少し、いわゆる「爆買い」現象が見られなくなってきたのだろうか。その原因の1つとして記事は、「旅行の方式が変化した」ことを挙げた。「以前は団体旅行が多かったが、最近は個人旅行が増えている」と説明。旅行客の年齢層も以前は中年女性が多かったが、日本のアニメや文化の影響を受けた若者が増えていると指摘した。

その上で、「団体旅行と違って個人旅行は、免税店でみんなが買っているのを見てつられて買うことを避けられる。個人旅行では現地の歴史文化を理解することや、風習・習慣を体験することを重視している」と分析。旅行そのものが充実すると、買い物のニーズは自然と減少すると論じた。

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別の原因は、「代理購入」の普及だと記事は分析。日本国内に数多く存在する「代理購入者」のおかげで、わざわざ遠くまで行って買い物をして、大量の荷物を持ち帰ることは必要なく、「家にいながら好きな外国製品が買える」という便利さが、爆買いが見られなくなった大きな理由だとしている。
https://www.recordchina.co.jp/

2016年末あたりから円安に振れたこともあり、中国人観光客による消費が少し戻ったが、それでも百貨店の数字を見ると、化粧品などの比較的安いものの売り上げは伸びているものの、宝飾品・時計などは前年比でマイナスとなっている。2年ほど前、中国人観光客による爆買いが日本経済に大きな恩恵をもたらし、今後も続くと期待されましたが、残念ながら一時の波で終わった。日本を訪れる中国人観光客数自体は、2016年は前年比30%程度増えています。しかし、百貨店をはじめとする小売業の売り上げは減少が続き坤為地に至っている。

その理由は、中国経済が減速したことが原因と考えるかもしれませんが、もっと深いところの理由は、中国の外貨準備高が減ってしまったことにある。中国の外貨準備は、2014年6月に3兆9900億ドルでピークに達し、もう少しで4兆ドルのところまで増えました。それが16年12月末時点には3兆105ドルまで減少しています。2年半でおよそ1兆ドルも減った。 中国企業は、好景気だった2000年代、輸出をどんどん増やして急成長した。輸出をすると、中国企業は代金をドルなど外貨で受け取る。外貨のままでは社員に給料を支払えないので、中国企業はドルなどを市場で売って人民元を買う。すると、人民元はどんどん高くなってしまい、輸出に悪影響が出るという構図だ。

そこで、中国の中央銀行にあたる中国人民銀行が、ドルを中心に外貨を買い支えしたのです。それが溜まりにたまって4兆ドルまで膨らみ、中国は世界1位の外貨準備を保有する国になった。鉄鋼やセメントなどの供給が過剰となり、人件費も上昇。経済成長は鈍化した。実質GDP成長率は12年には8%を割り込み、16年には6.7%にまで低下した。これを受けて、今度は人民元が売られ始めた。 人民元が安くなりすぎるのを防ぐため、中国政府は今度は外貨準備を売ることで人民元を買い支えた。これであっという間に外貨準備1兆ドルを使ってしまった。

急速に外貨準備が減少したことで、中国政府は「外貨の流出を抑えたい」と考えるようになり、人民元の防衛に動き出したこうした経緯で、中国人観光客は日本で高額品を買わなくなった。


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[ 2019年12月09日 08:33 ] カテゴリ:中国 | TB(0) | CM(0)
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