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金融危機がまた来れば=韓国

グローバル金融危機はもう一つの衝撃だった。通貨危機を一度経験しただけに普段から対応していたというが、どうにもならなかった。当初、政府は外貨準備高が2500億ドルを超えるため問題はないと断言していた。2カ月間で400億ドルが流出すると、恐怖が広がった。為替レートは1ドル=1100ウォン台から1500ウォン台へとウォン安ドル高が大幅に進んだ。サブプライムモーゲージ(非優良住宅担保貸出)から始まった米国発の危機だったが、韓国がふらついた。国際金融市場が不安定になると、韓国のような新興国から資金が流出した。悲しいが、それが厳然たる現実だった。

2008年の秘蔵のカードは外貨準備高でなく、友邦と結んだ通貨スワップだった。良い関係を維持した米国や日本と、韓国ウォンを渡してドルや円を持ってくる契約をした。ようやく金融市場が安定を取り戻した。2000億ドル以上の外貨準備高よりも300億ドルの韓米通貨スワップ契約書が大きな力を発揮した。李明博(イ・ミョンバク)政権とブッシュ政権が緊密な関係だったため可能だった。友邦とは外交的、軍事的な意味だけではないという事実を実感する瞬間でもあった。

今は1997年や2008年とは違う。97年のように財政が健全でない。2008年のような友邦もない。その間、財政を誰もが次々と使った。大統領から郡・区長まで、国民の税金を自分のお金のように投じて恩着せがましい態度を見せた。それではいけないことを誰よりもよく知る経済官僚は自身の安泰のためにコード合わせた。財政を守るという以前の使命感は影も形もない。洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相は「財政が十分に対応可能な水準」という言葉ばかり繰り返している。彼はその言葉に責任を負わなければいけない。

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通貨スワップは米国とは2010年に、日本とは2015年に終わった。もう急ぎの時にお金を貸してくれる友邦はすぐには思い浮かばない。韓米同盟は以前のようではない。危機が訪れれば米国はただでは助けないだろう。計算深いトランプ政権は我々の弱点を突いて多くものを得ようとするに違いない。強制徴用賠償問題で関係が遠ざかった日本に手を差し出すのは自尊心が許さない。日本はこれを機に何かを仕掛けてくるかもしれない。安倍政権なら十分に考えられることだ。
https://japanese.joins.com/

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中央日報は、こうした状況で「あの人に任せれば経済危機を克服できる」というカリスマあふれる指導者も経済官僚も見えない。どう考えても危機を迎えた時に出せる秘蔵のカードがない。外交的に孤立無援であり、財政が悪化中で、国論も分裂した国があるだけだ。年初から不安で、危機が来ないことだけを祈る惨めな状況だと締めくくっている。

通貨危機が発生すれば日本は韓国を今度は助けない。ウソつき韓国のみならず条約破りと言うレッテルまでついた韓国を助ける国はない。通貨危機は規模が次第に縮小しつつあるとはいえ、今の状態では必ず発生する。一昨年から発生危険年と伝えていたが、米中貿易摩擦はそれを緩和した。現在1ドルが1165ウォンである。数日この値を維持している。次に1200ウォンを超えれば危険はより高まる。韓国の金融緩和も限界にある。外貨準備高の流動性の高い金額は非常に少ないと言われる。不良債権ばかりの外貨準備では心もとない。


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[ 2020年01月07日 09:47 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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