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華為「米国製輸入不可ならサムスンの半導体調達も」

中国のIT(情報技術)企業、華為技術(ファーウェイ)は米国の貿易制裁が強化された場合、スマートフォン用の半導体チップの調達先をサムスン電子などに変更することもあり得ると表明した。貿易制裁で米国製半導体チップが輸入できなくなったことから、米国にサプライチェーンの多角化を宣言した形だ。スマートフォン世界2位の華為が半導体サプライチェーンを再編した場合、世界の半導体業界地図にも大きな影響を及ぼすとみられる。

日経アジアンレビューは22日、華為の広報担当者が「米国が輸出規制を強化しても、韓国のサムスン電子、台湾の聯発科技(メディアテック)、中国の展訊通信(スプレッドトラム)からチップを調達できる。これは一般的な業界の慣行だ」と述べたと報じた。サムスン電子はスマートフォンに使われるモバイルプロセッサー(AP)など重要な半導体チップを生産している。

聯発科技と展訊通信は半導体を設計するファブレス業者だ。華為は昨年から米国の貿易制裁を受け、独自開発したチップを自社のスマートフォンに使用している。同広報担当者は「我々が半導体を直接作らなくても、中国の多くのチップメーカーが成長するはずであり、韓国、台湾、日本、欧州企業のチップを使って製品を作ることもできる」と話した。

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華為が半導体サプライチェーンの多角化を宣言したのは米国の追加制裁があり得るためだ。ロイター通信などによると、米国は最近、華為とその下請け業者に対する制裁緩和を検討している。米国は昨年、華為を輸出規制企業のブラックリストに登載した。しかし、制裁を受けても華為が世界2位のスマートフォンメーカーに浮上したため、華為の半導体調達を阻む追加的な制裁計画を検討しているとされる。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/04/23/2020042380011.html

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中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)の経営ナンバー2の梁華会長は、2019年の日本企業からの部品調達額が前年より5割多い1兆1千億円になると伝えている。米国に代わり、日本が最大の部品調達先となる。米政府が同社に制裁を科し米企業との取引が制限されるなか、同社は日本企業との連携に活路を求めるとした。またファーウェイへの制裁を続けるなか、取引先であるソニーやパナソニックなど日本の主要50社のうち約8割が取引を続けている。

米国政府はファーウェイ(華為技術、広東省深セン市)を制裁対象にして窮地に追い込むはずだったが、ファーウェイは米国からの圧力をバネに、かえってビジネスを拡大している。2019年のスマートフォンの出荷台数は前年比20%増に拡大。サーバー用のCPUやエッジサーバー用のAIチップなども製品化し、次世代に向けた新事業の布石を着々と打っている。米国から輸入している半導体が将来的に調達できなくなるかもしれないリスクに備え、ファーウェイは半導体の内製化を進めると同時に、委託生産先を中国企業に切り替える動きを加速している。米国のファーウェイ制裁は、明らかにファーウェイや中国の半導体開発をかえって加速した。

従ってサムスンは単に数社購買の一社に過ぎない。


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[ 2020年04月23日 09:47 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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