現代自動車42%減益、販売台数は9年前の水準に
現代自動車は23日、2020年1-3月期の現代自動車の純利益が前年同期比42.1%の5527億ウォン(約482億円)にとどまったと発表した。新型コロナウイルスによる影響で世界的に需要が低下し、販売が激減したためだ。4-6月期の見通しはさらに暗い。
現代自の海外工場が相次いで稼働を中断し、固定費用だけがかさんだことも業績悪化の一因となった。現代自による1-3月の完成車販売台数(卸売基準)は90万3371台で、前年同期を11.6%下回った。四半期ベースで販売台数が100万台を下回ったのは2011年7-9月期以降で初めてだ。中国での販売台数は51.7%減の6万3000台にとどまり、欧州(16.3%減)、インド(18.7%減)も減少幅が大きかった。
売上高は5.6%増の25兆3194億ウォン、営業利益は4.7%増の8638億ウォンだった。ウォン安による為替差益と米合弁法人で発生した特別利益でプラスを維持した。ウォンの対ドル相場は前年同期の平均1ドル=1125ウォンから今年1-3月は1193ウォンへとウォン安が進行した。米自動運転車企業アプティブとの合弁会社に現物出資したことによる知識財産権が会計上、その他売り上げに計上されたため、1056億ウォンの特別利益を計上した。合弁会社の利益分を除くと、1-3月の営業利益は7582億ウォンで、前年同期を8.1%下回った。
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新型コロナウイルスの影響は4-6月期から本格化する見通しだ。需要低迷による業績悪化は避けられない。現代自のキム・サンヒョン財経本部長は「流動性管理強化、在庫の適正水準維持などに全社的に力を入れていきたい」と話した。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/04/24/2020042480006.html
中国や米国では、程々しか売れていないわけで、そこに新型コロナウイルス感染の直撃弾であるから、コロナウイルスが終息しても状況はそれほど好転はしないだろう。企業低迷時の災難は、低迷を加速するだけで、のちの好転にはつながらないのが常。なので期待は薄い。唯一現代自の望みと言えば、エコカーへの切り替え時期となる。ま企業が維持されていれば、大きなチャンスだが、電気モーターか水素化とでは大きな違いとなる。
加工技術レベルが低い現代自では、加工が少ない方が有利ではある。品質に問題を抱えたまま販売してきたツケは大きい。これは日本の自動車産業にも言える。インドではスズキ、他の東アジアで日本企業は上位独占してはいるが、環境汚染対応となった時点で、中国をはじめ、東アジア地域、欧州、米国と、自動車販売は大きな転換期を迎えることになる。だがまだまだ開発段階である。どんな技術が市場を占めるかはまだ不明だ。なのでインフラも難しい。
いずれにしても電気自動車のように長い充電が必要では無理。水素車は構造が問題。どの技術が革新技術として市場を占めるのかは世界企業での連携で決まりそうだが。いずれにしても、多くの技術を蓄えている企業が有利になる。
現代自の海外工場が相次いで稼働を中断し、固定費用だけがかさんだことも業績悪化の一因となった。現代自による1-3月の完成車販売台数(卸売基準)は90万3371台で、前年同期を11.6%下回った。四半期ベースで販売台数が100万台を下回ったのは2011年7-9月期以降で初めてだ。中国での販売台数は51.7%減の6万3000台にとどまり、欧州(16.3%減)、インド(18.7%減)も減少幅が大きかった。
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