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韓国当局 新型コロナ治療薬「レムデシビル」輸入へ手続き開始

韓国の防疫当局が新型コロナウイルス感染症治療薬として使用されている米製薬会社ギリアド・サイエンシズの「レムデシビル」の導入を決め、医薬品安全当局に特例輸入を要請するとともに、同治療薬の使用指針をまとめる作業に着手した。

中央防疫対策本部の鄭銀敬(チョン・ウンギョン)本部長が29日の会見で伝えた。

レムデシビルはウイルスの増加を抑制することで、感染者の回復する期間を短縮し、死亡率を下げるとされる。 中央防疫対策本部は同治療薬を投与する対象や期間を定め、副作用に備えたモニタリングの方法なども用意する予定だ。 ただ、症状の重い患者に対し、実際に同治療薬が使用されるまでには時間がかかるとみられる。

鄭氏は「薬品の確保は製薬会社と協議して個別に進める必要がある」とし、同薬の供給や生産に余裕ある状況ではないため、確保できる時期を現時点で明言するのは難しいと述べた。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/05/30/2020053080003.html

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政府官邸側が前のめりに進めていた新型コロナウイルス治療薬のアビガンの月内承認が断念された。日本で開発されたアビガンが新型コロナウイルス治療薬として効果があるのではないかと国内で臨床研究が始まったのが2月。実際に日本医師会の有識者会議ではエビデンスが十分でない候補薬については拙速的な特例承認をすべきでないとの提言があった。既に動物実験では胎児に奇形児が生まれる副作用も判明しており、通常のインフルエンザ薬の3倍の量を投与するので危険性も倍増する。

一方、米製薬ギリアド・サイエンシズは27日、新型コロナウイルス感染症治療薬として使われている同社の抗ウイルス薬「レムデシビル」の臨床試験において、新型コロナ重症患者への5日間と10日間の投与で効果に大きな差は出なかったとする結果を公表している。ギリアドは、レムデシビルの投与期間を短縮できれば、供給量が限定されている同薬をより多くの患者に投与できるとしていた。試験は、新型コロナ重症患者で入院中の397人を対象に、プラセボ(偽薬)比較なしに実施。対象者の大半は人工呼吸器をつけていなかった。

ギリアドによると、レムデシビルの投与終了から14日経った段階で、5日間投与された患者の64%、10日間投与された患者の54%に、一定の臨床的改善が見られた。一方で、吐き気や呼吸不全の悪化などの副作用も報告された。通常、医薬品は承認されるまで1~2年はかかるが、レムデシビルは申請からわずか3日での承認だ。異例ともいえる超スピードで承認されたレムデシビルだが、未解明の新型コロナウイルスに対して、どのような基準で効くと判断されたのか。米中でレムデシビルの治験が行われたが、結果が効く、効かないで正反対だったと報じられている。

米国と中国で正反対の結果が出た背景は、一言で言えば「何をもって薬が効いたか?」という指標の違いによる。 米中、そしてギリアド社の治験の詳細な違いは後述するが、どんな指標を使って、どの程度変化したら改善と判断するのか、その定義によって結果は変わる。ただ中国の治験は、都市封鎖の影響で患者が減少し、計画していた人数が集まらず途中で打ち切られた経緯もある。「薬が効く」とは必ずしも病気が治ることではないという部分にも注意が必要だ。


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[ 2020年05月30日 09:21 ] カテゴリ:韓国政治 | TB(0) | CM(0)
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