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韓国自動車業界が新型コロナで大打撃、苦境脱出に向け努力

2020年6月10日、中国紙・経済参考報は、新型コロナウイルス感染流行で生産・輸出とも大打撃を受けた韓国の自動車業界が、韓国政府による資金および政策面での強力な支援や企業経営幹部の給与の自主返納、オンライン販売の開拓などの対策で立て直しに懸命だとする記事を掲載した。

韓国の産業通商資源部のデータによると、4月の韓国の自動車生産台数は前年同期比22.2%減、5月の自動車輸出額は同54.1%減、自動車部品の輸出は同66.7%減。記事は「自動車と自動車部品の輸出は他業界よりも非常に厳しい状況」だと伝えた。記事は、海外向け完成車の生産ラインが停止し、自動車部品の輸出も落ち込んでいるとしながらも、「輸出は激減しているものの、韓国国内の感染状況は落ち着き、経済活動は回復傾向にある。政府の消費刺激対策もあり、国内市場は上昇した。韓国5大完成車メーカーが発表したデータによると5月の韓国の自動車販売台数は前年同期比9.3%増だった」と伝えた。

その上で、「自動車は韓国経済の基幹産業の一つで、自動車業界を救済するため、韓国政府は多くの政策を打ち出している」と説明。「40兆ウォン(約3兆6000億円)規模の基幹産業安定基金を設立し、大手自動車企業をその中に組み入れたほか、5000億ウォン(約450億円)の『共生担保基金』を設立し、中小自動車部品企業を支援すると発表した」と紹介した。韓国政府は自動車産業の発展を非常に重視しており、他にも措置を講じるという。

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また、「韓国メディアの報道によると、韓国の自動車企業は『無期限』の給与返納計画を進めており、経営幹部1000人以上が自主的に2カ月分の月給を返納し、企業とともに苦境を乗り切りたいと表明している」と伝えた。韓国の自動車業界も感染流行が落ち着くに伴い、販売方法を改善し、国内および海外市場のオンライン販売を開拓するなど新たな動向も見られるという。
https://www.recordchina.co.jp/b812587-s0-c20-d0046.html

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中国全国乗用車市場信息聯席会(CPCA)によると、韓国の完成車最大手・現代自動車の2019年の中国での販売台数は68万6,390台と、前年比13.1%減少した。目標の86万台を大幅に下回った。現代自動車は、地場メーカーの北京汽車との合弁・北京現代を通じて中国で自動車を販売している。北京現代の販売台数の推移を見ると、16年は114万台だったが、在韓米軍による高高度防衛ミサイル(THAAD)配備で中国の対韓感情が悪化したことなどから、17年は78万5,000台に急減。18年も79万台と低迷し、19年は70万台を下回った。

今年も大きな改善は見込めない。現代自は今年の中国での販売目標を19年より11万台少ない75万台に設定。だが中国では世界企業に後れを取り、年々低下している韓国車の販売台数となる。また米国ではエンジン発火問題を受けて、リコール対応中であり、訴訟問題もある。そのためヨーロッパ向けに力を入れてきたがそれも報われずに在庫はたまったままとなり、かなりの台数が新古車状態である。


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[ 2020年06月11日 11:49 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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