現代自の水素電気自動車、7年で累計販売台数が1万台突破
世界で初めて水素電気自動車の量産に成功した現代(ヒョンデ)自動車が、発売から7年で水素電気自動車の累計販売台数が1万台を突破した。現代自は5日、韓国国内と海外で水素電気自動車「ネクソ」(写真)が先月に548台が売れ、水素電気自動車の累積販売台数が1万144台(工場販売基準)を記録したと発表した。現代自はこれまで、国内で7740台、海外で2404台の水素電気自動車を販売した。
現代自は2013年に、世界で初めて水素電気自動車の量産体制を整えて、第1世代の水素電気自動車・ツーソンの販売を開始した。しかし、水素充電インフラの不足と高価格などで、ツーソン水素電気自動車の販売は916台にとどまった。このような状況は、2018年に第2世代水素電気自動車・ネクソが出たことで変わった。ネクソは初年度に966台が売れ、昨年は販売台数が4987台に急増した。今年も上半期の販売台数が3292台となっている。現代自は、ネクソ単一モデルだけで来月の累積販売が1万台を記録すると見ている。トヨタの水素電気自動車・ミライが昨年1万台を超えて以来、二番目の記録である。
ネクソの興行成功には、政府のエコカー普及拡大政策が大きく貢献した。ネクソの価格は7000万ウォン前後だが、政府と地方自治体の補助金を受ければ、価格が半分に落ちるうえ、水素ステーションも着実に増えている。
https://www.donga.com/jp/
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気候変動に関して、輸送は重要な検討事項だ。米国では温暖化ガス排出量の約30%、世界では14%を輸送部門が占めているからだ。だが、輸送部門の脱炭素化に必要だと考えられているEVは、まだ世界レベルでは主流になっていない。その主な理由は消費者が完全EVの採用に慎重な姿勢を崩していないからだ。1回の充電で走行できる距離や、充電設備の不足、大半のEVが充電に数時間かかり、寿命に限りがあるリチウムイオン電池を使っていることなどがネックとなっている。
一方、有望な代替策の一つがFCVだ。FCVはタンクに貯蔵された水素と大気中の酸素を化学反応させて発電した電気を使う。水蒸気しか排出しないため、FCVは温暖化ガスを出さない「ゼロエミッション車」だ。韓国の現代自動車、エンジンの米カミンズ、自動車部品の仏フォルシアなど自動車業界の大手各社は低炭素の未来を見据えた事業を構築し、燃料電池技術に多額の資金を投じている。各国政府も水素を優先的に推進している。特にアジアの主要国(中国、日本、韓国)は既にFCVの開発目標を定めており、現代自、ホンダ、トヨタ自動車など大手自動車メーカーによるFCVの開発が大きく報じられている。
燃料電池は圧縮した水素を大気中の酸素と化学反応させて発電し、水蒸気を排出する。FCVはバッテリーやスーパーキャパシター(蓄電器)の代わり、または補完として燃料電池を使い、モーターを動かす。FCV自体は排ガスを出さないが、燃料電池で使う水素の生成に化石燃料を使用すれば、温暖化ガスを排出することになる可能性がある。一方、気候変動に対する懸念の高まりから、太陽光発電や風力発電などクリーンエネルギーを使って生成した水素「グリーン水素」が注目されつつある。
さらに、燃料電池には従来のEVバッテリーよりも多くのメリットがある。最も顕著なのは、FCVは大半のバッテリー式電気自動車(BEV)よりも1回の充電で走行できる距離(航続距離)が長く、充電時間が大幅に短い点だ。だが、水素の生成や輸送はコストが高く、水素燃料は消費者にとって割高となる。さらに、水素の燃料供給インフラは依然として極めて限定的で、EVの充電インフラよりも少ない。水素燃料電池への関心が再び高まっている理由はいろいろある。最大の理由は、気候変動と二酸化炭素の排出量の増加に対する懸念の高まりにある。
現代自は2013年に、世界で初めて水素電気自動車の量産体制を整えて、第1世代の水素電気自動車・ツーソンの販売を開始した。しかし、水素充電インフラの不足と高価格などで、ツーソン水素電気自動車の販売は916台にとどまった。このような状況は、2018年に第2世代水素電気自動車・ネクソが出たことで変わった。ネクソは初年度に966台が売れ、昨年は販売台数が4987台に急増した。今年も上半期の販売台数が3292台となっている。現代自は、ネクソ単一モデルだけで来月の累積販売が1万台を記録すると見ている。トヨタの水素電気自動車・ミライが昨年1万台を超えて以来、二番目の記録である。
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燃料電池は圧縮した水素を大気中の酸素と化学反応させて発電し、水蒸気を排出する。FCVはバッテリーやスーパーキャパシター(蓄電器)の代わり、または補完として燃料電池を使い、モーターを動かす。FCV自体は排ガスを出さないが、燃料電池で使う水素の生成に化石燃料を使用すれば、温暖化ガスを排出することになる可能性がある。一方、気候変動に対する懸念の高まりから、太陽光発電や風力発電などクリーンエネルギーを使って生成した水素「グリーン水素」が注目されつつある。
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