4-6月期世界テレビ市場でサムスン首位を維持…LGは中国に追い越されて4位に
今年4-6月期における全世界テレビ市場でサムスン電子が1位の座を守った。不同の2位だったLGエレクトロニクスは中国TCLとハイセンスに追い越されて4位に落ちた。18日市場調査会社DSCCとDISCIENによると、今年4-6月期の上位15ブランドの全世界テレビ出荷量は3800万台で前年同期より2%減少した。北米と中国市場の出荷量がそれぞれ39%、5%増加したが、アジア・太平洋と中南米、東欧などは出荷量が大幅に減った。
ブランド別にはサムスン電子が首位を維持した。ただし、サムスン電子の4-6月期の出荷量は850万台で前年同期より6%減少した。前四半期に3位を占めた中国TCLはLGエレクトロニクスを抜いて2位にのぼった。TCLの4-6月期の出荷量は前年同期より27%増えた560万台となった。中国ハイセンスも同期間に18%増加した470万台を出荷して3位になった。中国で新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の拡大が落ち着き、4-6月期の中国テレビ市場が改善された影響とみられる。反面、LGエレクトロニクスは25%減少した440万台で4位となった。LGエレクトロニクスはハイセンスが自社の特許4件を侵害したとして昨年末米国カリフォルニア地裁に特許侵害訴訟を提起したことがある。
DSCCアナリストのボブ・オブライエン氏は「液晶ディスプレイ(LCD)と有機ELテレビの価格の差に広がっているなか、LGエレクトロニクスは価格を下げず有機ELテレビの販売の割合を拡大しており市場地位を維持することに困難を強いられている」と分析した。
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ただし、4-6月期以降はプレミアムテレビの販売量が増加し、LGエレクトロニクスが市場シェアを回復するものとみられる。DSCCは11日、報告書で今年の下半期における全世界プレミアムテレビ市場の需要が昨年下半期より33%増加すると見通した。DSCCは今年4-6月期のプレミアムテレビ販売量は310万台で前年同期より47%増え、テレビ市場のシーズンである10-12月期には500万台に達すると予想した。特に、LGエレクトロニクスが強気を見せる有機ELテレビの10-12月期の販売量は供給拡大とゆるやかな価格下落で前年同期より11%増加すると見通した。
https://japanese.joins.com/JArticle/269305?servcode=300§code=320
世界のテレビ市場では現在、世界競争を制したサムスン電子やLGといった韓国勢がトップに君臨しているが、中国TCLなどがコストパフォーマンスの高い製品を投入し、猛烈に追い上げている。一方、コロナによる外出制限の影響で在宅時間が増えた結果、テレビの売り上げそのものは堅調に推移する見込み。テレビは進化を続けている。テレビのディスプレイは、ブラウン管から薄型テレビへとシフト、さらに、薄型テレビは液晶ディスプレイ、有機ELといった具合に技術革新が進み、小型・軽量化、省電力化が進んでいる。また、テレビのデジタル化とも連動して、画像もハイビジョン、4K8Kといった具合に、高精細化している。
一方で、ITの急速な発達、とりわけ、デジタルモバイルやインターネットの普及は、テレビにも大きな影響をもたらした。もともとテレビは、家庭用ゲーム機、ホームビデオなどのディスプレイの役割も兼ねていたのだが、スマートフォンの「ワンセグ」のように、もはやテレビと、デジタルモバイルやPCといった情報端末の境目がなくなりつつある。 そこで登場したのが、両者を融合し、連動させる「スマートテレビ」となる。テレビ放送を視聴するだけでなく、ネットにもつながることができ、VOD(ビデオオンデマンド)やYouTubeの視聴など、さまざまな機能を兼ね備えたテレビへと進化している。
また、世界テレビ市場シェア2位にまで上昇した「TCL」は、2018年頃から日本でもテレビの販売を行なっている。
ブランド別にはサムスン電子が首位を維持した。ただし、サムスン電子の4-6月期の出荷量は850万台で前年同期より6%減少した。前四半期に3位を占めた中国TCLはLGエレクトロニクスを抜いて2位にのぼった。TCLの4-6月期の出荷量は前年同期より27%増えた560万台となった。中国ハイセンスも同期間に18%増加した470万台を出荷して3位になった。中国で新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の拡大が落ち着き、4-6月期の中国テレビ市場が改善された影響とみられる。反面、LGエレクトロニクスは25%減少した440万台で4位となった。LGエレクトロニクスはハイセンスが自社の特許4件を侵害したとして昨年末米国カリフォルニア地裁に特許侵害訴訟を提起したことがある。
DSCCアナリストのボブ・オブライエン氏は「液晶ディスプレイ(LCD)と有機ELテレビの価格の差に広がっているなか、LGエレクトロニクスは価格を下げず有機ELテレビの販売の割合を拡大しており市場地位を維持することに困難を強いられている」と分析した。
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ただし、4-6月期以降はプレミアムテレビの販売量が増加し、LGエレクトロニクスが市場シェアを回復するものとみられる。DSCCは11日、報告書で今年の下半期における全世界プレミアムテレビ市場の需要が昨年下半期より33%増加すると見通した。DSCCは今年4-6月期のプレミアムテレビ販売量は310万台で前年同期より47%増え、テレビ市場のシーズンである10-12月期には500万台に達すると予想した。特に、LGエレクトロニクスが強気を見せる有機ELテレビの10-12月期の販売量は供給拡大とゆるやかな価格下落で前年同期より11%増加すると見通した。
https://japanese.joins.com/JArticle/269305?servcode=300§code=320
世界のテレビ市場では現在、世界競争を制したサムスン電子やLGといった韓国勢がトップに君臨しているが、中国TCLなどがコストパフォーマンスの高い製品を投入し、猛烈に追い上げている。一方、コロナによる外出制限の影響で在宅時間が増えた結果、テレビの売り上げそのものは堅調に推移する見込み。テレビは進化を続けている。テレビのディスプレイは、ブラウン管から薄型テレビへとシフト、さらに、薄型テレビは液晶ディスプレイ、有機ELといった具合に技術革新が進み、小型・軽量化、省電力化が進んでいる。また、テレビのデジタル化とも連動して、画像もハイビジョン、4K8Kといった具合に、高精細化している。
一方で、ITの急速な発達、とりわけ、デジタルモバイルやインターネットの普及は、テレビにも大きな影響をもたらした。もともとテレビは、家庭用ゲーム機、ホームビデオなどのディスプレイの役割も兼ねていたのだが、スマートフォンの「ワンセグ」のように、もはやテレビと、デジタルモバイルやPCといった情報端末の境目がなくなりつつある。 そこで登場したのが、両者を融合し、連動させる「スマートテレビ」となる。テレビ放送を視聴するだけでなく、ネットにもつながることができ、VOD(ビデオオンデマンド)やYouTubeの視聴など、さまざまな機能を兼ね備えたテレビへと進化している。
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