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金与正氏が主導、米朝交渉が水面下で進行中

北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)労働党第1副部長が米国との交渉に向け、極秘に準備を進めていることがわかった。韓国政府高官が11日に明らかにした。この政府高官は「金与正氏が行方をくらますとか、身辺に異常があるとの見方は事実でないことを確認した」「逆に対米交渉と関連する非公開の活動を活発に行っている」と伝えた。

金与正氏は今年7月27日以降、47日にわたり公式の席に姿を現していない。一部では韓国の国家情報院が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長による「委任統治」と、金与正氏の「ナンバー・ツー」の役割を確認したため、金正恩氏が金与正氏の活動を制限しているとの見方も出ている。 これに対して青瓦台(韓国大統領府)や国家情報院など情報当局では「金与正氏は通常の非公開活動を行っている」と把握している。金与正氏が対米、対南交渉に向け水面下で作業を続けているということだ。

韓国政府は、金与正氏と共に対米交渉の実務を担当している北朝鮮外務省の崔善姫(チェ・ソンヒ)第1次官が2カ月以上にわたり公式の活動で姿を見せず、また声明なども発表していないことに注目している。崔善姫氏は今年7月4日、米国務省のスティーブン・ビーガン副長官が来韓した際「米国とは向かい合って座る必要がない」と突っぱねて以降、沈黙を続けている。

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これについてある韓国政府関係者は「対米交渉を指揮する2人が同時に姿を現さない点に注目する必要がある」「2人が協力して新たな戦略を模索していることも考えられる」との見方を示した。青瓦台は北朝鮮が今月19日、平壌での南北首脳会談2周年にどのようなメッセージを出すかに注目している。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/09/12/2020091280007.html

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金正恩朝鮮労働党委員長から国政全般の権限を委譲されて「委任統治」をしていると国家情報院が明らかにした金与正党第1副部長が、8月には北朝鮮メディアの報道に姿を現わしていない。実質的なナンバー2とされた与正氏が党の主要会議に姿を見ず、背後で正恩氏を助けて会議の進行を総括しているとしていた。8月13日の党中央委員会政治局会議と19日の党中央委員会第6回全員会議に与正氏が出席したかどうか明らかにしていない。党内の名目上の地位が政治局候補委員であるため、これら主要会議の出席者リストに名前があるという予想が外れた。さらに、国家情報院は20日、国会情報委員会業務報告で、「与正氏が国政全般で委任統治している」と明らかにしている。

米CNNは、「北朝鮮メディアが、与正氏が重要な何かに備えているという印象を与えようとしていると報じており、与正氏は3月から6月までの3ヵ月間で6回、強硬な談話を発表し、存在感を示している。北朝鮮が開城連絡事務所を爆破する3日前、談話を通じて挑発を予告し、7月10日には米朝非核化交渉を当分の間進めないというメッセージを米国に送っている。労働党の主要幹部らは、正恩氏が第6回全員会議で異例にも経済政策の失敗を認めた翌日、失敗の責任は自分にあるとして自己批判しており、国家情報院は、正恩氏が与正氏や軍部、経済分野の幹部に委任統治している背景に、「政策の失敗に対する責任を回避してリスクを分散するため」と指摘している。


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[ 2020年09月12日 09:11 ] カテゴリ:北朝鮮 | TB(0) | CM(0)
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