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韓国GM富平工場2150億ウォン投資計画、労組が拒否

韓国GM労組が会社側の成果給引き上げと富平工場への2150億ウォン(約199億円)の新規投資計画が盛り込まれた提案を拒否し、ストライキを検討している。

韓国GM労使によると、22日午前10時から仁川富平工場本館で行われた第19回賃金交渉が決裂した。会社側は前日、労組にコロナ危機克服の激励金として50万ウォン、年末の業績が損益分岐点を超えた場合に来年の成果給を30万ウォン上積みすることに加え、富平第1工場の生産設備に約2150億ウォンを投資すると提案した。会社側はそれまでに賃金交渉の周期を2年とすることを提案した際に成果給470万ウォンを提示しており、今回の上積み分を含めると550万ウォンの成果給支給を提案したことになる。しかし、労組側は「会社案は絶対に受け入れられない」とし、中央争議対策委員会の会合を通じ、団体行動権(スト権)を行使するとの立場を表明した。

韓国GM労組は賃金引き上げと富平第2工場への新車生産割り当てを要求している。賃金は上部団体である全国民主労働組合総連盟(民主労総)傘下の金属労組の指針に従い、基本給を月額12万304ウォン引き上げることと、通常賃金の400%に600万ウォンを上乗せした成果給の支給を求めている。富平第2工場に対しては新車生産の割り当てを求めている。現在同工場で生産しているトラックス、マリブの生産が終了すれば、追加生産計画がないため、過去に閉鎖された群山工場と同様の運命をたどるのではないかとする懸念が根強いためだ。

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会社側は第1工場への投資とは別に、第2工場で車種の生産日程を延長し、雇用安定に関するさまざまな対策を講じる立場を示した。しかし、労組は具体的な新車モデルと割当量が確定しない限り、会社側を信用できないとの反応だ。9月24日、中央労働委員会の調停中止決定で既にスト権を確保した労組は、22日午後4時からストライキの是非を協議する会議に入った。労使は23日午前10時から追加交渉を行うことを決めた。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/10/23/2020102380002.html

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生産車種の販売不振と労使間対立から、経営破綻の危機に直面した韓国GM。一旦は北米向けの輸出台数が順調に推移し、復活への道筋が見え始めていたものの、再び労働組合が賃上げを求めてストを始めるという。韓国政府からも巨額の資金を投入して救済し、復活の兆候が見えていたというのに、何とも文在寅大統領としては頭の痛い話となる。 シボレーブランドを前面に打ち出して世界市場に打って出たGMであったが、結果は好ましいものではなかった。そしてGMは、欧州市場では2015年にシボレーブランドの大衆車展開を取りやめ、さらに2017年にはオペルとボクスホールを売却した。アセアン市場でもシボレーは、今年3月でインドネシアから撤退済、タイでも今年年末に撤退する。

巨額の赤字に苦しんでいた韓国GMは2018年2月、群山工場(生産能力:26万台/年)の閉鎖を発表した。直近3年間の工場稼働率が20%にも満たないためだ。 一方同じ頃、韓国GMの労働組合は賃上げを求めて頻繁にストを行っていた。 やがて韓国GMの再建策について、米国GM、韓国政府、産業銀行の3者協議が始まった。 米国GMと韓国政府が合わせて71億5000万ドル(約7800億円)を韓国GMに資金支援する他、米国GMは戦略車種2車種の生産を韓国GMに割り当てる……などの取り決めがされ一件落着を見た・また2023年には、2車種目の戦略車種となる新型CUV(クロスオーバーユーティリティビークル)の生産開始が控えており、この生産準備も順調に進んでいた。

2002年からGMと合弁を始めた上汽通用五菱汽車(上海汽車グループ)は主に小型商用車を生産し、中国国内はもちろんアセアンや南米、中東にも輸出している企業である。商用車ブランドの五菱、乗用車ブランドの宝駿などの自社ブランドを展開するほか、近年では商用車などをシボレーへのOEM供給している。つまり、韓国車が中国車に切り替わったのである。このように中国車メーカーも確実に実力をつけてきており、世界にどんどん進出してきている。

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[ 2020年10月23日 09:12 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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