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韓国コロナ新規感染、初の1000人超

韓国政府は13日、12日の新型コロナウイルスの新規感染者が初めて1000人を超えたと発表した。飲食店の夜間営業の制限など防疫体制を強化してきたが、感染拡大に歯止めがかからない。防疫体制の段階引き上げは不可避の情勢だ。防疫当局によると、12日の新規発生者は1030人。ソウル市が399人、ソウル外郭の京畿道が331人と、首都圏が7割を占めた。これまでは教会や遊興施設など特定施設での集団感染が中心だったが、最近は感染経路がわからないケースが急増。PCR検査や移動経路の把握による疫学調査が追いつかなくなっている。

韓国は「社会的距離の確保」のレベルを段階的に引き上げてきた。現在、首都圏は「2.5段階」で、飲食店の営業は出前を除き午後9時までに短縮され、コーヒーチェーンは終日、持ち帰りのみの営業に制限されている。高水準の感染者発生は当面続くとみられ、「3段階」への引き上げは避けられない見通しだ。 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は13日、緊急会議を招集し「いま感染拡大を防げなければ3段階への格上げも検討しなければならない重大局面」と強い危機感を表明。「(韓国政府が効果をあげてきたコロナ対策である)『K防疫』の成否をかけて総力で対応しなければならない」と指示した。

3段階に引き上げられると、百貨店や大型スーパー、映画館、学習塾、カラオケ店、理美容院など幅広い業種で店舗営業が禁止される。社会活動が大幅に制限されることになり、経済的な影響は甚大だ。疫学調査の徹底でコロナの封じ込めをめざす韓国の防疫体制は重大な岐路に立たされている。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO67282670T11C20A2000000

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新型コロナウイルス感染症の感染拡大が止まらない韓国。新規確診者(検査を受けて陽性と判定された者を韓国ではこう呼ぶ)のうち最大で40%が無症状と言われる中で、新たなPCR検査の拡大方針を示したが、現場での疲労も高まっている。日に1000人を超えたのは今年1月に一人目の確診者が見つかって以降はじめて。人口比で換算し日本に置き換えると2500人となり、両国は感染者数では似たような状況だ。

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韓国の感染拡大状況において特記すべき部分は二つある。一つ目は「社会的距離の確保」戦略の効きが悪いことだ。韓国では過去、感染者が増える度に引き締めを図ることで、一定期間後に感染者数を減らす成果を挙げてきた。だが、11月24日にレベルを「2(5段階中の3段階目)」に引き上げたのにもかかわらず、今なお患者は増え続けている。そして今月8日からはレベルを「2.5(同4段階目)」に引き上げた。政府はこの効果は早くても15日以降に表れるとしている。

二つ目は、無症状の感染者が増えていることだ。今月10日、中央防疫対策本部では「無症状の感染が、確診者のうち40%程度まで存在すると把握している」と明かした。これは感染源を追えない点とも関わっている。同本部は12日、11月29日から12月12日0時までの確診者8423人を分析した結果、20.3%にあたる1711名の感染経路が不明であるとした。これは10%前半台を維持していた11月中旬から大幅に増えている数値だ。この理由について疾病管理庁では「新型コロナの流行が9か月以上続く中、無症状、軽症患者が地域社会に累積されていて、伝播力がとても高い」と分析している。


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[ 2020年12月16日 08:29 ] カテゴリ:韓国社会 | TB(0) | CM(0)
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