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新型コロナと韓流で…韓国即席めん売上高が過去最高、輸出も28%増

新型コロナウイルス流行による巣ごもり需要の増加と輸出の好調で、今年の即席めんの売上高は過去最高を記録するものと見られている。市場調査機関ニールセン・コリアと食品業界が21日に明らかにしたところによると、農心・オットゥギなど韓国の食品会社の今年の即席めん売上高は2兆1500億ウォン(約2010億5500万円円)で、前年2兆838億ウォン(約1948億4000万円)より3.2%増える見通しだとのことだ。

即席めんはインスタント食品の中で最も多く売れるが、最近10年近くは年間売上高が2兆-2兆1000億ウォン(約1870億-約1962億円)前後で推移していた。国内4大食品会社の即席めん売上高は2016年2兆400億ウォン(約1907億5000万円)、2017年2兆403億ウォン(約1907億8000万円)、2018年2兆929億ウォン(約1957億円)、2019年2兆838億ウォン(約1948億4000万円)だった。健康食への関心が高まり、即席めんを食べる人が減ったことや、主な消費者層である10-30代の人口が減少した影響によるものだった。

先細りしつつあった即席めん市場に活気を吹き込んだのは、新型コロナと韓流だった。新型コロナで外出できずに家にいる時間が増え、簡単に食事を済ませようと即席めんを買い求める人が増えたのだ。このため、即席めんの輸出も過去最高を記録した。関税庁によると、今年1月から11月までの即席めん輸出額は5億4972万ドル(約568億円)で、前年同期より28.4%も急増した。今年初めには映画『パラサイト 半地下の家族』に登場したチャパグリ(チャパゲティ+ノグリラーメン)などの売上が増えたが、その後も韓流ブームに乗って海外での売上高が上昇した。地域別では中国(1億3856万ドル=約143億1700万円)、米国(7284万ドル=約75億2700万円)、日本(4498万ドル=約46億4800万円)、タイ(2466万ドル=約25億4800万円)、フィリピン(2237万ドル=約23億1100万円)などで特に多く売れた。

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海外売上高の増加には、動画投稿・共有サイト「ユーチューブ」などの影響も大きかった、と食品業界では分析している。人気ユーチューブチャンネル「英国男子」ではイギリス人がさまざまな韓国料理にチャレンジする様子を撮影してアップロードしているが、非常に辛い三養食品のプルダックポックン麺(めん)を食べる様子などが大きな人気を呼んだ。今年1月から9月までの三養食品の即席めん輸出額2864億ウォン(約267億5000万円)のうち、85%がプルダックポックン麺だった。食品業界関係者は「韓国のアイドル歌手が即席めんを食べる動画などが即席めん輸出にも大きな貢献をした」と語った。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/12/22/2020122280006_2.html

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韓国の今年1~11月の輸出額は前年同期比28.4%増加した。輸出先別にみると、中国向けが1億3856万ドルで全体の25.2%を占めた。次いで米国(7284万ドル)、日本(4498万ドル)、タイ(2466万ドル)、フィリピン(2237万ドル)の順。 即席麺の輸出額は、16年の約2億9000万ドルから17年が約3億8000万ドル、18年が約4億1000万ドル、19年が4億7000万ドルと年々増加。20年は一気に6億ドルに迫るとみられる。

食品メーカーは海外工場でも即席麺を生産しており、海外での消費量は輸出量を大きく上回る。中国と米国に工場を持つ農心は、「韓国からの輸出と同程度の売り上げを現地で計上している」とした。 八道はロシアとベトナムに現地法人を置いている。これら海外現法の1~9月の売上高合計は韓国からの輸出額を大幅に上回った。三養食品は全量を韓国で製造、輸出する。1~9月の輸出額はすでに前年通年を上回っているといい、韓国内の販売額より大きい。


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[ 2020年12月22日 08:53 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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