中国エコカー市場で薄い韓国メーカーの存在感
中国国営新華社通信系の参考消息は30日、「中国エコカー市場で韓国メーカーの存在感は薄い」と韓国メディアが嘆いているとする記事を掲載した。 記事によると、韓国メディアのTHE GURUは27日、「今年急成長した中国エコカー市場を分け合ったのは、低価格モデルを前面に出した地元メーカーと現地工場を建てた米テスラだ。対照的に、韓国の現代自動車と起亜自動車の現地市場での存在感は微々たるもので、ホンダやトヨタ、フォルクスワーゲンにも押されている」とした。
THE GURUは中国自動車流通協会(CADA)のデータを引用し、11月に中国で最も多く販売されたエコカーは上汽通用五菱汽車の低価格EV「MINI EV」の2万8246台で、今年上海工場の稼働を開始したテスラの普及型EV「モデル3」も2万1604台を販売して追いかけたと伝えた。
さらに、「テスラを除く外資系合弁会社はエコカー市場で大きな戦果を挙げられなかった」とし、11月のエコカー販売台数トップ10のうち7つが中国国産のモデルで、3位が比亜迪(BYD)の「漢」で1万105台、4位が長城欧拉の「黒猫」で9463台、5位が奇瑞の「eQ1」、テスラを除いた外資系エコカーでは、広汽ホンダの「アコード ハイブリッド」が4827台で7位、一汽トヨタの「アバロン ハイブリッド」が3653台で10位だったと伝えた。
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韓国メーカーについては、「現代・起亜自動車は劣勢に立たされている」とし、「北京現代と東風悦達起亜のエコカーモデルの販売順位は最高でも40位(現代のソナタ・ハイブリッド、11月436台、1~11月累計1371台)で、実質的に存在感がない状況だ」と伝えた。
https://www.recordchina.co.jp/b864241-s0-c20-d0054.html

現代自は、中国では依然として販売の低迷が続いており、その立て直しが最大の課題になっている。 10月14日、鄭義宣首席副会長が、父親の鄭夢九会長の後を継いで、現代自動車グループ1会長に就任した。現代自動車グループ(現代自動車と起亜自動車)は 2000 年代に入ってプレゼンスを高め、生産台数で世界第5位の自動車グループになった。その躍進の礎を作ったのが、90 年代半ば以降実施した品質改善と生産体制の改革(モジュール生産、プラットフォームの統合、部品の共通化など)である。
コストパフォーマンスの高さにより米国市場でシェアを上げていく一方、新興国市場の需要を取り込んでいったことが、2000 年代の躍進につながった。それを支えたのは、①ボリュームゾーンをターゲットにしたこと、②現地のニーズに合った製品を投入したこと、③設計開発の現地化を進めたこと、④巧みな広告宣伝を通じてブランド認知度を高めたことなどである。 だが16 年以降中国での販売台数が急減するとともに、米国での販売台数も 17 年、18 年に前年を下回るなど、近年経営不振が続いている。
とはいえ米国での車両発火問題で、エンジンクレームにバッテリー問題のリコールもあり、米国市場で復調しつつあるかに見えたが、クレーム倒れとなりそうだ。まして中国では日系企業に押されたまま推移し、品種やデザインではもはや販売台数は伸びないわけで、低品質企業のレッテルがはがれない限り、現代自に望みは無い。
THE GURUは中国自動車流通協会(CADA)のデータを引用し、11月に中国で最も多く販売されたエコカーは上汽通用五菱汽車の低価格EV「MINI EV」の2万8246台で、今年上海工場の稼働を開始したテスラの普及型EV「モデル3」も2万1604台を販売して追いかけたと伝えた。
さらに、「テスラを除く外資系合弁会社はエコカー市場で大きな戦果を挙げられなかった」とし、11月のエコカー販売台数トップ10のうち7つが中国国産のモデルで、3位が比亜迪(BYD)の「漢」で1万105台、4位が長城欧拉の「黒猫」で9463台、5位が奇瑞の「eQ1」、テスラを除いた外資系エコカーでは、広汽ホンダの「アコード ハイブリッド」が4827台で7位、一汽トヨタの「アバロン ハイブリッド」が3653台で10位だったと伝えた。
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韓国メーカーについては、「現代・起亜自動車は劣勢に立たされている」とし、「北京現代と東風悦達起亜のエコカーモデルの販売順位は最高でも40位(現代のソナタ・ハイブリッド、11月436台、1~11月累計1371台)で、実質的に存在感がない状況だ」と伝えた。
https://www.recordchina.co.jp/b864241-s0-c20-d0054.html

現代自は、中国では依然として販売の低迷が続いており、その立て直しが最大の課題になっている。 10月14日、鄭義宣首席副会長が、父親の鄭夢九会長の後を継いで、現代自動車グループ1会長に就任した。現代自動車グループ(現代自動車と起亜自動車)は 2000 年代に入ってプレゼンスを高め、生産台数で世界第5位の自動車グループになった。その躍進の礎を作ったのが、90 年代半ば以降実施した品質改善と生産体制の改革(モジュール生産、プラットフォームの統合、部品の共通化など)である。
コストパフォーマンスの高さにより米国市場でシェアを上げていく一方、新興国市場の需要を取り込んでいったことが、2000 年代の躍進につながった。それを支えたのは、①ボリュームゾーンをターゲットにしたこと、②現地のニーズに合った製品を投入したこと、③設計開発の現地化を進めたこと、④巧みな広告宣伝を通じてブランド認知度を高めたことなどである。 だが16 年以降中国での販売台数が急減するとともに、米国での販売台数も 17 年、18 年に前年を下回るなど、近年経営不振が続いている。
とはいえ米国での車両発火問題で、エンジンクレームにバッテリー問題のリコールもあり、米国市場で復調しつつあるかに見えたが、クレーム倒れとなりそうだ。まして中国では日系企業に押されたまま推移し、品種やデザインではもはや販売台数は伸びないわけで、低品質企業のレッテルがはがれない限り、現代自に望みは無い。
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