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崔泰源SK会長、成果給に不満を聴いた後「自分の給与を返上」

1日、SKグループの崔泰源(チェ・テウォン)会長は、京畿利川市(キョンギ・イチョンシ)のSKハイニックス本社で行われた新規メモリー半導体生産ライン「M16」の完成式を訪れ、成果給に抗議するSKハイニックスの労働組合員たちと顔を合わせた。SKハイニックス労組は、「基本給の400%」に当たる成果給(PS)はライバル社やハイニックスの独自の成果に比べて少ないとして抗議していた状況だった。4年目の一人の社員が、直接李錫熙ハイニックス代表を含め、2万8000人あまりの役員や従業員全員に電子メールを送り、抗議した経緯があった。

現場にいた職員らによると、崔会長は突発的な状況であっても職員の話を最後まで聞き、「(職員らの)苦痛を計り知れなかった。コミュニケーションが足りなかったことも申し訳ない。ハイニックス内部の痛みのため、M16のために苦労した方々の苦労を過度に貶めないでほしい」と答えた。この日、特に崔会長は、「ハイニックスから受け取った給与を返上する」と言って話題を集めた。崔会長は2019年基準の給料やボーナスを含め、約30億ウォンを受け取った。崔会長のこの発言は同日、SKハイニックスのメンバーらの間で取りざたされた。

財界では、SKハイニックスの成果給議論は、ミレニアル世代の社員との「世代対立」の性格があるとみている。とある関係者は、「社員級職員が代表取締役に抗議の電子メールを送ることは、かつては想像できなかったことだ」とし、「またそのような要求に対して、会長が現場で直接自分の給与を返上すると答えたのも破格のことだ」と伝えた。

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また別の関係者は、「ハイニックスの年俸は決して関係会社に比べて少なくないが、ライバル会社と比較しながら感じる相対的剥奪感、年度別成果給基準の不明瞭な点により論争になったようだ」と話した。
https://www.donga.com/jp/

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韓国半導体大手のSKハイニックスが発表した2020年12月期の連結純利益は前の期比2.4倍の4兆7589億ウォン(約4500億円)だった。保有するキオクシア(旧東芝メモリ)の新株予約権付社債(転換社債=CB)の評価差益として1兆7200億ウォンを計上したことで純利益を押し上げた。 SKハイニックスは18年にキオクシアの持ち株会社のCBを引き受ける形で3950億円を拠出。キオクシア上場時にCBの一部が同社株に転換される予定だ。上場前にCBの資産額を見直したことについて、SK側は「会計監査で保有資産の価値を再評価したため」としている。半導体メモリー市況の改善でキオクシアの企業価値が高まったためだという。

20年通期の売上高は前の期比18%増の31兆9004億ウォン、営業利益は同84%増の5兆126億ウォンだった。世界的にオンライン生活が浸透しデータ通信量が拡大したことで、データセンター投資が活発だった。メモリー市況は19年と比べて改善し、DRAMとNANDの2種類の主要メモリーがともに収益改善した。 20年10~12月期は、売上高が前年同期比15%増の7兆9662億ウォン、営業利益が4倍の9659億ウォンで、スマートフォンや新型ゲーム機向けのメモリー需要が堅調だったものの、主要通貨に対してウォン高が進み為替が下押し要因となった。7~9月期と比べると減収減益となり、足元の市況は一本調子の回復とは言えない状況にある。


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[ 2021年02月02日 09:27 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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