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いつ死ぬか分からない…日本で「生前整理」する人が増加

中国紙・環球時報は24日、日本で「生前整理」をする人が増加していると報じた。 記事は、「すでに高齢社会に入っている日本では一人で生活している高齢者も少なくなく、孤独死が深刻な社会問題になっている」と紹介。自分が突然死亡した場合に、持ち物や財産をどうするのかという不安を抱く人が多く、「断捨離」や「生前整理」をテーマにした講座やイベントが生まれたとした。

そして、日本はごみ分別のルールが厳しく、粗大ごみなど大きな物を捨てる場合は費用がかかること、思い出が詰まった古い品をなかなか手放せないことなどから、高齢者は家の中に物をため込みがちだと説明。一方で、まだ気力や体力が残っているうちに断捨離や生前整理をしておくことで、死に直面した時に安心できる人もいるとした。

そうしたニーズから、近年、日本ではごみの回収や物品整理を請け負う企業が多く登場しているほか、中古品取引サイトやアプリを利用する人も増えていると指摘。一部のアプリは高齢者をターゲットにした広告も出しているとした。また、自分が所有していた「宝物」が、本当に必要としてくれる人の手に渡って価値を生み続けることは本人たちにとっても喜ばしいこととしたほか、買い手とのアプリを通じた交流も孤独な高齢者にとっては温かみを感じるものだと説明した。

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記事は、実際に北九州市で生前整理のサービスを利用している80代の女性を紹介。3年前に50年あまり連れ添った夫が他界。2人に子どもはいない。女性は残りの人生が長くはないことを考え、サービス利用を思い立ったといい、「物が不足していた時代を経験した。懐かしさと思い出が詰まっていて、処分できなかった」と話したという。

スタッフは週に1回3時間かけて女性の持ち物を整理しているそうで、記事は「すべての物を処分する前に本人に確認してもらう。貴重な品をできるだけ親しい知人に送り、それぞれがあるべき場所に届けられる。食器や調味料といった些末な物も、スタッフが丁寧に整理し、できるだけ再利用するようにしている」と紹介。「スタッフはみな愛のある仕事だと思っており、誠実に心を込めて仕事にあたり、依頼人の期待に応えている」と伝えた。また、整理の過程で自分が記した日記や親しい人からの手紙がみつかることで、依頼人は「かつての思い出を温め直すことができる」とした。
https://www.recordchina.co.jp/b873926-s25-c30-d0052.html

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身の回りの品物や財産の整理を、自分の体が元気で、時間や体力に余裕があるうちに行うことを「生前整理」という。生涯をかけて築き守ってきた財産であるから、残したいものを明らかにして、その希望を伝えるのも大事なことだ。一方で、長い人生の中でさまざまな物品が溜まっていくのも事実。不要なものを選別し、廃棄やリサイクルなどで処分することで、相続の際の遺族の負担やトラブルを減らすことが出来る。

一般的に人が亡くなると、その配偶者や子どもなどの遺族が、遺品の整理や廃棄処分などを行う。これらを「遺品整理」と呼ぶ。しかし、残された遺族にとって整理にかかる手間が大きな負担となりかねない。そこで、元気なうちにあらかじめ自分で処分するものや残すものを決めて整理することを「生前整理」と言う。残された遺族の負担も軽減される。

生前整理の対象となる身の回り品には「財産」と「品物」がある。このうち、「身内が困らないようにする」ために特に重要なのが「財産」の整理となる。「財産」には、金融資産(現金・預貯金・株式等)、不動産(土地・建物)、貴金属や美術品等がある。「あなたの財産を明確にし、その引き継ぎについて、あなたの意思を伝えること」は、相続時の家族間のトラブルを避けるためにとても大切といわれる。そんなこともあり関連業務の代行が拡大している。


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[ 2021年03月28日 08:06 ] カテゴリ:日本社会 | TB(0) | CM(0)
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