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「ハイエンド」の自動車開発で攻勢に出る中国メーカー

2021年3月30日、星島環球網は独週刊誌シュテルンの記事を引用し、中国の自動車メーカーが国内外の市場での競争力を強化するため、ハイエンドモデルの自動車開発を新たな目標にしていると伝えた。

記事はまず「中国は『世界の工場』の地位から抜け出すため、華為(ファーウェイ)や百度(バイドゥ)、アリババ、テンセントなどの企業が情報科学の分野で『ハイエンド』の製品開発に全力を尽くし、欧米各国を猛追している」ことが自動車業界にも影響を与えており、「デジタル技術と快適で行き届いたサービスを組み合わせた『ハイエンド』の自動車を開発することが、吉利汽車(Geely)や上海汽車集団、蔚来汽車(NIO)、小鵬汽車(Xpeng)などの自動車メーカーの新しい目標となっている」とした。

続いて記事は、中国の自動車メーカーが「ハイエンド」の自動車を開発する理由として、「国内で急増する中流層の消費者を満足させる製品が無い」点を指摘し、「現在の中国市場で成功者のシンボルと見なされているメルセデスベンツやBMWに代わる製品を開発すれば、国内ブランドへの注目や販売台数も上がるだろう」と論じた。

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最後に「中国メーカーの『ハイエンド』攻勢は、『第14次五カ年計画』での『双循環』戦略を体現したものである」として、「国内市場で成功を収める一方で、将来の自動車市場において成功のカギとなる技術を確保しなければならない。そのような技術には電気自動車以外に、インターネットや自動運転の技術が含まれるが、中国メーカーはその分野では世界の先頭集団に入っている」と指摘した。
https://www.recordchina.co.jp/b874196-s25-c30-d0197.html

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最近の上海汽車-CPやプロトンを買収した吉利汽車の進出は、以前の中国自動車メーカーの進出の仕方とは明らかに異なっているように筆者にはみえる。以前と異なり、最新のADAS(先進安全システム)やコネクテッド技術を搭載し、洗練されたデザインで、しかも競合より少し安い価格で市場の隙間をついてきている。その背景には、吉利汽車によるVolvo社、上海汽車によるMG・Roverブランドの買収が典型的に示すように、中国自動車メーカーが、外資メーカーから技術・ノウハウを吸収することで、自社ブランドの車のデザインや技術のレベルを引き上げてきたことがある。

例えば、マレーシアの国民車プロトンを買収した吉利汽車は、Volvo社との連携を促進するために、スイスでVolvo社と共同開発拠点を設立し、新しいプラットホーム(CMA= Compact Modular Platform)を開発した。2017年のマレーシアで発売した新型SUVのX70はCMAをベースとしており、Volvoの新型XC40の兄弟車であることから察せられるように、洗練した欧州車デザインに仕上がっている。現に、マレーシアでは市場の受けはよく、発売前のX70の注文台数は目標を大幅に上回る1万台を超えた。

一方トヨタ自動車が、フルスロットルで反転攻勢を仕掛けている。狙うのは、世界最大の中国市場だ。トヨタは2021年に中国での生産能力を170万台へ引き上げる計画だ。あるサプライヤーによれば、「20年代の早期に200万台へ、グループ内でコミットされているわけではないが300万台という構想まである」と打ち明ける。 そして、業界では、トヨタの次の幹部人事にも注目が集まっている。「来年1月付の役員人事で中国を強化する布陣を組むのでは」(トヨタ関係者)とみられているからだ。

ある中国駐在員によれば、「これまでトヨタは、ホンダや日産自動車に比べて、中国人材にエース級を投入してこなかった」。トヨタ社内を鼓舞するためにも、反転攻勢の体制固めへ動くことは十分に考えられる。

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[ 2021年04月02日 08:12 ] カテゴリ:中国 | TB(0) | CM(0)
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