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外国人への配当で赤字続きだった韓国4月経常収支、今年は黒字

韓国の今年4月の経常収支は12カ月連続の黒字となった。外国人株主が韓国企業の配当を受け取る時期に当たるため、経常収支赤字が生じやすいという「4月のジンクス」が3年ぶりに外れた。今年は流出する配当を輸出による収入が上回り、経常収支が黒字だった。経常収支は一定期間に外国と商品、サービス、配当、利子などをどれだけやりとりしたかを集計した一種の「決算書」だ。

韓国銀行が8日発表した4月の国際収支によると、経常収支は19億1000万ドルの黒字だった。4月としては、2018年以来3年ぶりの黒字となる。19年は5億3000万ドル、20年は33億ドルの赤字を記録した。韓銀のイ・ソンホ金融統計部長は「輸出が急増し、貿易収支の黒字が拡大。コロナがピークだった昨年4月に比べ、物流量が増え、コンテナ運賃が上昇したことも黒字に寄与した」と説明した。

貿易収支は45億6000万ドルの黒字で、前年同月(7億ドル)に比べ、38億5000万ドル増えた。石油製品(前年同月比94%増)、乗用車(75%増)、化工品(49%増)、半導体(24%増)などの伸びが目立った。配当所得収支(第1次所得収支)の赤字は30億1000万ドルから32億1000万ドルへと2億ドル増えるにとどまった。

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サービス収支は1000万ドルの黒字で、2カ月ぶりに黒字に転換した。4月のコンテナ運賃が前年同月の3.32倍に上昇し、海上貨物輸送による収入が伸びが目立った。4月の輸送収支黒字は前年同期に比べ7億7000万ドル増の8億1000万ドルだった。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/06/09/2021060980003.html

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『経常収支=所得−内需』とかんがえれば、所得以上に縮小する内需がもたらす黒字であるから、状況は悪いまま変わりがないという意味。 経常収支は所得から内需を単純に引いたものであるので、経済力が強い場合、成長力が大きいく内需が増えるのなら結果、赤字になる。これなら一概に悪いとは言えない。無論、黒字がよいが、赤字だから絶対悪いという訳ではない。しかし現実には、カネのトータル流れという観点も含めて見るべきだで、今のアメリカは決して悪くない意味でもある。

経済成長の結果、内需が拡大していての赤字だからだ。これがアメリカの過去40年の累積赤字の本質だ。だが韓国は違う。『経常収支=所得−内需』である、内需となる国内市場力の劣化による経常黒字は悪い。国内市場の縮小によってもたらされた経常黒字な訳で、労働者の可処分所得の低下を意味する。実際にはインフレ率に可処分所得の増加率となる賃金増加率が追いつかないために「生活が苦しくなる」というパターンとなる。

所得も内需も成長率が鈍化してる。内需の成長率の低下の方がより大きいために、結果として、経常収支が黒字になっているに過ぎない。


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[ 2021年06月09日 09:14 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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