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「三重苦」に押しひしがれ…韓国の中小製造業者は「虫の息」

油圧シリンダーメーカーのD社は先月の売り上げが普段の半分以下に急落した。棒鋼などに使われる鉄鉱石類の原材料供給が途絶えて工場稼動率が50%を割り込んだためだ。この会社の社長は「資金繰りが行き詰まっているのに数億ウォンに達する借入金の元金償還日まで到来しとても堪え難い状況」と訴えた。

ベンチャーブームとともに半導体や自動車の輸出実績が過去最高を更新するなど、景気回復の兆しがくっきりと現れている中で、中小製造業界が孤立無援の危機に陥っている。回復傾向の温もりが広がる前に原材料価格と海上運賃急騰、労働力難の三重苦に苦しめられているためだ。

鉄鉱石、原油、木材など、年初から本格化した原材料価格の上昇は中小製造業を締め上げている。高騰する海上運賃も中小製造業の競争力を弱めている。交渉力が弱い中小企業は製品価格に費用上昇分をほとんど反映できない状態だ。京畿道華城(キョンギド・ファソン)のある金型業者社長は「生産原価の65%を占めるプラスチック原料価格が昨年より30%上がり収益性悪化は避けられない。ここに最低賃金引き上げ、週52時間労働制などで労働力難を解決するのが難しい状況」と話す。

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中小企業研究院によると、4月基準で従業員300人未満の中小製造業の就業者は351万1000人で、前年同月より1.7%減った。同じ期間に大企業製造業就業者が8.4%増加したのと対照的だ。中小企業が大多数である始華(シファ)や南洞(ナムドン)などの主要国家産業団地の稼動率は依然として適正稼動率の80%を下回る70%台初めだ。韓国銀行が集計した4月の中小企業向け銀行貸付残高は836兆3000億ウォンで、前年同月より11.2%増加し、16カ月連続で過去最高を記録中だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/3b69c388cb92590782004e5ba1fc262c4f8e3b6e

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昨年、製造業の根幹となる鋳物・金型・塑性加工・溶接・表面処理(めっき)・熱処理など業種で約55万人を雇用している3万3000余りの韓国中小企業が「連鎖倒産」の危機を迎えている事が韓国メディアが報じている。京義道始華地域のめっき加工会社などの6月の平均稼働率は30-40%と、1年前(70-80%)の半分に落ちた。京義道半月めっき事業協同組合所属62社の6月の平均稼働率は24.1%と、過去最低となった。

韓国鋳物工業協同組合のソ・ビョンムン理事長は昨年7月、「全国の鋳造会社約600カ所を調査した結果、先月の売上高は前年同月比で50%以上減少したことが分かった」と述べている。韓国金属熱処理工業協同組合のチュ・ボウォン理事長は「政府が何らかの対策を出さなければ、年末までに中小製造業者の30%は閉鎖するだろう」とした。 これらの企業へ発注をしている日本の一部の自動車部品企業は、台湾またはベトナムに取引先を変更したことも背景にある。

韓国の中小企業は、日本の中小企業からの発注に頼っている構図がある。ところが外資系大手企業が海外進出で生き残りをかけている今、韓国のの規模が大きい中企業は、外資系企業と共に海外に移転しているのだが、資金面からして、大半は自国にとどまるしかない。 内需を支える韓国の大半を占める中小企業の生き残り合戦が、今後大きなカギとなる。

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[ 2021年06月10日 08:03 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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