韓国造船海洋、LNG船など6隻を8370億ウォンで受注
現代(ヒョンデ)重工業グループの造船事業の中間持株会社である韓国造船海洋が、8370億ウォン相当の船舶6隻を受注したと、21日発表した。経済性が高く、環境にやさしく設計された船舶だと、会社側は説明している。
所在地が公開されていない海外の船社4社から受注したこれらの船舶は、17万4000立方メートル級液化天然ガス(LNG)運搬船2隻、9万1000立方メートル級超大型液化石油ガス(LPG)運搬船3隻、30万トン級超大型原油運搬船(VLCC)1隻だ。LNG運搬船は、長さが299メートル、幅が46.4メートル、高さが26.5メートルで、運航中に蒸発するガスを再液化して経済性を高める技術が採用される。蔚山(ウルサン)現代重工業で建造され、2023年下半期(7~12月)まで順次引き渡される。
超大型LPG運搬船は、二重燃料推進エンジンを搭載し、蔚山現代重工業で2隻、全羅南道霊岩(チョルラナムド・ヨンアム)現代三湖(サムホ)重工業で1隻ずつ建造して、2024年上半期(1~6月)まで順次引渡しを終える予定だ。VLCC1隻には、運航中に硫酸化物の排出を減らすスクラバー(脱硫装置)が搭載され、現代三湖重工業で2023年第2四半期(4~6月)まで建造と引渡しが行われる。
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大宇(テウ)造船海洋も同日、超大型LNG推進コンテナ船6隻の受注を公示した。1兆1225億ウォン相当で、2024年12月までに建造して引き渡す予定だ。
https://www.donga.com/jp/

受注だけを見れば、造船業の復活を語れそうにみえる。11日、業界によると、今年第1四半期(1~3月)の国内造船会社の受注量は532万CGT(船舶建造量指標である「標準貨物船換算トン数」)で、昨年第1四半期に比べ868%増加した。同期間の新規受注額も119億ドルと、753%伸びた。各造船所のドック(船を作る作業場)は一杯になり、各造船会社は2年分の仕事(受注残高)を積んだ。これは前方産業である海運業の好況のおかげだ。新型コロナ流行以降、物流が増加して海運運賃も跳ね上がり、海運会社がこれまで見合わせてきたコンテナ船の発注を大幅に増やした事が理由だ。
船舶価格も跳ね上がっている。英国の造船・海運市況分析会社のクラックソンリサーチの資料によると、世界市場で新しく生産された船舶価格を指数に換算した新造船価格指数は今月134で、2015年2月以来6年ぶりの最高値を記録した。造船所ドックの空きがなくなり、造船会社の交渉力が大きくなったことが影響している。 営業実績はこのような流れとははっきり異なる。年初に大量の受注を受けたサムスン重工業は、今年第1四半期だけで5千億ウォン台の営業赤字を出した。悪性在庫として抱えている海洋掘削船(ドリルシップ)の評価損失2100億ウォン(約204億円)と、新規受注物量の追加損失予想額(工事損失充当金)1200億ウォン(約117億円)などが反映された。
信用格付け会社のある関係者は「受注直後に予想工事原価が大幅に増えたというのは、昨年、受注の崖に直面した際にドックをまず一杯にするために低価格で受注したことを意味する」と述べている。船舶の場合、受注から設計、建造、引渡しまで1~2年かかるため、現在の造船会社の売り上げと利益とされるのはほとんどが受注不足に陥っていた過去の契約の物量だ。当時受注した船舶価格も高くなかったため、当面は利益率の改善も期待しがたい状況にある。
所在地が公開されていない海外の船社4社から受注したこれらの船舶は、17万4000立方メートル級液化天然ガス(LNG)運搬船2隻、9万1000立方メートル級超大型液化石油ガス(LPG)運搬船3隻、30万トン級超大型原油運搬船(VLCC)1隻だ。LNG運搬船は、長さが299メートル、幅が46.4メートル、高さが26.5メートルで、運航中に蒸発するガスを再液化して経済性を高める技術が採用される。蔚山(ウルサン)現代重工業で建造され、2023年下半期(7~12月)まで順次引き渡される。
超大型LPG運搬船は、二重燃料推進エンジンを搭載し、蔚山現代重工業で2隻、全羅南道霊岩(チョルラナムド・ヨンアム)現代三湖(サムホ)重工業で1隻ずつ建造して、2024年上半期(1~6月)まで順次引渡しを終える予定だ。VLCC1隻には、運航中に硫酸化物の排出を減らすスクラバー(脱硫装置)が搭載され、現代三湖重工業で2023年第2四半期(4~6月)まで建造と引渡しが行われる。
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大宇(テウ)造船海洋も同日、超大型LNG推進コンテナ船6隻の受注を公示した。1兆1225億ウォン相当で、2024年12月までに建造して引き渡す予定だ。
https://www.donga.com/jp/

受注だけを見れば、造船業の復活を語れそうにみえる。11日、業界によると、今年第1四半期(1~3月)の国内造船会社の受注量は532万CGT(船舶建造量指標である「標準貨物船換算トン数」)で、昨年第1四半期に比べ868%増加した。同期間の新規受注額も119億ドルと、753%伸びた。各造船所のドック(船を作る作業場)は一杯になり、各造船会社は2年分の仕事(受注残高)を積んだ。これは前方産業である海運業の好況のおかげだ。新型コロナ流行以降、物流が増加して海運運賃も跳ね上がり、海運会社がこれまで見合わせてきたコンテナ船の発注を大幅に増やした事が理由だ。
船舶価格も跳ね上がっている。英国の造船・海運市況分析会社のクラックソンリサーチの資料によると、世界市場で新しく生産された船舶価格を指数に換算した新造船価格指数は今月134で、2015年2月以来6年ぶりの最高値を記録した。造船所ドックの空きがなくなり、造船会社の交渉力が大きくなったことが影響している。 営業実績はこのような流れとははっきり異なる。年初に大量の受注を受けたサムスン重工業は、今年第1四半期だけで5千億ウォン台の営業赤字を出した。悪性在庫として抱えている海洋掘削船(ドリルシップ)の評価損失2100億ウォン(約204億円)と、新規受注物量の追加損失予想額(工事損失充当金)1200億ウォン(約117億円)などが反映された。
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