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韓国初の国産起動ヘリ「スリオン」試乗で、記者は言葉を失った

今月4日午後、慶尚南道泗川(サチョン)市にある韓国航空宇宙(KAI)のヘリポート。 「海兵隊」という文字が鮮明に刻まれた鷲の翼の色をしたヘリコプター1機が、力強い羽ばたきで激しい風を巻き起こしながら待機していた。本紙の取材陣を乗せてテスト飛行に乗り出す初の国産機動ヘリコプター(KUH)「スリオン」の試作機(量産に先立ってテスト飛行)第3号機だ。スリオンは鷲を意味する韓国語「トクスリ」の「スリ」に数字の100を意味する韓国固有語の「オン」を合わせた言葉で、「完璧なヘリ」という意味を持っている。

ヘリ試乗に先立ち、スリオン開発過程の不正に対する監査院の監査結果を報じた本紙の記事(2017年7月18日付、“名品”から“ガラクタ”に転落したスリオン)を見た。記事の内容を見ると、スリオンは、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権時代の2006年6月から6年間1兆2950億ウォン(約1260億円)を投じ、李明博(イ・ミョンバク)政権(2012年6月)で開発が完了された初の国産の機動ヘリだ。老朽化した軍用ヘリを代替し、国内ヘリ開発能力を確保するための事業だった。

しかし「名品ヘリ」を標榜したスリオンは監査院の監査結果、「ガラクタ」だったことが明らかになった。プロペラが胴体にぶつかる事故が発生したことを始め、結氷環境で飛行中に表面が凍りつく恐れのある欠陥などが見つかった。しかし、防衛事業庁は2009年1月、事業日程が迫っているという理由に、結氷性能試験などを見送り、試験評価を省略して、スリオンの納品を受けた。このため、2015年に3度の墜落事故が発生した。

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李明博元大統領と朴槿恵前大統領は、それぞれ、スリオンを直接試乗し、「国家領土守護の象徴」、「航空産業発展の証」のなどの賛辞を送った。韓国政府は「名品兵器」や「輸出動力」、「技術自立」などあらゆる美辞麗句を動員し、スリオンの開発と実戦配置を広報してきた。しかし、監査院の調査で明らかになったスリオンの問題点と関連機関の不正は、このような賛辞とは程遠いものだった。

結局、スリオンの“墜落”は防衛産業不正全般にメスを入れる結果につながった。監査院の報告を受けた文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「防衛産業の不正は単純な不正にとどまらず、国の安全保障に大きな穴を開ける利敵行為に当たる」とし、「防衛産業の不正撲滅は保守・進歩の問題ではなく、愛国と非愛国の問題であり、これ以上先送りできない弊害清算の課題」だと述べた。文大統領は「個別事件の処理で終わらせず、二度と繰り返されないよう、その結果を制度改善に結びつける国家的努力が必要だ」とし、防衛産業不正全般を改善するよう指示した。
記事詳細はこちら http://japan.hani.co.kr/arti/politics/40359.html

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韓国では「スリオン」は、ほとんどが韓国で生産されており、純国産ヘリとされているが、機体はユーロコプター社(エアバスが吸収)のほとんどの技術が入り、エンジンはGE製(サムスンテックウィンが提携生産)を搭載した欧米混合型ヘリ、それも韓国が独自開発した防風ガラスはアクリル樹脂製、ひび割れ問題を引き起こし、さらに窓や機体フレームに亀裂、メインローターにも亀裂が生じさせていた。 米国で2016年3月まで行った101項目の機体凍結試験では、29項目が不合格となり、まだ、試験完了には程遠く、試験飛行が必要なヘリと見られている。(韓国監査院は、その後、すべて改善されたとしているが検査の概要は不明)

韓国海兵隊のヘリコプターが2018年7月17日午後4時46分ごろ、慶尚北道浦項南区の飛行場で海兵隊の上陸機動ヘリコプター「マリンオン」が、地上約10メートル上空から滑走路に墜落して5人が死亡し1人が重傷を負った。へリコプターは墜落すると同時に火に包まれて全焼したと現場目撃者が伝えた。事故機はこの日整備を終えた後、試験飛行を行っていたところだった。しかし、離陸後、突然ヘリコプターのエンジンが正常に作動しなくなったか停止したためそのまま地上に落下したのではないかと推定されている。

スリオンは、2015年にもエンジン加速が発生し、2017年11月の試験飛行時には機体異常により緊急着陸している。

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[ 2021年06月23日 08:07 ] カテゴリ:韓国政治 | TB(0) | CM(0)
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