台湾で異常に高い新型コロナ死亡率、日本と比較して原因を探る
台湾では新型コロナウイルス感染症患者の致死率(死亡率)が4.81%と、世界的にもかなり高い状態だ。台湾大学公共衛生学院のセン長権教授(「セン」は「擔」から手へんを除く)はこのほど、日本の状況と比較して原因を探る文章をフェイスブックで発表した。
セン教授はまず、学問上の「致死率」とは「確診死亡数」÷「感染確診総数」で算出される数値と説明した。つまり、致死率が4.81%とは、新型コロナウイルスに感染したと確認された100人当たりで4.81人が死亡していることを示す数値だ。セン教授は、台湾と日本における、年齢別の死者数や致死率の違いに注目した。台湾も日本も、年齢が高くなるほど致死率が上昇するのは同じだが、台湾では50-59歳における致死率が2.13%で、日本における高齢者までを含む全年齢を通じた致死率の1.41%をすでに上回っている。そして台湾では80歳以上の致死率が35%にまで達している。日本の同じ年齢層における死亡率は13%だ。
次に、死者数について比較した。日本では60-69歳、70-79歳、80歳以上と、年齢層が10歳高くなるごとに死者数がそれぞれ倍になっている。台湾では60-69歳、70-79歳、80歳以上の死者数に大きな違いはない。
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セン教授は、日台のデータを比較すれば、台湾における新型コロナウイルス感染症の治療には、改善の余地が存在するだろうとの見方を示した。特に、台湾では発症してから感染しているかどうかを検査して治療開始が遅れる現象が生じており、早期治療ができなかったために、重症化率が高まっているという。また、台湾では感染症発生の新たな波に医療が対応できなくなったことも、入院患者の生存率を低下させ、致死率を高めた原因の一つとした。
セン教授は、日本における20代の感染確認数が多いことにも注目した。日本では全ての年齢層のうち、20-29歳の感染確診数が最も多い。台湾では、20-29歳、30-39歳、40-49歳と確診数が増加していき、60-69歳でピークとなる。セン教授は、アジア一部地域についての7月5日までの人口100人当たりのPCR検査の延べ人数を紹介した。香港では2677人、日本では126人、シンガポールでは2326人、韓国では207人、台湾では63人という。
https://www.recordchina.co.jp/b879272-s25-c30-d0198.html

台湾では2021年6月14、15日から、日本が提供したアストラゼネカ製ワクチンの接種が、高齢者を対象として行われている。そして接種後に死亡が相次いでいるというニュースが流れ、接種を不安に思っている人も確かに少なくない。ただ、これは、接種への不安を感じている人の多い日本やその他の国々と同じ状況だ。 中央感染指揮センターの陳時中部長はこれに対し、同じくアストラゼネカ製を承認している韓国やイギリス、アメリカと比較して台湾が特別多いわけではないこと、死亡原因は追跡調査を行ってきちんと明らかにすること、ワクチン接種はリスクよりも有効性のほうが大きいことを強調した。
さらに言えば、多少の不安感はあるとはいえ、それを日本のせいにする台湾人はめったにいない。不満の矛先を向けているのは台湾政府に対してであって、ましてや暴動寸前というのはまったくのデタラメである。死亡者の95%に基礎疾患があり、とくに透析を受けている方が多い。そのほか認知症や糖尿病、高血圧、腎不全、冠状動脈性心疾患、がん、心臓病といった慢性病を抱え、寝たきりの方もいた。また、台湾では祝日となる端午節(2021年6月14日)で食べるチマキをのどに詰まらせた人や、接種前に転倒して死亡したといったデータも紛れ込んでいたという。
一方で、新型コロナウイルスを原因とする死亡率は、台湾は突出して高い。介護施設でのクラスターや家庭内感染など、高齢者への感染が広がっているためだ。だからこそ、高齢者への接種が一刻も早く望まれていたタイミングで到着したのが、日本が提供したアストラゼネカ製ワクチンだった。
セン教授はまず、学問上の「致死率」とは「確診死亡数」÷「感染確診総数」で算出される数値と説明した。つまり、致死率が4.81%とは、新型コロナウイルスに感染したと確認された100人当たりで4.81人が死亡していることを示す数値だ。セン教授は、台湾と日本における、年齢別の死者数や致死率の違いに注目した。台湾も日本も、年齢が高くなるほど致死率が上昇するのは同じだが、台湾では50-59歳における致死率が2.13%で、日本における高齢者までを含む全年齢を通じた致死率の1.41%をすでに上回っている。そして台湾では80歳以上の致死率が35%にまで達している。日本の同じ年齢層における死亡率は13%だ。
次に、死者数について比較した。日本では60-69歳、70-79歳、80歳以上と、年齢層が10歳高くなるごとに死者数がそれぞれ倍になっている。台湾では60-69歳、70-79歳、80歳以上の死者数に大きな違いはない。
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セン教授は、日台のデータを比較すれば、台湾における新型コロナウイルス感染症の治療には、改善の余地が存在するだろうとの見方を示した。特に、台湾では発症してから感染しているかどうかを検査して治療開始が遅れる現象が生じており、早期治療ができなかったために、重症化率が高まっているという。また、台湾では感染症発生の新たな波に医療が対応できなくなったことも、入院患者の生存率を低下させ、致死率を高めた原因の一つとした。
セン教授は、日本における20代の感染確認数が多いことにも注目した。日本では全ての年齢層のうち、20-29歳の感染確診数が最も多い。台湾では、20-29歳、30-39歳、40-49歳と確診数が増加していき、60-69歳でピークとなる。セン教授は、アジア一部地域についての7月5日までの人口100人当たりのPCR検査の延べ人数を紹介した。香港では2677人、日本では126人、シンガポールでは2326人、韓国では207人、台湾では63人という。
https://www.recordchina.co.jp/b879272-s25-c30-d0198.html

台湾では2021年6月14、15日から、日本が提供したアストラゼネカ製ワクチンの接種が、高齢者を対象として行われている。そして接種後に死亡が相次いでいるというニュースが流れ、接種を不安に思っている人も確かに少なくない。ただ、これは、接種への不安を感じている人の多い日本やその他の国々と同じ状況だ。 中央感染指揮センターの陳時中部長はこれに対し、同じくアストラゼネカ製を承認している韓国やイギリス、アメリカと比較して台湾が特別多いわけではないこと、死亡原因は追跡調査を行ってきちんと明らかにすること、ワクチン接種はリスクよりも有効性のほうが大きいことを強調した。
さらに言えば、多少の不安感はあるとはいえ、それを日本のせいにする台湾人はめったにいない。不満の矛先を向けているのは台湾政府に対してであって、ましてや暴動寸前というのはまったくのデタラメである。死亡者の95%に基礎疾患があり、とくに透析を受けている方が多い。そのほか認知症や糖尿病、高血圧、腎不全、冠状動脈性心疾患、がん、心臓病といった慢性病を抱え、寝たきりの方もいた。また、台湾では祝日となる端午節(2021年6月14日)で食べるチマキをのどに詰まらせた人や、接種前に転倒して死亡したといったデータも紛れ込んでいたという。
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