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韓国のスタートアップ企業躍進、上半期に4兆3500億ウォン投資誘致

韓国のスタートアップ企業が今年上半期に誘致した投資が過去最高だったことが分かった。 スタートアップ支援機関、スタートアップアライアンスが発表した「スタートアップ投資動向リポート」によると、韓国のスタートアップ企業は今年上半期に合計4兆3539億ウォン(約4160億円)の投資を誘致した。昨年通年の投資誘致額(3兆3488億ウォン)を1兆ウォン以上上回る規模だ。1000億ウォン以上の大規模投資を受けたスタートアップ企業も7社あった。投資件数は全体で512件で、前年同期(319件)を61%上回った。

分野別ではコロナ大流行で恩恵を受けたヘルスケア(58件)、電子商取引・物流(47件)、コンテンツ(45件)に投資が集中した。スタートアップアライアンスは「コロナによって健康に対する関心が高まり、非対面消費、映画・デジタルコミックなどのコンテンツ分野の投資が大幅に増えた」と分析した。 

今年上半期に特に目立ったのは米国など海外に本社を置く韓国系スタートアップ企業の躍進だ。減量支援アプリを提供しているスタートアップ「Noom」(本社ニューヨーク)はセコイア・キャピタル、サムスン投資ベンチャーズなどから総額6027億ウォンの投資を受けた。世界トップの字幕・吹き替え企業、アイユノ・メディア(本社ロンドン)はソフトバンク・ビジョンファンドから1800億ウォンの投資を誘致した。チャットアプリを開発したセンドバード(本社シリコンバレー)は1116億ウォンの投資を誘致し、韓国のスタートアップ企業としては12番目にユニコーン企業(企業価値1兆ウォン以上の非上場企業)になった。いずれも韓国人が創業した企業だ。

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上場または合併・買収を通じたスタートアップのイグジット(投資者による投資資金回収)も活発だ。合併・買収が29件、上場が4件あった。今年2月に映像チャットアプリ「アザル(Azar)」を提供しているハイパーコネクトが米マッチ・グループに2兆ウォンで売却された。韓国ではカカオがファッションプラットフォーム「ジグザグ」を1兆ウォンで買収したのが代表例だ。 世界的に見ても、今年上半期のスタートアップ企業の投資額が2880億ドルに達し、過去最高を更新した。米スタートアップ調査機関クリンチベースによると、今年登場したユニコーン企業291社(今月15日現在)で昨年通年(175社)を大きく上回った。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2021/07/21/2021072180006.html

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韓国は、大規模IT(情報技術)スタートアップ企業の中心地となりつつある。新ビジネスが誕生しているのは、バイオテクノロジーや配車サービス、オンライン決済などの分野だ。調査会社CBインサイツによると、韓国には現在、「ユニコーン」と呼ばれる評価額が10億ドル(約1107億円)以上の新興民間企業が10社ある。アジア太平洋地域では、人口がはるかに多い中国やインドに次ぐ3番目の数となる。

韓国の電子商取引(EC)企業クーパンは3月、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場した。ファクトセットによると、6日時点の時価総額は約690億ドル。ビデオゲーム開発会社クラフトンは、8月の新規株式公開(IPO)に向けて準備中で、調達額は最大4兆3000億ウォン(約4170億円)と、韓国取引所史上最大級となる可能性があると同社はしている。


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[ 2021年07月21日 08:34 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
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