韓国経済News

韓国経済を中心に北朝鮮・中国・台湾・日本そしてアメリカの経済状況を掲載するサイトです。
   
韓国経済 韓国社会 韓国政治韓国芸能 日本経済 日本社会 日本政治
韓国経済News TOP  >  韓国経済 >  7月の輸出は554億ドルで過去最高

7月の輸出は554億ドルで過去最高

7月の輸出が554億ドルを超え、韓国の貿易史上、過去最大の月間業績を達成した。世界的な景気回復に支えられ、半導体など15大主力品目の輸出がすべて伸びたおかげだ。

1日、産業通商資源部(産資部)によると、先月の輸出額は554億4000万ドルで、昨年同期比29.6%伸びた。1956年に貿易統計を取り始めて以来、7月だけでなく、月輸出額基準では最も多い金額だ。過去最高の業績は「半導体スーパーサイクル」で輸出好況を迎えた2017年9月(551億2000万ドル)だった。これで月間輸出額は3月から5カ月連続で500億ドルを突破した。1〜7月の累積輸出額(3587億ドル)も前年比26.6%伸び、11年ぶりの最高値となった。

半導体、石油化学、自動車など15大主力品目がいずれも2カ月連続伸びた。半導体の輸出は39.6%伸びた110億ドルで、7月基準で最も多かった。石油化学(47億2000万ドル)、自動車(41億ドル)がそれぞれ59.5%と12.3%伸びるなど、13品目が二桁の伸びを見せた。 世界経済の回復や輸出単価の上昇の勢いが続き、今年は輸出は6000億ドル、貿易は1兆ドルを超えるだろうという予測も出ている。国際通貨基金(IMF)、経済協力開発機構(OECD)などは、今年の世界交易成長率の予測値を軒並み8%以上へと上方修正した。

スポンサードリンク


しかし、デルタ変異ウイルスの拡散や原材料価格の上昇などは変数として挙げられる。輸出増加にも関わらず、原材料価格の上昇の勢いが安定しなければ、国内企業の収益構造が悪化しかねないからだ。韓国開発研究院(KDI)国際政策大学院のパク・ジン教授は、「輸出好況が国内のインフレーション圧力をもっと強めることができるため、これに対する対策が必要だ」と指摘した。
https://www.donga.com/jp/List/article/all/20210802/2829907/1

2013-12-16-tpp.jpg

2020年の韓国政府貿易統計によると、半導体の輸出額が991億㌦(約10兆円)と19年比6%増えた。ビデオ会議や遠隔授業の普及で幅広いIT製品の需要が増えた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で車や鉄鋼、化学などの主力産業は低迷し、輸出全体では前年比5%減の5128億㌦だった。品目別にみると、半導体に次ぐ一般機械が9%減の479億㌦、自動車は13%減の374億㌦、石油化学は16%減の355億㌦、鉄鋼は14%減の265億㌦だった。輸出金額で上位品目で前年比プラスとなったのは、半導体のほか医薬品、パソコン、化粧品など一部に限られた。

今年上半期、韓国の輸出額が初めて3千億ドルを超えたことが分かった。グローバル景気回復に後押しされ主力品目がそろって反騰した。産業通商資源部は1日、6月の輸出額が548億ドルで、昨年の同じ月より39.7%増えたと明らかにした。上半期全体では昨年の同じ期間より26.1%増えた3032億4千万ドルと集計された。上半期の輸出額が3000億ドルを超えたのは初めて。これまでの最高記録は2018年上半期の2967億ドル。

輸出地域の多角化も成果に挙げられる。上半期基準で9大地域のうち中東(-5.8%)を除く8市場への輸出が増加した。欧州連合(EU)に対する輸出が44.5%増え、最も高い増加率を記録した。インド(38.5%)、中南米(35.8%)、米国(34.6%)地域に対する輸出増加幅も大きい方だった。 産業部は「グローバル景気に敏感な中間材や消費財の輸出が、昨年の不振から抜け出して大幅に反騰したことが上半期実績に大きく貢献した」と評価した。加えて半導体、自動車、ディスプレイ、船舶など既存の主力品目の質的高度化がなされ、大幅な輸出反騰につながったとした。


関連記事

[ 2021年08月03日 08:39 ] カテゴリ:韓国経済 | TB(0) | CM(0)
コメントの投稿












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL

サイト内をキーワードや文書で検索
お問い合わせ

お問い合わせ
管理人 MON
連絡先 monma@asahinet.jp