三星がインテルを抜いた、半導体の四半期売上で3年ぶりに世界トップ
三星(サムスン)電子の第2四半期(4〜6月)の半導体の売り上げが、米総合半導体企業インテルを抜いて世界トップとなった。三星電子の主力のメモリー半導体の需要が急増したのが1位の理由だ。ただ、ファウンドリ(半導体の委託生産)分野をめぐって世界的な企業各社がし烈な競争を繰り広げているため、1位の座を巡る争いはしばらく激しくなる見通しだ。
2日、外国メディアや半導体業界によると、三星電子の第2四半期の半導体事業部門の売上げは、計197億ドル(約22兆7400億ウォン)だった。インテルは196億ドルで、三星電子がグローバル半導体の売り上げにおいて1位となった。インテルの売上げには、最近、SKハイニックスへの売却が決定されたナンド事業部などがあげた売上げが含まれている。これを除いて集計したインテルの売上は185億ドルだ。インテルは、1980年代から世界最大手の半導体企業として君臨し、グローバル売上1位の座を守ってきた。インテルが売上トップの座を三星電子に明け渡したのは、メモリー半導体の価格が高騰した2017年と2018年の「半導体スーパーサイクル(超好況期)」の時期だけだ。
第2四半期の売上の順位を分けたのはメモリーだった。新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の拡散後、世界的な半導体供給難でメモリー半導体の価格が高騰し、三星電子の売上が大きく伸びた。インテルの主力半導体であるパソコンおよびサーバー用中央処理装置(CPU)の価格は、相対的にメモリー半導体より少なめに値上がりした。米紙ウォールストリートジャーナル(WSJ)は、「メモリー半導体の販売価格はCPUより低いが、需要ははるかに多かった」と分析した。
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業界からは、メモリー需要の持続的な増加で、しばらくは三星電子が売上トップの座を維持するだろうという見通しが出ている。市場調査会社ガートナーは、今年のグローバルメモリーの売り上げが33%増になるのに対し、中央処理装置(CPU)の売り上げは4%増にとどまるだろうと予測した。新型コロナの拡散後伸びていたパソコンの販売成長の傾向が、最近鈍化していることもインテルには不利と言える。
ただ、ファウンドリ分野では、激しい競争が予告されている。インテルは最近、TSMCと三星電子が主導しているファウンドリ事業に進出すると明らかにした。インテルは最近、超微細工程半導体開発のロードマップを公開し、「2024年を基点に三星電子を抜いて技術主導権を引っ張っていきたい」と明らかにした。
https://www.donga.com/jp/List/article/all/20210803/2831845/1
サムスン電子がDRAMとNAND型フラッシュ市場の好況を背負に半導体売り上げ世界1位を再奪還した。2018年10-12月期にインテルに半導体王座を明け渡してから10四半期ぶりだ。ウォール・ストリート・ジャーナルは2日、「4-6月期にサムスン電子が売り上げ197億ドルを記録し、196億ドルを記録したインテルを抜いた」と報道した。先月29日にサムスン電子は4-6月期に半導体部門の売り上げが22兆7400億ウォンを記録したと明らかにした。同紙はこれをドル換算しインテルと比較した。
サムスンの半導体1位奪還は予想された結果だ。5月に市場調査会社のICインサイツは「メモリー半導体市場の復活とともにサムスン電子が4-6月期からインテルを抜いて半導体のトップランナーになるだろう」と予想していた。ICインサイツが予想した4-6月期の売り上げはサムスン電子が185億ドル、インテルが179億ドルだった。ほぼ同時期に市場調査会社のガートナーもやはり「DRAMとNAND型フラッシュなどメモリー半導体の供給不足が続くだろう」としながら、「メモリー価格の上昇はサムスン電子が今年インテルから半導体市場売り上げ1位を奪還する機会を提供するだろう」と分析した。
市場調査会社のトレンドフォースによると、先月のPC用DRAM汎用製品(DDR4 8Gb)の価格は前月比7.89%上がった4.1ドルとなった。この製品の価格は1月に5.26%上昇してから2カ月間横ばいだった。4月には26.67%上がったが5~6月は足踏みだった。四半期ごとに大規模取引が行われる半導体市場の特性のためだ。ただトレンドフォースは「新型コロナウイルスのパンデミックと大口顧客の在庫増加の影響で10-12月期にはメモリー価格上昇が止まる可能性がある」と分析した。続けて「10-12月期にはPC用DRAM価格が下がる可能性があり、サーバー用DRAMもやはり10-12月期に追加上昇は難しいかもしれない」とした。
2日、外国メディアや半導体業界によると、三星電子の第2四半期の半導体事業部門の売上げは、計197億ドル(約22兆7400億ウォン)だった。インテルは196億ドルで、三星電子がグローバル半導体の売り上げにおいて1位となった。インテルの売上げには、最近、SKハイニックスへの売却が決定されたナンド事業部などがあげた売上げが含まれている。これを除いて集計したインテルの売上は185億ドルだ。インテルは、1980年代から世界最大手の半導体企業として君臨し、グローバル売上1位の座を守ってきた。インテルが売上トップの座を三星電子に明け渡したのは、メモリー半導体の価格が高騰した2017年と2018年の「半導体スーパーサイクル(超好況期)」の時期だけだ。
第2四半期の売上の順位を分けたのはメモリーだった。新型コロナウイルス感染症(新型コロナ)の拡散後、世界的な半導体供給難でメモリー半導体の価格が高騰し、三星電子の売上が大きく伸びた。インテルの主力半導体であるパソコンおよびサーバー用中央処理装置(CPU)の価格は、相対的にメモリー半導体より少なめに値上がりした。米紙ウォールストリートジャーナル(WSJ)は、「メモリー半導体の販売価格はCPUより低いが、需要ははるかに多かった」と分析した。
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業界からは、メモリー需要の持続的な増加で、しばらくは三星電子が売上トップの座を維持するだろうという見通しが出ている。市場調査会社ガートナーは、今年のグローバルメモリーの売り上げが33%増になるのに対し、中央処理装置(CPU)の売り上げは4%増にとどまるだろうと予測した。新型コロナの拡散後伸びていたパソコンの販売成長の傾向が、最近鈍化していることもインテルには不利と言える。
ただ、ファウンドリ分野では、激しい競争が予告されている。インテルは最近、TSMCと三星電子が主導しているファウンドリ事業に進出すると明らかにした。インテルは最近、超微細工程半導体開発のロードマップを公開し、「2024年を基点に三星電子を抜いて技術主導権を引っ張っていきたい」と明らかにした。
https://www.donga.com/jp/List/article/all/20210803/2831845/1
サムスン電子がDRAMとNAND型フラッシュ市場の好況を背負に半導体売り上げ世界1位を再奪還した。2018年10-12月期にインテルに半導体王座を明け渡してから10四半期ぶりだ。ウォール・ストリート・ジャーナルは2日、「4-6月期にサムスン電子が売り上げ197億ドルを記録し、196億ドルを記録したインテルを抜いた」と報道した。先月29日にサムスン電子は4-6月期に半導体部門の売り上げが22兆7400億ウォンを記録したと明らかにした。同紙はこれをドル換算しインテルと比較した。
サムスンの半導体1位奪還は予想された結果だ。5月に市場調査会社のICインサイツは「メモリー半導体市場の復活とともにサムスン電子が4-6月期からインテルを抜いて半導体のトップランナーになるだろう」と予想していた。ICインサイツが予想した4-6月期の売り上げはサムスン電子が185億ドル、インテルが179億ドルだった。ほぼ同時期に市場調査会社のガートナーもやはり「DRAMとNAND型フラッシュなどメモリー半導体の供給不足が続くだろう」としながら、「メモリー価格の上昇はサムスン電子が今年インテルから半導体市場売り上げ1位を奪還する機会を提供するだろう」と分析した。
市場調査会社のトレンドフォースによると、先月のPC用DRAM汎用製品(DDR4 8Gb)の価格は前月比7.89%上がった4.1ドルとなった。この製品の価格は1月に5.26%上昇してから2カ月間横ばいだった。4月には26.67%上がったが5~6月は足踏みだった。四半期ごとに大規模取引が行われる半導体市場の特性のためだ。ただトレンドフォースは「新型コロナウイルスのパンデミックと大口顧客の在庫増加の影響で10-12月期にはメモリー価格上昇が止まる可能性がある」と分析した。続けて「10-12月期にはPC用DRAM価格が下がる可能性があり、サーバー用DRAMもやはり10-12月期に追加上昇は難しいかもしれない」とした。
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